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又三郎

休みの日は午前中は長居公園で走り込む。ランニングのあと普段は蕎麦を食しにいくのだがこの日はパンと泡という気分だったので界隈で人気抜群の炭火焼肉店の表記の店を訪問。

この店は焼き肉屋では珍しいオープンキッチン。入り口にはテイクアウトコーナーや総菜コーナーなど自社ブランドのお菓子なども販売。。パティシエがいるのでデザートもかなり本格的。。

敬愛する店主のせっちゃんの肉に対するこだわりと繊細な店内の造りや演出は特筆物である。ぱっと見た目はイタリアンかフレンチのお店のよう。焼き肉の空気は皆無である。店の看板には「THE BEEF WONDERLAND」と書かれている。

店の看板は炭火で焼く厚切りの熟成肉。。。しかしこの日は当初の目的通りローストビーフサンド(1200円)をいただく。

その前に店主のブログの中で見た試作品の熟成肉を使ったパテドカンパーニュが食べたくて金髪の料理長の大森君にお願いしたところ気持ちよく出てきた。。

霜降りのイチボ肉を使用とのこと。鶏のレバーなども入っていてしつこくなく澄んだ味わい。喉を通ったあとに熟成肉独特のミルキーで茶豆のような香りが鼻に抜ける。その香りととシャルドネ君とのマリアージュを楽しむ。

付け合わせのピクルスはミネラルが効いたシャブリでいただく。

ローストビーフサンドを一口ガブリといただく。。パサパサ感はまったくない。火の通っている表面部の塩加減もいい。
肉もおそらく小サシの入った赤身肉だと思うんだけどよい脂加減の部位なので非常においしい。ソースは白胡麻ベースでコクがあり相性もいい。
バンズはフォカッチャで表面のパリッと感とあとローストビーフとの相性もいい。

写真の肉は75グラム。150グラムのビックサイズもある。(2000円)

この店は店員さんの接遇が素晴らしい。付かず離れずお客さんが美味しく食べてもらうということにスタッフが集中する。シェフの大森君もかなりイケメン。。

大阪市住吉区長居2-13-13 長居パークホテル1F
06-6693-8534

お店のHPはこちら


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又三郎 5月その②

今月2回目の又三郎。今回は弊社の顧問の先生2人と訪問する。

この日は2件目に寿司をいただく予定だったので熟成肉のみを所望する。最近食欲がすごい。。でも全然太らない。。。

この日は残念ながら目当ての土佐の赤牛が熟成期を迎えておらず黒毛和牛のヘレとウチヒラをいただく。

前菜はふわふわのオムレツに名物のローストビーフ、タマネギのローストのマリネにキノコのマリネなど。。。この前菜がとっても上質。。ビールを飲みながら飲食業界のトレンドや繁盛店についていろいろ拝聴する。

いつもと同じように肉を焼きだして出来上がるまで約30分。さっと肉を炭火で暖めるくらいの感じで焼いてホイルに巻いて休ませて、またまた焼いて休ませて・・・これを3回くらい繰り返して出来上がりなり。

その間にバラ肉を熟成させたものを薄切りでいただく。。これもまた旨い。。

ブルーチーズの入った大根のサラダも秀逸。ワインはカレラの2010年。渋すぎないピノノワールが熟成肉をいっそう美味しく感じさせる。ワインの値付けもかなり良心的。

茶豆やミルクのような塾成香と旨味がぎゅっと詰まった感じの熟成肉はかめばかむほど味も深く肉を食ってるぞ・・と言う気持ちになる。。

厚みのあるヘレ肉がカットされて登場。。ビジュアルをみてもまずい訳がない。厚切り肉を噛み締めると肉汁とともに肉の旨味がどばっと感じられて咥内がアミノ酸で満ちあふれる。肉の色は真っ赤っかだけど生っぽい感じは全くない。

つづいてウチヒラ登場。。腿肉なのに脂分も感じられる。この肉はタマネギのペーストとピクルスが添えられて一緒にいただくと味に深みが出て全く食べ飽きない。こんなところがフレンチのシェフがいるこの店の真骨頂である。

