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パンとワインとグラタンと【大阪市 難波】

甲子園球場にて母校関西大学の野球の試合を観戦。その帰りに近鉄大阪難波駅校内タイムズスクエアにある表記の店で一休みする。

こちらは焼きスパゲッティ等で全国展開している【ローマ軒】の新業態、店名通りパンとワインとグラタンが立ち飲みでサクッと楽しめる。
ローポーションながら全品190円~420円とかなりリーズナブル。丁寧に作られたパスタも280円からの衝の価格。

グラスワイン180円(18時までは100円とのこと)をまずはいただく。ワイン飲み放題30分540円というプランもあるのにびっくり。

泉州産の水茄子に雑魚をかけたものとグラタン390円を所望する。
グラタンは焼きたてアツアツ。まずはプリプリエビの味噌クリームグラタンをいただく。
かわいめサイズの容器で登場。でも味はしっかりしていてワインが進みまくる。

3種類のパン食べ放題は税込390円だけど糖質制限中なので控える。続いてトマトソースのグラタンも注文。これも本格的なのにびっくり。。

このほか 名古屋モーニングというメニューもあった。。駅ナカなんだけど改札内店舗を入場料金の負担なく利用できるサービスも実施しているとのこと。自動券売機で「サービス券付入場券」を購入し、サービス券を利用店舗で提示すると、入場券の料金相当額を返金されるらしい。入場券は購入時刻より2時間有効・・・・・お値打ちです。。。

大阪市 難波 バル

Il Povero Diavolo (イル ポーベロ ディアヴォロ)【大阪市 大国町】

木津卸売市場内にある表記のイタリアンを友人のSNSに触発されて久しぶりに訪問。大国町駅、今宮戎駅から徒歩5分のなんば木津町横丁の一角に位置する。オープンの時から個人的に好きで大阪で最も美味しいと思ってるお店。木津市場で仕入れる新鮮な魚介を使用し、和のテイストを加えながら羽田シェフならではの独創的な世界観のある唯一無二の料理を提供される。

入り口はビニールシートになっていて建物はプレハブ作り。カウンター6席のみの店はパッと見は小さな喫茶店のような感じだけど暖かみのあるテーブルやコンクリートブロックの土台やグレーの床の仕上げ、重心の重いツートンの壁の色、電灯の色とビルエバンスのBGM、テーブルへの光のあたり方などしっかりデザインされている。今回はおまかせコース14,300円に全ての料理に合わせたワインペアリングをつけていただく。

コースの扉は天然ハマチをロースハムのように仕上げたもので下にはトーストされたパンと香草を細かくカットしたものなどが敷かれる。色々な食感と味が合わさっているんだけど確固たる伝えたい方向性が示されている逸品。

炭火でレアに火入れした新鮮なイサキとセロリ。焼き鳥風のビジュアルも楽しい。

軽く火入れした新物のハリイカは食感がパリッとしてとても美味しい。下にはゲソや内臓などを野菜と一緒に火入れしたものが敷かれる。

新鮮なボタンエビを漬けにして網エビ等で作った自家製XO醬を乗せたもの。その上には海老の卵を塩漬けして自家製のキャビア風にし、海老の頭の味噌をソースにしたものが添えられる。驚きと共に口の中が海老爆弾で満たされる感じ。これは初めていただく料理でイノベーティブという言葉では表現できない斬新で革新的な記憶に残る逸品。

続いて子持ち鮎を炭焼きにしたもの。身の間には卵や内臓、ハーブ、香辛料などを合わせたものが詰められる。2種類のソースは鮎の頭と骨で煮出したエキスをベースにしたバターの入った濃厚な味わいのもの。

甘鯛をフライパンで焼いてから熱した油を皮目に掛けてから再度、炭火で火入れすることで鱗が立ってパリパリの食感となる。身部分はほとんど生でソースは魚のアラで取ったブイヤベースソースと言っていた。ブイヤベースを解体して再構築した料理はお見事。

