毎月定期訪問をしている北新地の表記の日本料理店で会食。国道2号線沿いのステーキ「ロン」の裏側の北新地プレイスというグルメビルの7階に位置する。夕刻の18時になると店の前で待ち合わせの同伴客でエレベーターは大渋滞になる。
18坪の店内はカウンター8席のみ。一斉スタートで20時15分には食事が終了という設定。メニューはおまかせコース 19800円(税・サ別)のみでお酒を入れて支払いはだいたい3万円くらいになる高級店。
場所柄ホステスさんとの同伴食事客が多く、この日はニューハーフ系の客が4名隣に並んで賑やかな席となった。ご主人の稲家氏は三宮のミシュラン和食店「植むら」で修行をされ現在、関西の若手気鋭料理人の一人と言われている。
座付きは茶碗蒸し仕立ての蓋物。炭火で時間をかけて香ばしく焼いた雲子がたっぷり卵の上に鎮座する。冷え込みがきつかったので温かい料理はありがたい。
白味噌仕立ての煮物椀。出汁は清らかな味わい。車海老を叩いて椎茸に詰めたものを素揚げして火入れしたもの。
鰹の漬けは叩いた葱が添えられる。私は鰆に変更いただく。こちらの刺身はいつもシンプル。
丁寧に盛り付けられた香箱蟹は修行先のミシュラン「植むら」のスタイル。甲羅の中に脚身、腹身、内子が綺麗に詰め込まれる。
この日は田酒の純米大吟醸をおすすめいただく。
脂のよく乗ったカマスの若狭焼き。酢蓮根の塩梅もちょうどいい。
蕎麦粉の入っていない全粒麺という乾麺と茸。箸休めにちょうどいい。
鰆のフライとマヨネーズの入っていないタルタルソース。。
炭火で焼き上げた甘鯛の霰煮。下に敷かれた小芋がねっとりして美味しい。
食事は色々なキノコが入った釜炊きご飯。味付けはシンプルに塩のみ。
炊き立ての銀シャリはアルデンテ状態。そこに出来立ての牛肉の時雨煮を乗せていただく。
食後は柿とかりんとう饅頭。ごちそうさまでした。。
過去の稲家はこちら
大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-3111