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アメリカ視察旅行 その4

翌日は朝食を食べてラスベガスからロサンゼルスに移動。。。 バスで砂漠地帯を横断。。。初体験の4時間だった。。。車窓から見える山並は黄土色。。。 ハイウエイなのかバイパスなのかわかんないが一本道がひたすら続く。。                                                                                 アメリカに来てるんだなと実感できる風景である。 P4230227.JPG 数日間の視察の中で共通することは小売り店、飲食店含めてそれぞれが売る立場、作る立場でなく買う立場、食べる立場で商品を作り売っているということ。ひいては自社の製品が客の買いたい内容、品質、価格、商品群、量になっているのかを見直すことが大切であると感じた。                        P4240235.JPG しばらく走ると所々に小さな町やガソリンスタンドがある。まるで西部開拓史をを見ているようである。         P4240246.JPG                                                                ロサンゼルス到着後まずはTarget Supercenterに立ち寄る。この店はその3で紹介したので省略。 イチゴが日本の4分の1の価格で売られているのにびっくり。質もそれなりなのだが。。。(甘くない)                                                                  P4240251.JPG そのあと行ったRue 21はアパレル業界で現在快進撃中。59ドル以下でトップからボトム、サングラス、帽子までみんなそろう。又そんな売り方をしている。。。ドクロのバックルの付いたハード系のベルトを12ドルでゲット。。。それぞれのアイテムは何を買っても30ドル以下である。10ドルまでのシャツやパンツ買いまくった。                                                                 P4240276.JPG そのあと行ったThe Victoria Gardenは街そのものがショッピングセンターになっている。。これは日本ではない形で驚いた。。。景観を損なう電柱はもちろんなし。 このショッピングセンターの周りに住宅が密集している。この場所はロサンゼルスの東の端でいわゆるサブアーバンと呼ばれているところである。 P4240303.JPG あまりにも広いのでショッピングセンターの中に無料バスが行き来している。。    気候もよく電線のない町並みで青空を見ながらゆっくりとショッピングが出来る。                                                                        baspro.JPG バスプロショップはアウトドア専門店。店舗面積は超でかい。。釣り用のモーターボートや、銃、ライフル、釣り用品などアウトドアに関するものがすべて勢ぞろい。小さな子供が遊びに来ていた。。。           babekyu1.JPG ショッピングセンター内のフードコートでモンゴリアンバーベキュー発見。 好きなさまざまな肉と野菜の具を自分でとって最後にそばを加えておばさんに焼いてもらうシステム。 値段は単品で600円くらい。。。。好みでご飯とスープ付きもあります。 babekyu2.JPG 肉は牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉、野菜はいろいろ、そこに自分で好みのオイスターソースやスパイシーチリなどを加えておばさんに焼いてもらう。。。でっかい丸い鉄板で(おばはんもでかいが・・)長い棒を2本振り回して鉄板の周りを移動しながら一つずつ焼いていく、味付けは焼きそばソースのような感じ。。 P4240299.JPG 出来あがりはやっぱり具の多い焼きそばって感じ。。僕は控えめにしたけど他の客は肉盛りまくりでマウンテン状態になっている。この商売は生産効率かなり悪いと思いながらいただく。 チリソース多すぎの為辛くて途中でギブアップ。 