ああほんとに美味しいねえ。。と言いながらワインをガブガブ飲みながらムシャムシャ頂く。この熟成肉は苦手な人もいるかもしれないが大人の嗜好品として私は個人的に大好きである。レジ横の冷蔵庫で熟成されている塊の肉に「また来るね!」と挨拶してタクシーに乗る。

TEL:06-6693-8534
住所:大阪府大阪市住吉区長居2-13-13 長居パークホテル 1F
営業時間:11:30~14:00
     17:30~23:00


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又三郎 5月

JR長居駅北側にあるパークホテル一階で土佐の赤牛を長期熟成させた肉を提供しているお店。最近熟成肉ブームであちこちでよく同じようなものを見ることがあるがすべて似て非なるものがある。

ドライエイジングした肉を4センチの厚切りにし炭火でミディアムレアに焼く。ただそれだけなんだけど、どこの店にもまねの出来ないこだわりと完成させるまでの苦労がしっかりとある。

この店の複雑で濃厚な味わいの長期熟成肉をいただくとああ肉を食べたと言う気になる。熟成させることで肉の中の水分が減りうまみ成分のアミノ酸が増える。上手く熟成させた肉からは山形のだだ茶豆やミルクの香りが立ちあがり食後のフレイバーが口の中で「ふわっと」広がる。ピノノワールと組み合わせるのが私の好み。

この日は1人前4000円でティスティングコースってのを今回初めて所望する。お店のおすすめが少しづつ入っているコースらしい。

最初の前菜はフレンチ出身の大森シェフの渾身の一皿。オムレツはふわふわ。ローストビーフも脂の融点がかなり低く、舌の上で溶ける。フルーツトマトは限りなく甘く野菜のフリットもとっても美味。ローストビーフだけあと5枚くらいいただきたい感じだった。これだけでワイン2杯くらい行っちゃう

出てきた熟成肉はウチヒラと言う部所と言っていた。まず表面を4方向ともにさっと火を入れる。それをアルミで包んで休憩させる。これを何度か繰り返すので焼き始めてから約30分。強く焼くとこの繊細な香りが飛んでしまうので少し焼いてはホイルでくるんで余熱で火を中までゆっくりと通す。根気がいる焼き方である。

その間に普通の焼き肉をいただく。モモ肉にハラミ、赤身のロースと脂乗りまくりのカルビの4種類といっていた。どれも一切れずつだけどすごく美味しい。

最後の仕上げで熟成肉のかたまりを焼くとそれをおもむろにキッチンに持っていきカットされて出てくる。こだわりの塩と西洋ワサビで食す。

じんわり温めていくことで、肉本来の柔らかさも肉汁も充分ありとても美味。数年前に行ったニューヨークのステーキハウスの名店「ピータールーガー」を彷彿させる。。でもその店より確実に繊細な味の細やかさを感じる。生々しいがしっかりと火も入っていて熟成のせいで肉の旨味がかなり濃いく感じる。

これはもう実際に食さないと何ともこの美味しさは説明できない。。野生がよみがえるような味わい。

そのあとホルモン3種。。ツラミにセンマイ、アカセンどれも新鮮で美味しいが、赤牛の熟成肉をいただいたらあまり興味がなくなる。それほど熟成肉の味の深さに魅了される。

〆は梅茶漬けを所望する。

デセールはメニューから好きなものを選べる。。専属のパティシエがいるのでどれも秀逸。この辺りがこの店のすごいところ。写真はバニラアイス。

コーヒーゼリーも仕上がりがそこらの店とはひと味違う。

ソフトクリームに熱いエスプレッソをかけたもの。。

上記の献立でしめて4000円のコースなり。東京だったら多分3倍の価格は最低するであろう。コストパフォーマンスもいつもながらすばらしい。

最後帰ろうとしたらサービスで「小松菜のドリンク」を出していただいた。
青汁みたいに苦いように見えるがオレンジや果物の甘さで苦みがほとんど感じなく口の中と胃がすっきりする。なんか体にも良さそうでかなり美味しかった。

お店のHPはこちら *肉の熟成カレンダーもありよく出来てます。

荒井世津子オーナーも店にいらっしゃれば必見。。全身から素敵オーラ出てます。。

TEL:06-6693-8534
住所:大阪府大阪市住吉区長居2-13-13 長居パークホテル 1F
営業時間:11:30~14:00
     17:30~23:00


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