2020年03月

塚田農場 あべのハルカス店【大阪市 天王寺/阿倍野】

あべのハルカス14階にある表記の店を訪問。2007年に東京で1号店がオープン。現在は日本各地で大展開。宮崎県の食材にこだわり生産農家と直接食材仕入れされていると聞き及ぶ。

お通し429円はカシューナッツや大根、高菜などが入った麦味噌と生野菜。ホールサービスのアルバイトさんの接遇はかなりよく訓練されている印象。

山盛りしらすのさっぱりサラダ638円は柑橘のドレッシングの韓国風。海苔の佃煮と焼き海苔とホースラディッシュをかけた海苔のりアボガドは528円。フワフワ食感のさつま揚げ528円。お酒のつまみにちょうどいいオリーブオイルと黒胡椒を添えたクリームチーズ醤油がけ462円。価格は総じて高め・・・・

大きく膨らんだアルミホイルが登場。ホールスタッフがナイフとフォークでアルミを開くと牡蠣と烏賊のワタを合わせて焼いたものが現れるという趣向。濃いめの味付けはお酒がどんどん進みまくる。

鍋仕立てで供されるお勧めの炊餃子858円の出汁はかなり濃厚。最初は固形状態で出てくる。トロトロに煮込んだ鶏白湯スープにアゴ(トビウオ)出汁を合わせたもので食べ進めると唇がヌルヌルになるくらい。餃子はもっちりで食べ応えあり。。

看板商品のみやざき地頭鶏という宮崎の地鶏を炭火で焼いたもの1408円(2人前)は炭の香りはするんだけどそれ以外は結構普通だった。。。この他にも骨つきのモモ肉を焼いたものや朴葉焼きにしたものなど色々種類も豊富。

コロナウイルスのせいでお店は9時終了。。ご馳走様でした・・・・

宮崎県 塚田農場 あべのハルカスダイニング店居酒屋 / 天王寺駅前駅大阪阿部野橋駅天王寺駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 天王寺/阿倍野 居酒屋

鮨 悠伝【大阪市 谷町九丁目/上本町】

数年前から続けている英会話レッスンの後、谷町9丁目駅側の表記の店を訪問。昨年の5月にオープンとのこと。ひっそりとした控えめな店構えなので前を通ってもなかなかわからない。界隈はミシュラン店を含む高級寿司の激戦区。

若き店主の西村悠也氏は日本橋の名店の福喜鮨で修行をされ、そこからリッツカールトン京都で腕を振るわれていた。伝統に裏打ちされた古典的な寿司のスタイルで天然物の最高の素材のみを使用。

端正でけれんのない意匠の店内は樹齢160年の檜の一枚板のL字型のカウンター8席のみ。ご主人と英語ペラペラの台湾人の調理補助の男性で営まれる。今回は何もかもおまかせコースでお願いする。

座付は香住産のずわい蟹に北海道の甘々の雲丹をてんこ盛りに乗せたもの。飾り切りの海苔も可愛らしい。この日は最初から日本酒をいただく。続いては大きなサイズの泉州産の寒平目。中に縁側を巻き込んで塩にて供される。

続いて串本産のケンケン鰹の炙りなんだけど苦手なので私だけ脂ののった鰆のたたき。続いて鯖のキズシ、沢庵、大葉をパリパリの海苔で巻き込んだ鯖タク巻き。鯖の上品な脂の質と締め具合も完璧。。器もこだわりがあり酒器は生野区桃谷で作られる切子、その他のこだわりの食器は古物や作家物を使用。

皮目をパリッと焼き上げた脂たっぷりののどぐろの塩焼き。漫画絵の書かれた珍しい岐阜の織部焼で供される。

まだまだ酒肴は続きます・・・富山産のよく肥えたホタルイカを使った茶碗蒸し。甘エビの味噌漬にはエシャロットが乗せられる。

鮟肝の炊いたんには食感のアクセントに細かくカットされた奈良漬と散柚子が忍ばされる。丁寧な下処理がされているのは一口いただけばわかる。。日本酒が進みまくる逸品。。

続いて河豚焼き白子寿司は白子を潰してご飯と混ぜていただく。。炊いた鰻を焼き込んだものは表面がパリッとして中はフワフワの食感。

寿司の扉は綺麗に包丁目を入れた新鮮なハリイカから。続いて大きなサイズのかわはぎを肝と一緒に。香りが素晴らしい赤貝、大葉と一緒に蒸した白魚、ミディアムレアに仕上げた一枚付の小肌と続く。握りは最近は珍しいシャリに空気を入れる本手返しで福喜鮨流。。寿司酢は2種類の赤酢をブレンドして使用とのことだけどシャリに色はついていないし、独特の饐えた癖もなく言われないとわからない。

続いて泉州産のかなり大きな身厚のトリ貝。巨大サイズの湯がきたて車海老、雲丹、数の子あてと続く。最後は古典的な作り方の卵焼きと厚焼き、ビジュアルも美しい干瓢巻きでフィニッシュ。ご主人の美意識とこだわりも共感できとても美味しくいただきました。。思いっきり日本酒をいただいて会計は一人2.3諭吉さんでした。

大阪市天王寺区上汐3-8-25
06-6796-8883
完全予約制

HPはこちら

鮨 悠伝寿司 / 谷町九丁目駅大阪上本町駅四天王寺前夕陽ケ丘駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 谷町九丁目/上本町 寿司

紫光寿司

市電の天文館駅徒歩3分。アーケードのはずれにある有名寿司店を夕刻に訪問。

カウンター8席のみでつまんで握ってもらうコース12000円を所望する。お店は年配のご主人と奥さんらしき人で運営。

最初に日本酒をいただいて先付けは鯵の酢の物。。しっかりと締めてあるんだけど酢の塩梅も良くてとても味わい深い。

続いてズワイガニの身だけを取り出したものに酢ゼリーをかけたもの。ボリュームもたっぷりで食べ応えあり。

刺身は脂ののった地元の鰯と鯵。甘い醤油と普通の醤油、塩で食べ比べをする。続いて一塩してさっと炙った鯛と芽葱、大葉、雲丹を巻いた平目と軽く炙った縁側が供される。

こだま西瓜の奈良漬であん肝を巻いたものは日本酒にぴったり。北海道産の雲丹ととびことハリイカを薄く削って素麺状にしたもの、河豚白子の塩焼きはレアの焼き加減がとてもいい。鹿児島産の鰻の白焼きは身厚で弾力がとても強い。

握りの扉は鯛から。続いて白板昆布をのせた締め鯖は甘い上質な脂が乗りまくりでびっくり。北海道産の雲丹も甘々。大振りの小肌、軽く炙ったハリイカはビジュアルも美しい。

鳥取産のトリ貝、茹でたての車海老、ふわふわ穴子、干瓢巻きでフィニッシュ。。お腹いっぱいで店を出て空港に向かいました。

鹿児島県鹿児島市東千石町9-22
電話 099-227-2388

 

紫光寿司 / 天文館通駅高見馬場駅いづろ通駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

寿司 九州地区