食後はいろいろなお店とアパレルが強いゼネラルマーチャンダイズストアのJCPenny(売り上げ1兆8486億円 1093店舗)や買収で規模を拡大する大衆の生活に密着した服飾が強いデパートのMacy’s(売り上げ2兆4892億円 847店舗)を視察する。 P4240312.JPG                                                                                                                そのあとはTrader Joe’s(売り上げ4896億円 315店舗)を視察。オーガニック商品が中心の低価格店。国籍不明の南国風「貿易」のデザインで貿易商人のジョーさんの店というコンセプト。 店員の給料がかなりいいらしくみんな楽しくニックネームを呼び合って働いている。店員は貿易船の船員ということである。ユニフォームはアロハシャツ。低い出店コストとローコストオペレーションが特徴。2000種類のプライベートブランドをそろえ、売り上げの70%を占める。ポップはすべて地元デザイナーの手書き。壁面はウッディーな感じでシンプルさを追求している。標準店舗面積280坪(かなり小さい)。しかし坪当たり売上600万円と驚異的数値をたたき出す。 チラシは年に3回。紙質はわら半紙。。。                                      原価が下がったときはそのまま売価に反映するらしい。ブランドイメージが強烈でいろいろな意味で日本に存在しないビジネスモデルである。 強烈な商品絞り込みと単品訴求でカルトと称される繁盛店である。                                                                                     小売業をするものであればかっこいいし儲かるし「こんなんやりたい」と思うビジネスモデルである。 今回同行した人材派遣業の友人Y君も「この店を必ず日本でやりたい」といって調査しまくり商品買いまくりであった。。。(同行の飲食コンサルから10年勉強してから考え直せと言われていた・・・・)                                                                                                                                         P4240314.JPG ス―パードラッグストアのWalgreen(売り上げ5兆9034億円 6934店舗)は交差点角地に立地しコンビニエンス性を強調。アメリカは医療保険がなくほとんどが調剤薬局なので全店舗の3分の2がドライブスルーとなっている。一人当たり60坪の作業人時で商品はとにかく安い。 ebichan.JPG そのあとOntario Millsmallを視察。屋根つきのアウトレットで土曜日なので人だらけ家族連れだらけ試着するのにも大行列。。店舗の多さに驚く。 ロサンジェルスでの滞在はマリオットタウンプレイスのキッチン付きホテルということなのでVons食品スーパーで惣菜や冷凍食品、オーガニック食品、ワインなどいろいろ買って晩ご飯にする。                                                                          海老の天ぷらの(甘い天つゆ付き)冷凍があったので買ってみたがいまいちだった。。 bento.JPG 日本的冷凍弁当も500円弱で売っていたので買ってみた。。。               ↓ P4260548.JPG 思っていたよりはまずくはなかった。。。しかしダイエット食のような感じ。。。 P4240319.JPG そのほかチキンのボリューム満点のオレンジソース煮(真空パックされていてレンジとオーブンで仕上げ。)やローストビーフも内容秀逸。450グラムで600円ぐらい。。。私どもの店の黒毛和牛のローストビーフの10分の1の価格。味もそんなに変わんない(涙)                                                                                              私どもの店はアメリカであれば一瞬で消滅することが証明された。。。。 