2010年10月

シェリークラブ

高台寺の横の石掘小路にあるシェリー専門店。。銀座6丁目に本店がありシェリーの品ぞろえでギネスに掲載されていると言っていた。京都のこの店でも45種類以上のシェリーを取り揃え、飲み比べやスペイン料理とのコラボを楽しめる趣向となっている。シェリーワインリストなるものもありドライと甘口、軽めと重めのものが自在に選べるようになっている。自分の好みや、飲みたいものバーテンダーと相談しながらオーダーする。すべてのグラスシェリーが945ワンプライスは分かりやすい。小皿にオリーブ、ドライトマトなどを突き出しを出してくれる。 dorinku1.JPG 最初は食前なので軽めのドライの「ラハンダ」を所望。ティオペペがドライシェリーで有名だがもっと味のある感じである。。その次が辛めのやや重のプリンシペをいただく。これも秀逸。 途中で樽に入ったシェリーをベネンシアドール公式称号資格認定試験を受け、また日本の選手権でグランプリをとったと聞く、べっぴんの岸本美智子さんが華麗かつダイナミックな見栄えでシェリーの魅力と風味を最大限に引き立てる「ベネンシア」を披露されていた。高く振り上げたベネンシアという杓をしならせて、キラキラと輝きながら流れ落ちるシェリーは限りなく美しく、またシェリーがしっかりと空気に触れることにより、その豊潤な香りが開くといわれる。 takosheri.JPG 食事はタコをオリーブオイルと岩塩で煮込んだもの。。。これはドライシェリーにぴったり。。 シェリーのおさらい。。。シェリーとはスペイン、アンダルシア地方の南西、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街とその周辺で造られる白ワインの一種で、ブランデーを添加して造られる酒精強化ワイン。製法の違いによりさっぱりした辛口から濃厚な甘口まで造られ堪能できる。スペインが世界に誇るワインといわれる。(受け売りです) yasaimusi.JPG タジン鍋で蒸された京野菜盛り合わせはピリッとしたマヨネーズでいただく。。。シェリーもヘビーになればなるほど色も濃くなり味も熟成感がでて紹興酒の様になってくる。 dorinku2.JPG 3杯目はかなり濃い目でレヘンテを所望する。。。甘くて濃いいシェリーはたまに食後にいただくがこれはこれで油っこいものとかにもベストマッチ。。。その隣は仕上げにいただいたドライビールのアンダルシア。。。。これもまた秀逸である。。。ピアノ曲「アンダルシアの思い出」が脳裏に響く。。。。 ああスペイン行きたい。。。。。。 guratansheri.JPG カボチャのグラタンは姫南京にブルーチーズを詰めて焼いたものでこれも熟成されたシェリーにドンピシャ。。店員の方もとても親切。。。ゆったりとした時間を楽しませてくれる。。 paeriasheri.JPG 魚介のパエリアはどこでもいただけるのでチョリソと野菜のパエリアを所望する。。。日本人の好みにしてあるが米一粒一粒に味がしっかりとコーティングされてシェフは以前和食の職人だったらしく実に大胆かつ繊細な内容である。。。建物も大正時代の蔵を改装。。かなり風情あり。。。。 詳しくはこちら シェリーくらぶ 京都市東山区下河原町489番2 075-525-2201 月~土曜日 17時30分~23時30分 日曜日 15時~22時 定休:水曜

