検索結果: ちく満

ちく満 リニューアルオープン

堺の大道通りにある表記の蕎麦店を訪問。ここ数年ずっと改修工事をされており、今年の年始からリニューアルオープン(駐車場や以前の建物の取り壊し工事等はまだやってます)でかなり格好のいいお店に変身された。平屋の店内は整然と並ぶテーブル席と以前の店を彷彿させる小さな小上がりのみ。

こちらは創業は1695年(元禄8年)という驚くべき老舗。以前の店舗はセメント工場か資料館のような外観だったけどその2階の座敷はびっくりするような立派な木材を使用してあったありかなり古い調度品など見所満載の文化財のような建物だった記憶がある。シロアリのせいで建物の基礎がダメになったので苦渋の建て替えとご主人が言っていた。隣接する大きな厨房ではスタッフさんが一心不乱に蕎麦を茹でている姿が見える。

昔からメニューは変わらずの「せいろそば」のみ。注文は1斤(いっきん)800円もしくは1斤半1500円のみで、2斤以上食べたい場合はお代わりをする。この日は1斤を所望する。

30cm四方の蒸籠のふたを開ければ湯気でメガネが曇る。生卵がつくのが特徴的。熱々の濃いめのだし汁と薬味を入れてから、ふわふわでふにゃふにゃの蕎麦をつけていただく。コシが全くない角が取れたソフトな食感でもう慣れたけど摩訶不思議な味わい。卵が出汁と蕎麦に絡んで歯がなくてもたべれるような感じ。これが328年間続いてきた伝統の味わいなり。

そして最後は蕎麦湯で〆る。卵の味が効いていてとても美味しい。お店はいつも満席で超繁盛店であることは間違いない。歴史に培われた価値がこの店には間違いなくある。。30年くらいずっと値上げもしていないことにもびっくり。

過去のちく満はこちら

堺市堺区宿院町西1-1-16
TEL:072-232-0093


カテゴリー 堺市, 蕎麦 |

ちく満

お盆に母親と父の墓参りをした後で表記のそば店を訪問。生前父親が好きな店でよく一緒に連れて行ってもらった子供心の記憶がある。ちなみに創業は1695年という驚くべき老舗。

建物の外観は蕎麦屋というよりは何かの工場のよう。大きな座敷が1階と2階にある。その横の厨房では若い職人さんが一心不乱に蕎麦を湯掻いている。食べ物メニューはせいろそばのみ。小さなちゃぶ台を囲んで客全員が蕎麦を食している姿は壮観なり。

初回注文時は1斤(いっきん)もしくは1斤半のみで、2斤以上食べたい場合はお代わりをする。この日はせいろそば1.5斤1000円を所望する。1斤と1斤半の違いは普通と大盛りの差。

しばらくしたら湯気の立つせいろに入ったそばが到着。全卵がついているのが特徴的。薬味と熱々の汁でいただく、小麦粉の割合がとても多くてそれをこれでもかというくらいしっかり湯掻いているので蕎麦の歯ごたえやコシは全く無くふわふわの食感。

界隈にある普通の蕎麦とは全く異なる食感と味。最後の蕎麦湯がなんとも言えず美味しい。客観的にみるとどうってことのない蕎麦なんだけどたまにどうしても食べたくなる大阪ならではの懐かしい味。父親を偲びながらのいい御斎になりました。

堺市堺区宿院町西1-1-16
TEL:072-232-0093

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27003013/?tb_id=tabelog_19c853eb208da9eefbd24698b7d5b806cb2d6213″>ちく満</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/soba/”>そば(蕎麦)</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R4904/rstLst/”>宿院駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R6491/rstLst/”>寺地町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R1735/rstLst/”>大小路駅</a>)
<br />昼総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.0
</p>

 

 

 


カテゴリー 堺市, 蕎麦 |

ちく満

日曜日の朝は雨が降っていたのでランニングは中止にして友人と表記の店で打ち合わせランチ。この店は創業元禄8年という尋常でないレベルの老舗。創業してから300年以上たつということか・・・

場所は阪堺線の宿院の駅前。近くに先祖の墓があるので子供の頃に墓参りの帰りに父とによく連れてきてもらった記憶がある。お店の形状がとても変わっていて製麺場と言うか工場が併設されている。のれんをくぐると明治時代さながらのテレビドラマのセットのような設えとなっている。もしくは田舎の資料館って感じ。レジを担当している若き店主に番号札を渡されてその番号の靴箱に靴を入れて指定された席に座る。お店が混んでくると2階席に通される。

昼時はどういうわけか100席近くあるお店が満席となる繁盛店でもある。ままごと用のようなちゃぶ台をはさんで2人で座る。

注文はせいろそばの一斤800円または一斤半1000円のみ。蕎麦は一斤という数詞なのかとこの店で初めて知った記憶がある。食パンと一緒なのね。。

2013-09-08 11.12.07

まずは「つきだし」120円とビールを所望。鰹節にネギとワサビと醤油をかけたもの。。旨いとは思わないがまあこんなものと言えばこんなものか。

2013-09-08 11.43.50

そして蕎麦登場。。気のふたを開ければ湯気がでまくり。30cm四方のせいろなのでボリューム満点。そのせいろの上にだし汁、生卵、薬味。。見た目の通り蒸篭で蒸されたようにして出される蕎麦はふにゃふにゃの角の取れたソフトな伊勢うどんのような食感。

濃い目の甘辛い出汁に玉子をかき混ぜて麺を入れていただくと摩訶不思議な食感で濃い卵の吸い物に麺を浸けて食している感じか。京都の竹邑庵太郎敦盛という店でもこんなの食べた記憶がある。

時間が経てば更に柔らかく伸びてでろんでろん状態でお箸でつかめなくなる。卵が絡んで歯がなくても食べれる状態である。たぶん時間は気にせずに大量に湯がいて蒸篭に入れて放置していると思われる。

そして最後は蕎麦湯で〆る。卵の味がよく利いていてこれは秀逸である。創業以来このスタイルでお店を続けられていることに敬意を表すると共にこの店のデフォルトが蕎麦の原点かといつも感心する。

あとどっちでもいいことなんだけど

お店はいつ来ても改修工事中。私の記憶では30年前から工事が続いている気もする。建物自体の築年数は不明で、ある方からこの店は

いまだに完成していないと聞いたことがある。ひょっとして設計者はアントニオガウディか?

堺市宿院町西1-1-16
TEL : 072-232-0093
営業時間 : 10時30分-21時
定休日 : 月曜

ちく満そば(蕎麦) / 宿院駅寺地町駅大小路駅

昼総合点★★☆☆☆ 2.7


カテゴリー 堺市, 蕎麦 |