2019年09月

LA外食視察 ②

4年連続でミシュラン3つ星を獲得したフォーシーズンズホテル香港の広東料理店「龍景軒」の点心師を務めたMak Kwai Puiシェフが、パートナーのLeung Fai Keungシェフと共に「よりカジュアルに、日常的に本物の味を」という想いから独立して2009年に香港にオープン、2010年にはミシュラン一つ星を獲得した店のロサンゼルス店。日本にも日比谷シャンテに出来て毎日行列。

メニューはシンプル。他のレストランより数は少ないですが、珍しいものもある。どれも本格的でおいしくてそれぞれの値段も300円とか400円とかでとてもリーズナブル。

毎年訪問するSuger fishという寿司店。客席はゆったりと配置されていて、天井も思いっきり高く広々としたオシャレな店内。入るとすぐにレセプションがあり、感じの良いスタッフが暖かく迎えてくれる。アラカルトもあるけどお勧めの「TRUST ME LITE」訳して「お任せライト」(普通のお任せもあります)。

まず最初に出て来たのは薄味ポン酢に浮かぶマグロの刺身。サーモンの握りは癖や臭みもない。シャリは人肌よりも温かい。手巻き寿司はロブスターでお願いする。海苔は見ると山本山を使用。歯触りと香りがとてもいい。エビ握りは「ノザワスタイル」と謳っているだけあって甘酢で軽く締めたもの。しかしながら特にどおってことはない。

毎年定点観測するアメリカファストフードナンバーワンのマクドナルド。大きな端末を使って発注と支払いをするんだけどとても使い勝手がいい。日本のマクドナルドはあらかじめ注文を予測して作り置いていることが多いんだけどアメリカは全てオーダーがあってから作り始める。クオーターパウンダーのパテは冷凍肉ではなくチルドを使用。

人工肉を使ったピザの店も登場。。。

モッツアレラチーズも植物から抽出したもので作る。動物性タンパク質を一切使用しないお店。言われないと絶対にわからない。。

wonder lust creameryは世界中を旅した気分になれるアイスクリーム屋さんでユニークな世界中のフレーバーが楽しめる。看板商品の「Flight Around the World」30ドルは14ミニアイスクリームコーンの盛り合わせ。

「wurstkuche(ソーセージキッチンと言う意味)」はジャーマンホットドック&バーの店でいつ行っても混んでいると言うぐらい人気がある。

メニューはシンプルだけどセンスの良さを感じる。まずはソーセージを選ぶ。豚肉ベースのクラシック、野菜、牛肉、鶏肉などがミックスされたグルメ、バッファローやへび、うさぎなどのお肉を使用したエキゾチックの3カテゴリー。アルコールはドラフトビールだけでも20種類以上でベルギー、ドイツの銘柄中心の品揃え。

ベニスビーチにあるDudry Marketという店を訪問。この店のシーフードプラッターが有名でドンペリニオンの木箱に入って登場。ロブスター、海老、牡蠣、蛤、ムール貝、中トロの盛り合わせ。内容は特にどうってことはない。

生牡蠣もいただいたけど日本の方が断然美味しい。。

こちらのお店はおしゃれな店が並ぶウエスト・ハリウッドにある「グラシアス・マドレ」というメキシカンレストランで、地元の人やセレブにも人気がある場所です。

こちらのお店の全てのメニューがヴィーガンでオーガニックというのが特徴。

エンチラーダ ヴェルデは見た目はあまり美しくないけど非常に美味だったエンチラーダ。エンチラーダの中にはポテト、ズッキーニなどが入っており、その上にはアボカドのスライスとカシューナッツでできたクリーム。添えてあるのはブラックビーンズとケール。

ヘルシーなメニューなので、お腹がいっぱいに膨れても問題ないと聞き及ぶ。
洗練されオシャレな印象の日本にはないタイプのメキシカンレストランです。


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LA外食視察 ①

9月上旬にLAに外食視察に行きました。毎年同じ時期に訪問して既存店の定点観測と新しいトレンドや業態を持つ飲食店を周りまくりました。

到着した当日はBavelという中東料理レストラン。イスラエルはもちろん、トルコ、モロッコ、エジプトなどからインスパイアされた料理をメインにテーマにしたお店との事。お店は200席くらいあるんだけどウエイティング20名の超満席。

