和食

お料理 しん乃【大阪市 天神橋筋六丁目】

天神橋筋六丁目にある表記の和食店を訪問。このブログの読者さんの推薦のお店。大阪メトロの堺筋線の天神橋筋六丁目駅の13番出口から南に徒歩1分程の昭和の風情満載のる路地裏住宅街の一角に位置する。環状線天満駅からも徒歩5分。

コンクリートと白をベースにした和モダンの内装はカフェのような感じでTシャツとキャップにエプロン姿の若いご主人と奥さんの2人で切り盛り。キッチンの見えるカウンター8席と2階にはテーブル席があると聞き及ぶ。メニューは月替わりのコース税込み8000円のみで日本酒5種のペアリング付きで10000円もある。今回はペアリングコースを所望する。

ガラスの器に入った先付けは春の白和えで鴨肉、菜の花、金柑、トマト、ホワイトアスパラの上に出汁のジュレが掛かったもの。

続いてはマスカルポーネチーズ、奈良漬、林檎ジャムの入ったあん肝最中。これは日本酒と相性がとてもいい。続いての刺身は皮目を炙った鯖、鰤に卵黄味噌を乗せたもの、ハリイカが一皿ずつテンポ良く供される。

若竹の煮物椀は蛤の出汁がしっかり入っていてパンチのある塩味の高い味わい。どの料理も全体的にしっかりとした味をつけられている。

八寸(写真撮り忘れ)は白菜お浸し、鯛卵と蕗の煮物、雲子オイル煮、ホタルイカ沖漬け、煮鮑と烏賊味噌、鯖寿司、数の子とチーズ、唐墨など盛りだくさん。鰆西京焼きには蕗味噌が添えられていてお酒がよく進む。真紅の器に盛り込まれた桜海老さつま揚げには生姜餡がかかる。

最後は桜鯛の土鍋ご飯で締め。残ったご飯はおにぎりにしてお持ち帰り。自家製の抹茶カヌレもとても上質でお腹いっぱいになりました。これだけ食べて飲んで10000円は安いと思う。

お酒も料理に合う珍しいお値打ちのものばかり。ごちそうさまでした。

大阪市北区 浪花町10-3
06-7506-1388

大阪市 天神橋筋六丁目 和食

米増 3月【大阪市 福島】

数年来毎月通う表記の和食店を友人と訪問。この日は17時半から9名で一斉スタート。現在、関西屈指の予約困難店で11月までは予約がいっぱい。最近は常連客の予約だけで新規客は受け付けておられないと聞き及ぶ。コース料理の値段は使用される食材によって変動。この日はお酒を少しいただいて23000円に税金とサービス料のコース。

大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた46歳になる温和な人柄のご主人の茶味あふれる料理が口によく合う。かが万の修行中に週に一回お茶の稽古があったと聞き及ぶ。料理もさながら接遇も一級品で常連客、新規客の分け隔てなく丁寧にカウンター越しで楽しく話をされる姿も美しい。料理は奥のキッチンで行われ目の前で刺身の切りつけや盛り込みなどをされる。お弟子さんは調理師学校卒業の3名(4月からさらに1名入店)で奥さんの柔らかいサービスも秀逸。

この日の床飾は店主の米増氏の娘さんの作。最近は料理もさながら、これを見るのが楽しみになっている。

料理の写真掲載は控えるルールなので忘備録として献立のみ記します。

・座付 練りたての蓬豆腐(止め辛子)、桃の花弁を浮かべた白酒
・低温で火入した飯蛸の飯蒸し(振り柚子)
・蛤(桑名)の潮仕立て、若芽(鳴門)と筍(合馬)
・2kgオーバーの白甘鯛(宇和島)大根おろし、とろろ昆布、山葵
・ミル貝と剣先烏賊、菜の花
・白魚に叩いて魚醤で味をつけた蕨・蕗のとうを添えたもの
・渡蟹(坊勢)の身と卵と味噌を味付けしたもの。
(熱い茶碗蒸しと一緒にいただく)
・黒メバルと筍の煮物
・釜炊きご飯とお供(あさり時雨・花山葵・アカモク)
・晩白柚(熊本)とせとか(高知)に炭酸ゼリー
・練りたてのわらび餅と薄茶

酒豪の友人と一緒付だったのでこの日はお酒を5種類いただきました。

過去の米増はこちら

大阪市北区大淀南1-9-16

大阪市 福島 和食

三ツ輪食堂 3月【大阪市 大国町】

かれこれ40年以上通っている大阪木津卸売市場にある表記の食堂を午前中に一人で訪問。大阪メトロの大国町駅、南海高野線の今宮戎駅から徒歩3分の場所に位置する。店の周りにはインバウンドで行列する海鮮丼屋や鰻料理のお店が並ぶ。早朝からお昼までの営業だけど客のビール注文率がかなり高い。2列に並んだカウンターのみの狭い店は雑然としていて神経質な方には厳しいかもしれない。

入店すると「今日は〇〇と・・・・・がオススメですよー」と必ずアナウンスいただくのもありがたい。カウンターの上には大きな鉢に野菜の煮物など数種類のばんざいが並ぶ。。ショーケースにはその日入荷のお造りや焼き魚などが置かれていてどれをいただいても間違いない美味しさ。

メニューはショーケースの中の単品以外にデラックス天丼、お造り定食、天ぷら定食、エビフライ定食、焼き魚定食などいろいろある。お店のシグニチャーメニューは「肉巻き」で大きな出汁巻きの中に甘辛く炊き込んだ国産牛肉を挟み込んだもの。単品だと850円でご飯と味噌汁がつく定食だと1350円。

お店は現在78歳の邦夫さんと弟の益雄さんのご兄弟2人で店を切り盛り。常連のお客さんの名前と好みの食事を全て覚えているのはさすが。

最初にショーケースの中にあった海苔と卵で魚を巻き込んだ錦糸巻きを所望する。この日は鯵の締めたものと明太子、青菜、生姜などが中に入る。これをおろし生姜の入った三杯酢につけていただく。

「お待っとうさん〜!」と言って出される名物の肉巻き玉子が到着する。あっさりした味つけでふわふわ食感。半熟に仕上げているのでご飯ととてもよく合う。自家製の漬物も美味しい。

味噌汁を粕汁に変更(プラス50円)する。このかす汁も名物で「だし感」がいい。鰹昆布出汁に魚の出汁が入って貴い味わい。

市場の中の駐車場は駐車券を宝くじ売り場に持っていくと2時間無料のサービス券が発行されます。ランチタイムもいいけど朝の訪問が個人的にはオススメです。

過去の記事はこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-8木津卸売市場内
営業時間5:00~13:00
定休日 日曜、祝日、第2第4水曜

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