某団体の後輩と晩餐。梅田でチョイ飯の時たまに立ち寄る。予約不可の人気店なので店前で缶ビールを飲みながら30分待つ。もっと早くから並ぶおばはんのグループと世間話をしながら時間をやり過ごす。。10席ほどのかなり狭い店。お隣さんと袖触れ合う仲、すぐ背中には横引きの扉です。荷物は店舗外のロッカーに。トイレはもちろんそこらの建物のを借りる。。
トイレがしたくなるまで飲まないのが基本。。
この店はご主人とおかみさんのやり取りを見聞きしにくるのも一つの目的。夫婦ずしとも界隈で言われコの字カウンターの中が板場で、おっちゃんとおばちゃんのふたりは半歩ずつしか動けない状態で寿司を出しながら夫婦漫才をする。。
ラガービールは氷のようにいつも冷えている。 客は順番に好きなものを好きなだけ注文するスタイル。。職人歴50年以上(推定)のご主人が作り出すお寿司はどれも秀逸。
この店ではネタにちゃんずけするのがきまりとなっている。 「平目ちゃん」、「えびちゃん」、「たこちゃん。」 おばちゃんが復唱しながらメモをとる。すべておばちゃんがメモし、次ナニを何貫を握る指令をおっちゃんに伝える。おっちゃんは握りに専念。
造りの盛り合わせは中トロとカンパチ、鰹たたきと小ぶりのアワビ。。このアワビはこの店の名物で味が深くて固すぎない(北海道のエゾアワビのよう)
名物アワビの握りは殻に肝を乗せて出てきてアワビ一個が寿司2貫に変身。大きな口をあけてアワビをほおばると咥内が磯の香りで充満する。口の中がいっぱいになりしばらく会話不能状態となる。
名残の鱧は最高級の韓国産(鱧は国産よりも韓国産のほうが脂がのり骨も柔らか)梅肉をのせていただくと頭の芯が痺れる。
出張のビジネスマンや近くの総合病院の医師、中国系のお金持ちツーリストなど客層もいつもいろいろ。でも客筋はかなりいい。
巨大穴子は柔らかくトロトロと口のなかでとろけます。必ずいただく。多分足元で炙っているのだろうけどよくわからん。
好物の赤貝。。。
普段は食べないがこのお店の卵は好き。カステラのよう。
いつもだいたいお酒別でひとり4000円くらい。。
大阪市北区芝田1-3-12 06-6372-5747
→ このあと新梅田食堂街の立ち飲み洋酒酒場「北京」でウオッカとスピリタス。あてにココットで焼く名物の「エッグ」自家製「バターレーズン」でいい時間を過ごす。。 いつもマスターや常連客と話し込んでしまう。意識なくなる手前で退散する。