今回は珍しく肉料理も入る。3ヶ月に1度だけ入荷する千葉産の希少な千葉産の子豚のソテーは時間をかけて炭火で丁寧に何度も火入れし、肉を休ませながら余熱で仕上げる。柔らかいだけでなく均一に焼き込まれた肉のシルキーな舌触りとカリッとした皮目の対比が面白い。肉のおいしさは言わずもがな。

パスタはリングイネを使用。10分間湯掻いたのちに、ニンニクオイルにすっぽんのスープを合わせたものに麺を入れて5分間フライパンを振り続けてソースを麺に纏わせる。水分量を計算しながら麺に火入れする姿は科学者のよう。

デザートの一品目はミルクの泡をかけた黒豆のジェラート。甘塩っぱい味で和のテイストを感じさせる。器使いのセンスも一級品なり。。

名物のチョコのキューブの中には安納芋が入る。ここまでで3時間だけどカウンターでのライブ感やワインの美味しさのせいであっという間に時間が経つ。

ペアリングワインも完璧でこの日はおすすめの美味しいものばかりを8種類いただきました。まさに神イタリアンで今回も最高の時間を過ごすことができました。残念ながら12月いっぱいで今の場所から東京に移転されるとのこと。ごちそうさまでした。

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアン

ステーキハウス キッチン飛騨

乗鞍岳登山の前日に仲間と岐阜の高山にある有名ステーキハウスを訪問。高山駅から古い街並みの方向に徒歩9分。まもなく創業54年を迎える飛騨牛を専門に扱う地域1番店と言われる老舗ステーキ店。通りから路地を入ったところにひっそりと位置する。
店内は昭和感が残り、入り口にはステーキのソースや冷凍ハンバーグなどの惣菜が販売されている。さっそくテーブル席に案内いただきグラスワインをいただきながらメニューを見る。

こちらのお店のステーキは飛騨牛の部位別におすすめのリブロース、サーロイン、フィレ(フィレの部位別に価格は3種類ある)を選び、それぞれ肉の量とA4かA5の等級を選べるようになっている。

メニューにこちらのお店のステーキの焼き方が書かれていた

①玉ねぎを炒めて肉をその上に乗せる
②蓋をして弱火でプレゼ(肉の中心まで温まるように蒸し焼き)する
③別のフライパンでバターを溶かして肉をソテーし焼き色をつける
④肉をひっくり返して塩胡椒
⑤大分産カボス果汁、ニンニク、醤油、赤ワイン、最後にラム酒でフランベ
(フライパンに残った肉のエキスと合わせてジュを作る)
⑥皿に肉を盛りつけて肉のエキスを吸った玉ねぎと肉のジュをかけて完成

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今回は脂が気になったけどせっかくなのでA5サーロインの150gを所望する。

しばらくして着皿。一緒にパンとサラダのセットも注文。気になる脂身は全て外しておられるのはさすが。
まずは何もつけずにそのままいただく。脂の融点が低いので噛み締めるごとにジュワッと口の中で肉が解ける感じがする。
歯が不要なくらいの柔らかさ。一緒に添えられたステーキソースをつけると想像以上に美味しかった。濃いソースなので肉の味を消してしまうかと思っていたがキレとコクがあって肉を一層美味しく感じさせる。このソースは飛騨牛のすね肉と香味野菜を使って仕上げたブイヨンスープに数十種類の調味料香辛料を加え最後に諸味醤油を加えて冷蔵庫で寝かしてから使用していると記されていた。これだけの精度のステーキをフライパンだけでたくさんの注文を一気に仕上げる技術に敬服。

サービスで添えられたカレーソースも秀逸。とてもまろやかでコクがあって程よい甘味もあって本当に旨い。炊き立ての白米と最高の相性だと考える。さすが50数年の歴史と独りごちながら店を出る。ごちそうさまでした。

岐阜県高山市本町1−66
0577-36- 2911
11:30~15:30
17:00~20:30
水曜定休

洋食 甲信越地区東海地区