アメリカンビーフのニューヨークカットは熟成させたものとしていないものを食べ比べたり。オーガニックパスタにオーガニックトマトソースを合わせたり、オーガニックの卵を茹でて味見をしたりオーガニックの牛乳(初めていただいた)も味見をさせていただいた。                            P4240320.JPG                                                                 カリフォルニアオーガニックワインも安くて(1.99ドル)この価格でこの味。。。。と驚いた。。。 そのまま総合格闘技をテレビで見ながら就寝となった。。。。


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リストランテアルトゥーラ

有馬にある会員制リゾート「有馬六彩」のメインダイニング。 自社で昨年購入したためたまに訪問する。 ポンテベッキオのセカンドがシェフをしているらしく和のエッセンスが効いた創造性豊かなイタリアンである。 amuzu.JPG 最初の一皿はホタルイカを豆のソースで。。イカスミのパンが添えられていて一緒にいただく趣向。 食事もさながら窓からは、有馬温泉街の灯り、遠くには夕暮れの山々まさに絶景。 サービスもきちんと標準化されていて都会のレストランで食事しているよう。 本日は8400円の下から2番目に安いコースを所望する。 食前酒に1周年記念でドンペリニオンシャンパンをグラスにて3800円でお安く提供と言われたが丁寧にお断りをする。。 mebaruhorohoro.JPG 前菜の「神戸牛カルネサラータと季節野菜のサラダ仕立てパルミジャーノ風味」は写真撮るの忘れたが 神戸牛の塩漬けにした刺身をパルミジャーノチーズをソースにしたものと一緒にいただく。 塩漬け肉も熟成感がありこれも熟成した感じがビンビン伝わるソースに合わせた玄人好みのハイセンスな逸品。。。 魚料理は「愛媛産赤メバルのパデッラ季節のスープ添え」悪くはないんだけどメバル自身が旬なんだけどあんまり美味しい魚とは思わない。。。パデッラって多分イタリア語でフライパンの意味と聞いたことがある。多分揚げ炒めみたいなものであろう。 肉料理が「皮をパリッと焼いたホロホロ鳥と福岡合間産筍のロースト、黒オリーブのジュー」 あんまり皮がパリッと焼かれていなかった。。。。 ホロホロ鳥は日本では評価が低くどうしても鶏と比較されてしまう。和歌山や島根で飼育しているのを見たことがある。見た目はかなり不細工な鳥である。。思ったよりも肉がやわらかで(いい火入れをされていました)野性味があるにもかかわらず 特有の臭いや癖はなかった。たぶんひな鳥を使っているのであろう。 合間はタケノコを収穫できる竹林面積が日本一のとよく言われる。 湯がくときに米ぬかが不要とよく言われるがこの料理の筍には少しえぐみが残っていた。 しかしそれがパンチにもなり計算されたものであるならば脱帽ものである。。 ワインはアルコール感がしっかりしたシャブリをいただいた。 pasutaarima.JPG その間に「桜海老と桜鯛のスパゲッティー春の香り野菜とともに」が登場。 これも洗練されたものでオイルの上質さが際立っていた。。。 このあたりは貫録の出来栄えって感じでした。 全体的にお店の方の立ち振る舞いも洗練されており料理一品一品の説明もとても丁寧。 そして料理を運ぶタイミングも絶妙でとても心地良い時間を過ごさせていただける。 baba.JPG デザートは3種類から選べて私は「軽いラム酒風味のババ、チョコレートムース添え」を所望。 ババ はナポリの名物ドルチェ。形はきのこ形。しかし中身はアルコール度の高いラム酒のシロップをたっぷり吸い込んだ大人な味。 7年前にイタリアの美食の都ボローニヤで同じものをいただいたことを思い出した。 いろいろなリストランテを廻ったが塩気のとんがり方と砂糖づかいが日本とまるで違うことに驚いた。 温泉に入ってイタリアンはかなり贅沢である。 しいて言えばあと3割くらい価格が安ければと思う。


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すし豊

