カテゴリー:その他料理

Ikedaya BBQ style  8月【大阪市 東天下茶屋】

阿倍野にある自宅近くの表記のダイナーを散髪帰りに訪問。阪堺電鉄の東天下茶屋駅直結で横に細長くて天井の高いお店は昭和40年代の駅舎をリノベーションしたもの。

BBQという名前だけど炭焼きイタリアンといったほうがぴったりくる感じ。煙もないし自分で調理することもない。シェフの調理技術が突き抜けていてケレンのない素材重視のかなり美味しい食事をすることができる。

定期的に産地直送の野菜マルシェやスパイスカレーの間借り営業を始め様々なイベントがある地元密着のおしゃれなお店。この日はお店の夏祭りということで店前でたこ焼きを焼いたり野菜マルシェがあったり金魚すくいなどもあり地域の家族づれで大賑わい。

産直の野菜の即売もあり価格も安くてかなり上質のものが揃う。店の奥には天然酵母を使ったハード系のパンを製造販売するベーカリーが併設。サワーパンやバジルを練り込んだ食パンやスコーンなどは絶品。

お酒のサブスクもあって(1ヶ月680円で全てのドリンクが何杯飲んでも1杯220円〜)もかなりお得過ぎていつも飲み過ぎてしまう。

この日はイベント用のメニューで全て紙皿で供されるが全く気にならない。ポテトサラダはワンランク上の美味しさでビールにピッタリ。ヒイカとナスとアンチョビ600円、有頭海老の炭火焼きハーブソース300円、唐揚げ650円、ソーセージ450円、タコの炭火焼きトマトのサルサソースなどをワインと一緒にいただく。

雰囲気も良くて食事も美味しいいい店です。

大阪市阿倍野区阿倍野元町6-25
火曜日定休(夜の営業時は木金土日のみ)

大阪市 東天下茶屋 その他料理

餃子の248【大阪市 新大阪/西中島南方】

西中島にある表記の餃子居酒屋を社員君と訪問。「248」と書いて、ニシヤと読む。駅から東に5分、エレベーターのないビルの3Fに位置する。物が雑然と置かれている店内はカウンター6席と掘り炬燵の席がある。客層は界隈の会社員グループが多い。この日も満席とのこと。

最初に生ビールをいただいて選べる突き出し3種を所望。「枝豆」「やみつき胡瓜」と「アボガドラー油」をチョイス。メニューは餃子が数種類と居酒屋メニュー、中華料理メニューなど。

スタッフさんにおすすめを聞いて餃子を注文する。

最初に看板メニューの「248餃子400円」が登場。容姿は羽がいっぱい付いたカリッと焼き込まれたミニ餃子。皮は薄めで餡は挽肉たっぷりでとても美味しい。餃子のタレは無色透明で酢が多めな感じ。そこに自家製のオリーブオイルを使用し、8種類の薬味を配合したというラー油を入れる。

このオリジナルのラー油とは別に山椒や青さ海苔がたっぷり入った自家製の「黒八味」やより辛味が強い「赤八味」などのスパイスをかけると一層の味変が楽しめる。

続いての「しそ餃子400円」は新生姜をおろしたものをつけて頂く。さっぱりしてとても美味しい。シーズナルメニューの「青唐辛子餃子400円」はしっかりと辛くてこの季節にピッタリ。「超エビ餃子450円」はプリプリのエビが入っていて焼き目の美味しさも相まってお値打ち感あり。

大阪市淀川区西中島3-12-5 桝谷ビル3F
火~木 17時~24時
金・土 17時~27時
定休日:月

餃子の248餃子 / 南方駅西中島南方駅新大阪駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 新大阪/西中島南方 その他料理居酒屋

北アルプス 雲ノ平山荘

早めの夏休みを取って山岳会の仲間と4日間、北アルプス縦走をして昨日帰阪しました。テントで3泊して雲ノ平にある表記の山小屋で1泊しました。

日本の最後の秘境と言われる雲ノ平は北アルプスの最奥部、黒部源流域の標高2,600m付近に忽然と広がる溶岩台地で登山口から2日かけてやっと辿り着く場所。草原の向こうには水晶岳が悠然と聳え立ち、谷を隔てて三俣蓮華岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、薬師岳、立山連峰などの名だたる山々が周囲を取り囲んでいる風景は圧巻。

オンシーズンなので宿は満室(といっても個室ではなくいくつかの大きな板の間に布団を際いて寝るスタイル)。1泊2食で14000円の宿泊料。昔の山荘のイメージを覆すような、清潔でこざっぱりとした設えにびっくり。掃除は行き届いていてスタッフさん達はとてもフレンドリー。壁には新進作家のアートが飾られていて食堂にはBGMでジャズが流れる。

こちらは山深い山荘なので水・食材・調理に使用する全ての材料や燃料等の物資は全て気象リスクとコストの高いヘリコプターで運ばれると言っておられた。

発電機等の燃料の限界があるために冷蔵庫も最小限で冷凍庫もわずか。それゆえにふさわしい食材や献立・メニュー開発・調理方法を余儀なくされる。食糧計画や小屋運営のみならず自然環境への負担なども重視しておられると言っていた。

こちらの山荘では食材は特にひじき・切り干し大根・麩・海藻・春雨などの乾物を多く使用されると聞いて納得。栄養も豊富で軽くて長持ちでいいとこだらけ。生鮮食品は根菜類や常温で日持ちのする卵も多く使用されるらしい。

この日の夕食は名物の石狩鍋。保存のきく根菜類をメインに冷凍で搬入されたと思われる大きな鮭の切り身が入る。味噌と酒粕の風味もよくて歩いて疲れた身体に染み渡る美味しさ。

翌日の朝食は5時から。質素だけどきちんと手作りされて上質で美味しい。出発時はスタッフさん全員がお見送り。自然がもたらす豊かな精神性を享受出来て、心からリラックスできる「人間の居場所」というか昔の日本の原風景を見るような宿でした。

富山県富山市有峰黒部谷割
046-876-6001

雲の平山荘旅館・民宿 / 立山町その他)

昼総合点★★★☆☆ 3.5

その他料理 甲信越地区