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創作中華料理 縁 7月

東心斎橋にある表記のお気に入り中華料理店を友人と訪問。三休橋通りの飲食店の喧騒の中、かなり寂れたビルの地下に店は位置する。一見での入店はかなり勇気が必要。急な階段を降りて、かなり重たい木の扉を開けるとカウンター10席のみのバーの居抜きな感じの店内で普通の中華料理店とは全く異なる様相となっている。

今年で19年を迎える人気店で予約なしではほぼ入店は不可能。この日も予約架電がひっきりなしとなっていた。メニューは全てアラカルトでグランドメニューと黒板に書かれたシーズナルなもの15種類くらいが黒板に記される。カウンター越しのカーテンの向こう半坪くらいのスペースでシェフが黙々とハイクオリティーな料理を作る。シェフの顔は今まで見たことがない。どの料理も注文してからすぐに提供されることにいつもびっくりする。

客はほとんどがカップルでこの日は近くのクラブのホステスさんたちが複数同伴で来店されていた。

生ビールとともに「フレッシュザーサイの浅漬けごま油和え700円」を所望。この店のマストメニューで酸味のある若い紹興酒との相性も抜群。

「四川水餃子800円」は皮の美味しさはもとより甘めの胡麻味噌だれもよくできている。噛み締めると肉汁が口内に溢れ出る。盛り付けのビジュアルもとても美しい。「海老の特製マヨネーズかけ2200円」は甘くて酸っぱい、さらりとした自家製マヨネーズソースと和えていただく。

毎回注文する「牡蠣の豆豉炒め2700円」はピカピカ光る大きな牡蠣が食べ応え満点。豆豉ソースも深みがあってとても美味しい。野菜も油通しされていて手抜き一切なし。花巻パンと一緒にいただくのがオススメ。

こちらのお店のスペシャリティの「河豚白子入り麻婆豆腐3300円」は麻拉の辛さを白子のマイルドな味と深い旨味が和らげてくれる。「紋甲イカの沙茶醬炒め1900円」サーチャージャンは、魚介パウダーをベースにニンニク、ゴマ、香辛料、植物油を加えて煮込んだ調味料で台湾料理店等でよく提供される。当然、イカや海老との相性は抜群。最後は焼き豚とレタスの炒飯1600円をいただく。15年の紹興酒と一緒に美味しい中華料理をいただきました。

過去の縁はこちら

大阪市中央区東心斎橋1-18-2山本ビル B1F
06-6281-0373
定休日 日曜・祝日


カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 中華料理 |

大西亭 6月

1995年創業の表記の元祖ガッツリ系本格フレンチビストロを友人と訪問。「バリュー&ボリューム」の新時代を拓いた有名な店で上品かつ力強い料理の数々にいつも圧倒される。店は阪神電車の野田駅から徒歩5分の住宅街にある奥まった古い長屋の1件をリノベーションしたもの。

店内は厨房の見えるカウンターと4人掛けのテーブル席が一つ。調理からサービスまで全て大西シェフのワンオペ。食事は6500円のコースのみで主菜の種類によって料金が変わる。支払いは現金のみなので注意が必要。

店のファザードはとてもおしゃれでいい雰囲気を醸し出している。

アミューズはレーズンパンとカマンベールチーズとサラミワインの品そろえはブルゴーニュを始めかなり多く値付けはかなり良心的。前菜は普通盛りか大盛り(+1000円)かを選んでそれと数種類のメインディッシュを選ぶプリフィクスのスタイル。

前菜はシャンパンとともにしっかりと酸味を効かせたニシンの塩漬けが皿の中央に鎮座。ふわふわ食感でいい脂ののった北海道産7キロサイズのキングサーモンのパートフリックは食べ応え満点。その他にスプーンに盛り込まれたかぼちゃムースとフォワグラはとても濃厚。付け合わせのラタツゥーユ、野菜サラダ、クスクスもとても美味しい。この一皿をいただいただけでお腹いっぱいになる。

