天ぷら

天ぷら こざき【大阪市 天王寺/阿倍野】

阿倍野区役所すぐ近くにある表記の天ぷら店を訪問。
メニューはコースのみで時間帯は17:30からと19:30からの2部制。カウンタ−8席だけなので予約がなかなか取れない事でも有名。この日は4000円のかき揚げのついたコースを友人とともに7時半の組で相伴する。ジャズのかかる清潔で明るい店内はとてもいい空気が流れる。ご主人もサービス担当の奥さんも愛想が良くてとても親切。

座付きは真っ白な胡麻豆腐。。ビールとともに頂く。。。。そのあとは鱚の背骨とお腹の筋部分、海老の足部分の唐揚げ。。ビールが進みまくる・・・鯛の子を山椒を入れて甘く炊いたものと続く。

天ぷらの扉は車海老。薄衣で少しだけ水分を残しあえてカリカリに仕上げない東京の名店「近藤」と同じテイストの揚げ方。海老が一番甘く感じるように衣で蒸し上げる。続いて海老の叩いた身を大葉で包んだもの。旬の鱧は梅肉で頂く。

旬の松茸は傘の部分と軸の部分を分けて2回で提供。傘の部分は香り高く、軸部分は歯ごたえがいい。酢橘と塩で頂く。

この日一番美味しいなあと思ったのは「オクラ」。どこでもあるようなものだけどどこにもない揚げあがり。。夏の終わりを感じる・・

中骨を取って身をあわせた「鱚」はふかふかの食感。山椒の入った大根おろしで頂く。驚くほどの美味しさ・・・日本酒に切り替えてマリアージュを楽しむ。

対馬産の脂ののりまくった穴子は尻尾の方をリクエストする。天つゆをたっぷりつけて頂くと旨味と脂と出汁が混じりあってまさに口福である。味の余韻がいつまでも残る。

徳島産の蓮根は新蓮根で歯ごたえがいい。満願寺唐辛子も夏の味わい、さつま芋は揚げてからしばらく蒸らす。。これも天ぷら近藤と同じ手法。。。あまりに甘くて美味しいので悶絶してしまう。

最後の車海老のたっぷり入った「かき揚げ」はご飯とそのままか、天バラか天茶か天丼を選ぶ事が出来る。天茶を所望するとあっさりと頂けた。コスパも最高で予約が難しいわけが理解出来る。食後も全然もたれない。。。天ぷらを食べた事を忘れるくらい。。

電話予約は大変なので10月の予約をして帰りました。。

大阪市阿倍野区松崎町4-11-38
06-6628-0063
営業時間17:30~21:30

 

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27033152/?tb_id=tabelog_50b17a79d3cf44eb5aabfafa2ac1e175885b1e5b”>てんぷらこざき</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010301/”>天ぷら</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R8907/rstLst/”>文の里駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R4979/rstLst/”>昭和町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R8400/rstLst/”>美章園駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 

大阪市 天王寺/阿倍野 天ぷら

天ぷら かきあげ 新次郎

名古屋・東京で激安居酒屋の「やきとり しんちゃん」というお店を30店舗くらい展開している知人が新業態の店を作ったという事で見学に行く。名古屋から名鉄に乗って鳴海という駅でおりて徒歩12分。鶏料理店の居抜き物件だけど視認性も良くて立地もとてもいい。

看板商品の天丼は463円のワンコイン。 今回は小天丼417円(税別)を所望する。ほどなく提供された天丼は海老、鶏肉、鱚、かぼちゃ、三度豆がてんこ盛りとなっている。
天つゆの味も量も手作り感があってとてもいい。驚いたのは海老の大きさとその品質。

チェーン店でよくある伸ばし海老ではなく加水されていないものを丁寧に手切りされている。これは一口頂くとそのボリューム感とプリプリの歯ごたえとその美味しさに圧倒される。天丼は海老が命なのでかなり選び抜いたものであろう。油はキャノール油、野菜はすべて生を使用。。ちなみに上天丼621円は海老が2本。すべてみそ汁付きなのも嬉しい。

名物の海老のかき揚げを単品で注文する。(丼だと621円、定食だと787円)これも 素材が良くてボリュームもあって食べ応え満点。

丼とそばのセットなども合って使い勝手はとてもいい。駐車場も15台あって利便性も高い・・・この店も一気に拡大しそうな気配でした。。

名古屋市緑区浦里3-316
17:00 – 23:30
無休
052-746-1878

天ぷら 東海地区

天ぷら 沼田【大阪市 天神橋筋六丁目】

今月半ばに天神橋筋7丁目にある「天星」というカジュアルだけど本格的な天ぷら屋で昼食を頂いた。思いのほかハイクオリティーなのでスタッフの方から色々お話を聞いていると。隣に同じ経営で夜のみ営業の完全予約制のハイエンドな店もあるということでその場で予約させていただく。お店の厨房部分が繋がっていてスタッフが行き来される効率のいい設計。

小さな看板が目印の目立たないファザードで店内はL字カウンタ−10席のみのキャパシティ。超人気店なので当然の事ながら満席状態。料理はお任せコース11000円(税・サ別)のみ。一人で天ぷらを揚げる30代前半の若きご主人と女性スタッフ2名できりもり。

