小好鮨 9月【大阪市 梅田/JR大阪】

友人と表記のお気に入りのお店で会食。次の予定まで30分しかない為に大急ぎディナーとなる。こちらのお店は通い出して20年になる。私にとって梅田のお気に入り寿司店ナンバーワン。阪急電鉄京都線阪急梅田駅茶屋町口より徒歩1分なので利便性抜群。
今年金婚式を迎えるご夫婦お二人で切り盛り。店も狭けりゃカウンターの中もかなり狭い。座ると入り口の引き戸が背もたれになるほどの狭さ。キリンの瓶ビールで乾杯して刺身盛りあわせ。

2014-09-11 19.21.58

最初に明石のタコと平目と鯛を盛り合わせにしてもらう。鯛はこの時期イマイチのが多いけどこちらの店のはしっかり脂がのって旨味も満点。しっかり塩揉みされて大きくカットされたタコはコリコリのプリプリで口の中がタコだらけになる。

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そのあと時間がないので急いで握ってもらう。まずはツブ貝。これもコリコリして口の中が海水浴状態になる。

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僕は遠慮したけど友人が頼んだご主人お勧めのマグロ三兄弟。カマ部分と中トロと別の部位分らしい。死ぬほど美味しいとは友人の弁。

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「目がかすむから鱧の骨切りは大変なんよ」・・・と言いながら出してくれた淡路の鱧は脂がよくのっていてかなり美味しい。

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赤貝は身とヒモでワンセット。味も濃くて独特の香りもいい。。

この店は席数が少ない(10席)ので入店するのがかなり難しい。特筆すべきは外国人客率がかなり高くて中国、韓国、アメリカ、フランス人を良く見かける。今年80才になるのご主人は雰囲気だけの外国語を話せるのでどこの国の人が来ても大丈夫らしい。

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名物の大振りあわびちゃんはこの店の一番人気。蒸したものも好きだけど磯の香が麗しいこの店ならではのネタとご主人の塩をかける所作がとても楽しい。一口でいただくと口の中が鮑だらけ。

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この店ではネタはすべて「ちゃん」づけで呼ばれるのは周知の事実。生の肝が大好物で私の元気の源。冷酒ではなくて「冷や酒」の黒松白鹿をコップで所望する。鮑の肝と一緒に食すと元気がみなぎる。

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一週間昆布で締めた秋刀魚は脂がのってトロトロ。この日は客が少なかったのでご夫婦の漫談のような掛け合いもゆっくりと楽しみながら寿司を食べ続ける。いつもながら店が小さいので周りの客とすぐに仲良くなる。外国人でも同様である。外国人を客全員で相手するのが超楽しい。近くに済生会病院もあるので医者も多い。普段同様この日もご主人の親父ギャグも切れ味満点。

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雲丹は北海道産。70才後半の女将さんも陽気ででとっても楽しい。ミシュランがなかった時期にガッザットサーベイで帝国ホテルの久兵衛よりもこちらのお店が得点が高かったことを思い出す。。そのときも「ほんまかなわんねん〜」とよく言っておられた。

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大きな一本付けの穴子は柔らかいだけじゃなくて味がいい。大振りだけど味がかなり深くて魚を食べてる感満載。

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最後は海老で〆。冷凍の海老だけどよく肥えていてとても美味しい。子供のころ両親が小さな寿司店をしていて小学校から帰った僕に母が「今日のおやつ」と言って海老の握りをよく作ってくれた。そんな話や私のマグロが食べられない理由の話をご夫婦としていたら時間が一気に経ってしまってそそくさと店を出る。この日は日本酒飲みまくって2人で「1億4000万円!」とのこと。

いつものように「安っす〜」と答えると続けてお釣りを「60億円!」と言われて渡される。いつも大儲けした気分になる。予約不可なので開店と同時に入店するのが確実。トイレはないのでDDハウスでお願いします。

大阪市北区芝田1-3-12
06-6372-5747 日曜 水曜休み

大阪市 梅田/JR大阪 寿司