2018年04月

喫茶グリル サンレモ

阿倍野の播磨町交差点にある表記のお店で昼ごはん。店構えは寂れた普通の昭和の喫茶店、店内もふかふかのクッションの椅子が鎮座するレトロテイスト。店に流れる昭和ナンバーがいい空気感を作る。この日は奥村チヨさんの「最終列車」。

調べてみると今年で奥村チヨさん70歳で歌手を引退されるらしい。最終列車は40万枚売った大ヒット曲。。時間の止まった空間につい和んでしまう

メニューはカレーライス450円 チキンライス450円 オムライス480円 ハイシライス600円 トルコライス500円 スパゲティナポリタン・ミートソース各450円 ミックスピカタナポリタン550円 ビーフステーキ1800円 ミルクセーキ350円・・・・価格も昭和の値付け・・・家族経営のなせる技なり。

この日はスイスライス500円を所望

こちらのお店のトルコライスは以前食したことがあるがケチャップライスに白身魚のフライが乗ったもの。スイスライスはその派生系でラードでカリッと揚げられたウインナーソーセージのフライがピーマンとタマネギのチャップライスの上に目玉焼きと一緒に鎮座しハヤシライスのソースがかかったもの。一見懐かしくてジャンクな感じなんだけどご主人が丁寧に作っておられるのでとても高いクオリティーを感じる。これでサラダがついてなんと500円・・・癖になります・・・

食事の前にこの店の南にある森森舎というカフェの彫金教室で作ったシルバーのバングル。イメージ通りで自画自賛なり。

大阪市住吉区万代東1-1-32
06-6692-3340
営業時間:11:00〜20:00
定休日:月曜日

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カテゴリー 姫松, 洋食, カフェ, レストラン |

栄来軒 4月

住吉公園の夜桜を眺めながら電信柱の影と自分の影を重ねながら少しの間に太ったなと手の中にある缶ビールに語りかける・・・・

そんなことはどっちでも良くて住吉大社近くの表記の創業60年の有名大衆中華料理店を一人で訪問。

住吉大社から徒歩3分のグロリアみその、鰻のいづもや、玉子コロッケのやろく、お好み焼の白樺など昔からある有名老舗料理店街の中でも歴史のある高級大衆中華料理店。

路地にあるので場所はかなりわかりにくいけど安くて美味しい大衆中華屋としては界隈でナンバーワン。 カウンターが7席ほどでお店の奥と2階にはテーブル席もある。団体で訪問するときは2階貸し切りがオススメ。2500円からコース料理もおすすめ。

私のような一人客のためにハーフポーションのメニューもいくつかあるのがありがたい。隣に座った若い女性客は餃子とちゃんぽんを注文。。

私はいかの天ぷら小盛り500円を所望。ビールを飲みながらつまむイカの天ぷらは最高。。イカは紋甲烏賊を使用・・・付け合わせの野菜がたっぷりなのも嬉しい。。 

カリカリに揚げられた唐揚げ小盛り480円も秀逸。。

ダイエット中のため炭水化物を抜こうと焼き豚のみを所望。皮部分がカリカリに火入れされて甘いタレがビールによくあう。辛子を少しつけると味わいが変化して楽しい。

この店の名物はズワイガニの身がたくさん入ったカニチャーハン。。テレビでも紹介されたことのある逸品。おすすめです。。

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大阪市住吉区東粉浜3-29-5
06-6678-8807
11:00〜14:30 17:00〜21:00
定休:火曜


カテゴリー 住之江, 住吉, 住吉公園, 中華料理 |

ひろせ 4月

月初に献立が変わるのが楽しみで毎月通い詰める表記の和食店を訪問。東心斎橋の畳屋町の雑居ビル1階にある。若きご主人とホールの女性で運営。ご主人の丁寧な仕事を見て会話が楽しめるカウンターの真ん中の席が特等席。他店で15000円くらいの会席コースがなんと8000円で提供。
価値がありすぎるので最近は口コミでほぼ満席状態。

ご主人は西心斎橋のミシュラン店の「ゆうの」で修行をされたのだがすでに料理のパフォーマンスは修行先を超えたと私は実感する。日本酒もたくさんあってこなれた価格のお任せ生原酒と料理を合わせるのがいつも楽しみ。

先付けは肥えてパンパンに膨れた蛍烏賊と朝掘りの貝塚産の筍、独活、蕗に特製の木の芽味噌を掛けたもの。筍は湯がかずに蒸して調理。掘りたてならではのあくの少なさと柔らかさに驚かされる。この筍を頂いただけですでにノックダウン。。

 

2皿目の料理は明石産の鯛に自家製の唐墨を鋳込んで塩あられを砕いたものをつけて揚げたもの。金針菜とそら豆が添えられる。

刺身はのれそれ(アナゴの稚魚)の沖漬け、皮を炙って燻製をかけた鰆、生をさっと湯がいて炭火で炙って香ばしさを出した旬のとり貝。貝の下には肝を裏越したソースが敷かれる。大葉を射込んだ細魚、大きな切りつけの平目の5種盛り。

日本酒がドンピシャのハイレベルの刺身盛り。。

煮物椀は鯛の身がしっかり入った鯛真薯と旬の生若芽と蕨。。出汁の加減はいつもながら完璧。この刺身とお椀だけで店主の実力は計り知れる。

この日のお酒はすっきり辛口だけど芳醇で口当たりが優しい「谷泉」の特別純米酒を刺身に合わせて焼き魚は鳥取の「山陰東郷」の29BY生酛原酒をいただく。生酛生酒ならではのパンチのあるリッチな味わい。鴨肉にはなんと精米度90%というご飯と同じくらいの精米で作った島根の「ヤマサン正宗」を合わせる。野趣あふれる濃厚な味わいでジビエにぴったりの日本酒。

いつもながらワンランク上のセンスの料理に合った日本酒の仕入れに敬服する。

炭火で丁寧に焼き込まれた焼き魚は高価な北海道産の桜鱒。上品な脂分と皮目の旨味が秀逸。敷かれたソースは鯛の白子を裏越して塩と醤油で調味したもの。予想以上の美味しさに目が落ちそうになった。

極太のアスパラと糖度の高い高知産トマトに黄身酢を掛けたもの。ビジュアルも美しく黄身酢の美味しさは特筆もの。このように綺麗に色を出すのはかなりのテクニックを要する。

鴨と貝塚産の筍を炭焼きにしたもの。ソースは醤油と味醂と出汁を合わせたもの。双方の愛想も良くてマリアージュされた日本酒が進みまくる。

お酒が少し残っていたので酒肴2品を出してくれた。こんな小さな気遣いがとても嬉しい。鯨の骨の粕漬け・・・

山葵の茎の炊いたものもこの時期ならでは。。

食事は桜エビを唐揚げにしたものと豌豆の釜炊きご飯。ダイエット中なのでご飯のお代わりは泣きながら我慢する。

甘味はよもぎアイスを射込んだ最中とバルサミコソースを掛けた苺。最後まで全く手抜きなし。。この本格コースが8000円とは最高のコスパと断言できる。小さな店なので予約必須です。

食事の後はテキーラ専門バーを訪問。酔うためではなく味わうためのウイスキーのようなテキーラを少しずついただいて大人の時間を楽しむ。今日もとてもいい日でした・・・

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

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カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 和食 |