食事の扉は旬の肉厚の蛤を煮浸しにしたもの。レアに火入れされた蛤と木の芽の香りが春を感じさせる。続いてパリパリに揚げられた海老の手の部分の唐揚げ(蜘蛛手と言う名前と昔どこかで聞いたことがある)をアンデスの岩塩と沖縄の塩を混ぜたもので頂く。車海老は最初はミディアム、2本目はレアで供される。衣はパリパリした感じでなく限界に近いうすば蜻蛉の羽のごとき水分のあるしっとりした薄衣が特徴。

続いて男性の指2本分くらいある極太のアスパラガス。固さが残る根っこ部分5㎝は廃棄。最初にミディアムに火入れした頭部分が供され、続いてしっかり揚げた軸部分と続く。

ご主人が「この時期はいい小魚がないんですよ」・・・と言いながら鱚登場。一口目はレモン塩で2口目は大根おろしたっぷりの天つゆで頂く。そのあとはカラリと揚げられた骨せんべい。

続いてアクの全くない徳島産の筍。頭部分は外して5匹くらい並べ、大葉で包んで揚げられる白魚はホクホクの舌触り。生産地が北海道の2カ所しかないらしい月光百合根。一口目は生で供され、シャリシャリした梨のような歯ごたえのあとに強烈な甘味を感じる。当然の事ながらアクや苦味は感じない。続いて火入れしたものが供される。昔に料理屋さんで同じものを丸々一個蒸し焼きにして美味しく頂いた記憶が蘇る。

この日はたまたま仕事で梅田の阪急百貨店にいたので地下のワイン売り場で責任者のお方に予算1万円で天ぷらにぴったりのものの選定をお願いするとボルドーの白ワインのヴァランドロー2012を間違いないとお勧めいただく。それを持ち込ませていただき(*抜栓料3000円必要)天ぷらとのマリアージュを楽しむ。辛口だけどフルボディで果実味もあってとてもふくよか。お勧めいただいたプロの店員さんの知識に感心。

ネットでワインを買うと並行輸入のものは定価から2割くらい安く買う事が出来るがこちらの百貨店は正規のインポーターを通しているのでラベルが剥がれていたりすることもなく人に差し上げたりする高額なものは絶対に阪急百貨店と私は決めている。

これからどんどん美味しくなる旬のアイナメは骨を一本ずつ外して供される。口直しの髪の毛くらいの細さにカットされた長芋の素麺の技術にビックリ。米粉と塩を合わせた淡雪塩をかけた海老すり身射込みマッシュルーム。塩気が立たないのが嬉しい。
アオリイカは包丁目がしっかり入ってとても柔らか。素材の甘味もしっかり感じる事が出来る。

こちらのお店はワインやシャンパーニュー、日本酒も豊富に揃えられていて、ワインのあとでソムリエさんお薦めの日本酒をいくつか頂く。それとともに振り柚子をした小柱と熊本産の塩とにがりを土に噴射してつくる塩玉ねぎ。長時間火入れされて甘さ爆発のホクホクの仕上がり。たっぷりの大根おろしを入れた天つゆで頂く。

このあと籠に盛り込まれた色々な野菜の中から2種類好きなものを選んで揚げていただくという趣向。私は徳島産の蓮根と走りの蕗の薹を所望する。

友人の選んだ最近よくいただく赤茄子、一寸豆も少し分けていただく。そのあいだにガラスの鉢で泳ぎまくる稚鮎のプレゼンテーション。別料金であるが頼まざるを得ない・・・

限定品の「黒龍のしずく」とともに凛とした立ち姿の稚鮎を頂く。内臓の苦味が心地いい。超高級食材のチャービルの根っこを発見。フレンチでは頂いた事があるけど天ぷらでは初めてなので追加で所望する。見た目は菊芋のような感じだけど甘くてホクホクしてこの店でしか食せない味わい。

最後に椎茸も追加。今まで知りうる椎茸の天ぷらにはない美味しさに感動。〆は天茶、天丼、玉子かけご飯、天むすの4つから選ぶ。

おすすめは玉子かけご飯らしいが腹パンなので天茶を所望する。熱いほうじ茶の入った茶漬けに揚げたての活車海老がビックリするくらい入ったかき揚げがジュンと入る。海老の香りとかき揚げの油がほうじ茶に相まって驚く美味しさ。

デセールはドラゴンフルーツにパール柑のゼリー掛け。グレープフルーツの親戚筋らしい。

友人が選んだ店主お薦めの卵かけ御飯はまずは卵の黄身を天ぷらにしてご飯に乗せる、一口目はそれに醤油をかけて頂く。2口目はメレンゲに白トリュフを入れたものをかけて頂き、最後は揚げたての小さくカットした活車エビの天ぷら(店主は天かすと呼ぶ)をかけて頂くという趣向。

これを見て私も卵かけ御飯にすれば良かったと激しく後悔・・・天ぷらの油は途中3回入れ替えるので最後まですっきりと味わう事が出来る。食材もピンのものを選びに選び抜かれたものばかり。この日はいい穴子の入荷がなかったとのこと。同業の老舗店は界隈にたくさんあるけど、今回はケレンなく王道のストロングスタイルで勝負される若き店主の仕事に感動する。滞在時間3時間があっという間に過ぎる。。

忙しいのにわざわざお店の外までお見送り。恐縮です・・・・

大阪市北区天神橋7丁目10-9
06-7654-7599

隣にある姉妹店の天星の過去記事はこちら

大阪市 天神橋筋六丁目 天ぷら