パケットの提供スタイルも豪速球。パリパリ、もちもち食感でとても美味しい。
ロイヤルホテル出身の大西シェフはコンベクションオーブンは一切使わずフライパンだけで火入れはいまだに手の感触と串を差し込んで唇に当てる方法のみで測っておられるのに敬服する。一品ずつ仕上げるので提供時間はかかるけどワインをゆっくり飲みながら待てば問題なし。

主菜は丹波黒鶏とオマール海老のパートブリックを所望する。ほぐしたオマールを鶏肉と一緒に春巻の皮のようなもので巻き込んで焼いたもの。下に敷かれているのは玉子と粒マスタードとオリーブオイルと香味野菜で作ったソース。かなり美味しく大口でむしゃむしゃいただく。でもスーパーボリュームなのでたいらげるのにかなり苦労をした。

友人は滋賀木下牛(近江牛)のフィレステーキ(+5000円)を所望。半分しかたべれなかったので残りは持ち帰り。

食後酒はマールブランデーを所望。たくさん種類はあるんだけど、どれも1600円という良心価格。

チーズ盛り合わせは手前の山羊が酸味が微かにありとても美味しい。

デザートはスパーフードのパッションフルーツにバニラアイスを添えたもの。最後までボリューム満点。今回もお腹がはちきれそうになりながら店を出る。。定期的に訪問したいお店です。

過去の大西亭はこちら

大阪市福島区鷺洲1-9-18
06-6451-0740
定休日・月曜、第3日曜
営業時間・12:00~13:30、18:00~21:00


カテゴリー 野田/玉川, フレンチ |

邯鄲小吃館(ハンダンショウチュカン)出張料理6月

過去に住之江区の浜口や平野区でお店をされていた井口さんが現在は出張料理人として様々な場所で腕を振るわれている。今回もご招待いただき住之江区のレンタルスペース(住吉大社駅徒歩5分)で約20名の方々と相伴する。井口さんの作る料理は「中華料理」ではなく「中国家庭料理」とのこと。普通の家庭用のフライパンとカセットコンロを駆使して塩分控えめで化学調味料不使用の優しい料理を手早く作られる。

この日は琵琶の演奏家のエンキさんの演奏もあり4時間半の食事会となる。会費は飲み物別で6000円。

全ての料理は大きな銀のお盆にダイナミックに盛り込まれる。それを各自で好きなだけ取っていただく趣向。冷菜は姿を残した鶏のバンバンジーから。部位によって味わいが異なるのが楽しい。続いて鶏の砂肝と牛の肺(フク)の煮込み。玉子の皮で野菜を巻いたものはあっさりしてとても美味しい。

らっきょの酢漬けと柔らかく炊いた青梅の蜜煮。豚足(ふくらはぎ部分)の煮込みもコラーゲンたっぷりで赤身部分も多い。赤カブと胡瓜の酢の物も口がさっぱりする。ビジュアルも麗しいスライスしたオクラに新じゃがを詰めたポテサラ。湯葉とセロリの酢の物はシャキシャキのセロリが暑気を払う。

軽く霜降りした「ささみの青葱ソースかけ」はソースの油分とささみの相性が抜群。八角がしっかり効いた中華風のスペアリブ、スルメイカとズッキーニの味噌炒め、乾燥させた豆腐の皮で豚肉の炒めを包んだもの、海老と葡萄の炒め、スペシャリティーの水餃子と続く。

餃子は皮の美味しさに圧倒される。この日は豚肉だけど黒酢でいただくこちらの羊肉餃子をいただくと他の店の餃子は食べれなくなる。もっちりとした食感と、噛めば口の中にあふれる肉汁。一度食べると忘れられなくなる餃子と言われる。

シェフの井口さんは日本人なんだけど昔に中国河北省の邯鄲に住まれており現地の屋台や家庭料理の味を再現される。お店の名前は邯鄲の小さな食堂と言う意味。

出張食事会は毎月定期的に住之江区で開催されるので食事参加希望の方は私まで連絡ください。shatyo@nori-net.jp

*日程お知らせいたします。複数人でも大丈夫です。


カテゴリー 中華料理 |