お店はかっこよくデザインされていてスタッフもおしゃれな感じ。料理はトラディショナルな中東料理ではなく完全にモダンに作り変えられたもの。

最初の料理はレバノン料理の”Baba ghanoush”焼きなすのディップ。揚げたピタパンと相性抜群。。

真ん中の右の写真はオイスターマッシュルームケバブでびっくりするくらい美味しい。。。

プラントパワーファストフードという店はジャンクフードの代名詞のファストフードをビーガン(完全菜食主義者)向けに作ったお店。

アメリカでは植物性たんぱく質で作られた人工肉(ビヨンドミート)が一般的に浸透しつつありロサンゼルスでは流行というよりもライフスタイルの一部になっていて健康や環境のためにビーガンでなくても週に数回プラントベースの食事をする人が増えていると聞き及ぶ。

肉を一切使わずに大豆由来の人工肉を使ったこのハンバーガーは普通のパテと比べると脂質は15%低く、コレステロールも90%カットされているとのこと。しかも大豆由来のヘムという肉特有の風味を出すたんぱく質成分が含まれているため、肉らしい味と食感が楽しめ、見た目や味、肉汁にいたるまで牛肉のパテを忠実に再現している。

In and out burgerは南カリフォルニアのみで展開するハンバーガーチェーン。アメリカ人が一番好きというお店。メニューはシンプルで、ハンバーガー3種、フライドポテト、飲み物のみ。

いつも注文するのが余計なものをそぎ落としたシンプルな「チーズバーガー 」$2.55(約¥279)。外はふわふわで内側はグリルされサクサクしたバンズに薄いけど肉のうまみを感じるミートパティ、ピクルスの入った癖になる味のサウザンアイランドソース、ボリュームのある新鮮なお野菜から構成される。

「フライドポテト 」$1.75(約¥192)はカットしたてのポテトを100%コレストロールフリーの油で揚げています。サクサクとほくほくのバランスが最高です。

いつも感心するのがIN-N-OUTの店内はフロア、カウンターにいたるまでいつもピカピカ。店員さんが頻繁に出てきて床をはいているのを見かけます。

ピザハットの最新店はテイクアウトに注力。店内に設置されたアイパッドのような端末にクレジットカードを登録して好きなサイズで好きなトッピングをつけたピザを注文する。しばらくすると壁に設置されたコインロッカーのようなところから出来立てのピザが出てくる仕組み。

ピザの宅配はますます便利になって無人の車での配達も近いうちに実施されるとのこと。

パネラブレッドも朝食市場を大きく席巻するカフェ型のパンレストランのチェーン店。アメリカでは46の州に2000以上の店舗がある。この店も数年前から端末での注文を実施。スマホアプリからでもできると聞き及ぶ。カードで支払いをして発注すると席まで持ってきてくれる仕組みでとても便利でストレスフル。

食事は焼きたてのパン(フランスパンがかなり美味しい)やサラダ、パスタなど。。サラダも美味しいのでオススメです。

 

 


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ニューとん助

住之江区の自社の近くにある洋食店。昼の2時間だけの営業だけど常に満席状態。上質なとんかつ料理がメインでどのメニューを食しても美味しい。お店は清潔で特に厨房内はピカピカ。。年季の入ったご主人とその弟子さんと奥さんとアルバイトで運営。

名物のポタージュスープ300円は水と牛乳と玉ねぎとニンニクと大量の味の素で簡単に作る。なんとも言えない後を引く味で食後はニンニクの味が数時間口に残る。パンチがありすぎるガーリックスープ。。ほとんどの客が注文しているのも興味深い。

続いてはトンテキ。。小麦粉をまぶしてゆっくりと弱火で加熱するんだけど見ただけで美味しいことがわかる。シルキーな肉質は咀嚼すると咥内で解けながら甘い脂が味蕾を優しく刺激する。ニンニクの効いたガツン系のドミグラスソースも秀でた美味しさ。ご飯との相性も良く一気にスルスルと食してしまう。食後の膨満感もなくあっさりといただける最高のトンテキです。。

過去のニューとん助はこちら

大阪市住之江区中加賀屋3-1-22
10:59~13:58
定休日 日曜日・水曜日

明日からアメリカに行ってきますので少しだけ日記休ませていただきます・・・・


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