しぇりークラブ 京都・石塀小路ワインバー / 祇園四条駅東山駅河原町駅

レストラン 京都市

とくを

京都での会合の前に知人と会食。。。 前から気になっていた知り合いのグルメサイトにでまくっている「とくを」さんへ。。御主人の名前も徳尾というらしい。。昼のお任せランチ5000円を所望する。 sakiduketokuo.JPG 先付けは3種。筋子を丁寧にほぐし醤油漬けにしたもの(これはかなり旨かった)と。鯛の出汁の煮こごり。黒ゴマ豆腐の上に雲丹の乗ったもの。。。これでまず生ビールを一杯飲んでしまう。 けれんもなく器もそう特別なものではないのだがいい意味で安心して食せる。。京都ならではの「どうや!」って感じがないのが実にいい。。 tukuritokuo.JPG お造りは赤身がだめなので平目、剣イカ、貝柱。。。ヒラメもかなり大ぶりにカット。。剣イカも大きなサイズで味がよくのっていた。。それをしっかりときりつけておられ食べ応え満点。。。ここが人気の秘訣か。。。サービスをされている女性がまたいい。。言葉のかけかたや気遣い、目の優しさや表情など実に慈愛のある接遇でこれもこの店のいい空気を作る要因となっている。。 これぞほんまもんのホスピタリティである。 kamonasutokuo.JPG 賀茂なすの海老そぼろ餡かけもどこにでもある京都の料理だがどこよりもうまかった。。。これ以上は言いようがない。。料理全般がこれ見よがしの派手さはないが一品一品 きちんと手がかけられている 。 sawatarayuantokuo.JPG 濃いくて旨口の日本酒を所望すると青森の田酒が出てきた。鰆の幽庵焼とセロリのキャラ煮、ホタテの焼き物の3店盛りとこのお酒は実にベストマッチ。素材がかなりいいものばかりである。 この内容でこの価格はリーズナブルだと思う。 kamomanju.JPG 鴨饅頭は鴨のそぼろをじゃがいもとユリ根を裏ごしたもので包んだもの。それに山葵を乗せた餡かけ。。。上から見ただけで旨いというのがわかる。。。ふかふかでたおやかでほんまにうまいな~としみじみつぶやいてしまう。。。 hamoasupara.JPG アスパラを名残の鱧で巻いてクラッカーの衣を付けて揚げたもの。これもよく見る料理だが鱧は脂がのりまくってそれも4切れついていて内容も量も満足させてくれる。。。 jakogohantokuo.JPG じゃこご飯のじゃこはカリカリと揚げたもの。。これはこれでかなり旨い。この時点でお腹いっぱい。。。 kurotonyupurin.JPG デセールは黒豆豆乳のパンナコッタとフルーツの盛り合わせ。。奇をてらわないきっちりと伝統の料理を受け継いでいかれる京都の料理人さんのお一人である。多分年齢は40前か。。。   京都市下京区木屋町通仏光寺上ル(東側)天王町151 電話 075-351-3906 11:30~14:00、17:00~22:00 日曜休み カウンター10席、座敷昼は要予約、夜は予約が望ましい 昼コース5250円、夜一品料理1500円~、コース7875円、10500円、15750円。

とくを懐石・会席料理 / 河原町駅祇園四条駅清水五条駅

和食 京都市

豚楽【大阪市 難波】

いつも伊賀上野の釜元に直接食器を買いに行くところがあるんだけど その途中に豚料理の超繁盛店がありその出店が千日前に豚丼専門店として最近オープン。 釜たけうどんの斜め前で見た目はカフェのよう。。接待の女性も麗しく好印象。 とんトロの部分をトロトロに煮あげたどんぶりもあるんだけどスタンダードな豚丼680円を所望する。 butadonbutaraku.JPG 出てきた豚丼はたぶん肩ロースを炭火でタレを付けて焼き上げたもの。。並みの量だがボリュームは満点。私どもも奈良のお店で豚丼を出しているのでとても興味があったのだが。。。。 一目見て食べる前からこれは間違いなく旨いとわかるたたずまいであった。 具の入っていないお吸い物は豚の旨み凝縮。。。ああこの手があったかと目からうろこ状態。。 吸い物のコクは素晴らしかった。。 炭焼きにされた豚丼は香ばしくて豚の脂の甘さとタレの甘さがベストマッチ。。。かなり完成度は高い。。 好みになるけどうちの豚丼よりとっつきやすいし柔らかくてうまいと感じた。               ↓ new3.jpg 一言でいえば綺麗な優しい澄んだ味がする。。(さっそくわが社の豚丼に改善命令をだす) この店そのうち間違いなく行列できます。。。。 大阪市中央区難波千日前9-1-1F 東道具屋筋  

大阪市 難波 和食