お盆に母親と父の墓参りをした後で表記のそば店を訪問。生前父親が好きな店でよく一緒に連れて行ってもらった子供心の記憶がある。ちなみに創業は1695年という驚くべき老舗。
建物の外観は蕎麦屋というよりは何かの工場のよう。大きな座敷が1階と2階にある。その横の厨房では若い職人さんが一心不乱に蕎麦を湯掻いている。食べ物メニューはせいろそばのみ。小さなちゃぶ台を囲んで客全員が蕎麦を食している姿は壮観なり。
初回注文時は1斤(いっきん)もしくは1斤半のみで、2斤以上食べたい場合はお代わりをする。この日はせいろそば1.5斤1000円を所望する。1斤と1斤半の違いは普通と大盛りの差。
しばらくしたら湯気の立つせいろに入ったそばが到着。全卵がついているのが特徴的。薬味と熱々の汁でいただく、小麦粉の割合がとても多くてそれをこれでもかというくらいしっかり湯掻いているので蕎麦の歯ごたえやコシは全く無くふわふわの食感。
界隈にある普通の蕎麦とは全く異なる食感と味。最後の蕎麦湯がなんとも言えず美味しい。客観的にみるとどうってことのない蕎麦なんだけどたまにどうしても食べたくなる大阪ならではの懐かしい味。父親を偲びながらのいい御斎になりました。
堺市堺区宿院町西1-1-16
TEL:072-232-0093
<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27003013/?tb_id=tabelog_19c853eb208da9eefbd24698b7d5b806cb2d6213″>ちく満</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/soba/”>そば(蕎麦)</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R4904/rstLst/”>宿院駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R6491/rstLst/”>寺地町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R1735/rstLst/”>大小路駅</a>)
<br />昼総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.0
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