阿倍野の老舗寿司店の「すし豊」に突入。。 今やグルメ雑誌の常連であまから手帳や数多くのブログで紹介されている。 しかしながら御主人はいたって優しく丁寧。。。 手ごろな価格で本格的な江戸前の握りを食べさせてくれる。 初めてのお客さまも分け隔てなく接する姿にいつも感動する。 食事をしながらカウンター越しにいろんな話をする。御主人は本当に寿司が好きでより旨いものをできるだけ安くお客に食べてもらおうとする気持ちが伝わってくる。。。 伊勢海老鍋とお寿司のコースや夏は鱧やアユなど四季折々の食材をいただくことが出来る。 東京銀座の名店新富寿司(東京に行ったときに今でもたまに行きます)の修行が辛くて1970年に阪万博見物を理由に仲間と一緒に脱走したと聞き及ぶ。それ以来大阪で江戸前寿司をにぎっているらしい。 今でこそあちこちで見る江戸前の仕事であるが彼がパイオニアであることは間違いない。 御主人の名前が安田豊次、だからすし豊らしい。そういえば銀座の新富寿司も当初は新橋にあって富太郎という方が創業されたので新富寿司という名前になったと聞いたことがある。 最初に生ビールをいただいて・・・・・ henokoiwasi.JPG 付きだしはひこいわしの酢みそ掛け。。 この時期たくさんとれるカタクチイワシだが新いものはなによりのご馳走である。 南蛮漬けや白ワインで蒸しても最高である。。最初にこの突き出しを出すセンスが素晴らしい。 kouikasayori.JPG まず最初は大阪湾でとれたハリイカ。一発目からやられてしまう。剣先イカよりもコリコリして下に敷かれた黒ゴマと塩とすだちがいいバランスである。これを食べるために大阪まで来る人もいるそうである。 この時期のサヨリは定番。。サイズも大きく繊細ないいお味。。。実はサヨリ大好物。。。。 iwasihamaguri.JPG ひこいわしの握りはいくら食べても食べ飽きない。繊細で臭みも全くなく吟醸酒と一緒にこれだけたらふくいただきたいと思った。蛤の握りは甘辛に炊きこまれた煮蛤に甘い煮詰めはこれぞ江戸前。。。 本醸造の安い日本酒にぴったり。。 moroko.JPG 横の客が食べていた「もろこ」を所望。水槽にたくさん泳いでいて千葉産と言っていた。頭を下にして炭で焼くと脂が頭にたまって唐揚げ状態。。この食べ方も初めてで非常に素晴らしいと思った。 aoyagikanpati.JPG 青柳(いわゆるバカガイ)は関西では貝柱しか食べないが身の部分も貝独特の癖があり個人的には大好き。。 そしてこの店の定番の光り物「こはだ」。(写真忘れた。。。。) 一匹づけで〆が強いかと思いきやかなりマイルド。。脂も乗っているのがよくわかる。 池波正太郎も愛した新富寿司のコハダを踏襲していると確信する。。 カンパチはあぶって軽くあぶって塩をぬり、スダチを軽くしぼり紅葉おろしとをポン酢味の浅葱を乗せて出てくる。ホクホクして香りと脂の甘みがよく出ている。実にうまし。。。 ebi ebiatam.JPG しらさ海老の踊りはひたすら甘く頭と髭と殻は唐揚げにしていただく。。。 なんとも細やかな仕事に脱帽。 ikuraanago.JPG このお店で一番かたいネタがこのイクラだそう。 岩手県の産卵直前の川に遡上する前の完熟卵にこだわる自家製。口の中で暴れまわる。ぷちっぷちっと音がするくらいの弾力がある。あんまりこのイクラは他店でいただいた経験がない。旨みはかなり濃厚であることは間違いない。 穴子も大阪湾と言っていた。 口の中に入れた瞬間ホロホロホロッと崩れる。。シャリの方ももちろんネタにあわせて大きさ固さを変えているらしい。 taisirakoawabi.JPG この時期とてもうまい鯛の白子はポン酢でいただく。。。こに店で一番柔らかいネタといわれるアワビも江戸前の仕事。。。シャリとの調和が素晴らしい。。。 ikainrokaburasaba.JPG これも名物のイカの印籠詰め。 ヒイカの両端に卵、真ん中に白子が入っている。美味しすぎて失神しそうになる。 赤いのは味が三回変わると言われているヒラマサのかぶらすし。 「味が3度味わえるから、わかるまで飲まないでね」と御主人のたまう。。。 最初、カブのさっぱりした感じがきて、そのあとヒラマサのコクをあじわえ、さらに鷹の爪のピリッとした感じが心地よく楽しめます。とのこと。。。納得。。。。 気になった鯖も握っていただく。。。。ああ満足。。。。 tukemonosusitoyo.JPG 締めは紀ノ川漬けが特に美味しい漬物盛り合わせ。。 このコスパの高さと親しみやすさはまさに下町の名店。。。 予約必須。。。 大阪市阿倍野区王子町2-17-29 06-6623-5417 木曜日休み


カテゴリー 東天下茶屋, 寿司 |