2017年09月

阪口楼

天王寺の茶臼山にある標記の普茶料理の料亭を訪問。「普茶」とは「普(あまね)く衆人に茶を施す」という意味で、江戸時代初期に隠元禅師が中国から黄檗宗とともに日本へもたらされた精進料理らしい。中国からの精進料理だけど長い歴史の中でちゃんと日本式になっているのも素晴しい。

創業は明治10年で堂々たる門を潜って案内いただくと天王寺公園の池の借景を見ながら食事が出来る広々とした個室に通して頂く。

食事の扉は「麻腐(まぶ)」ネットリした舌触りの胡麻豆腐の胡麻酢掛け。クコの実と松の実と胡瓜のあしらえ。

特菜(トクサイ)は湯葉の長芋巻き。濃厚でトロっとした風味の湯葉の中にシャキシャキした食感の長芋が鋳込まれる。

長陽の節句なので菊酒を楽しむ。

塗りの器はすべて輪島塗で塗り替えをして90年は使っていると言っておられた。

「澄免(スメ)」は精進出汁仕立て。鰹節を使わず昆布と茸の出汁で味を付ける。焼き餅の香ばしさと塩加減が絶妙。

「温菜」は無花果の揚げ田楽。簡単な料理なんだけど滋味深くとても口に合う。

「笋羹(シュンカン)」は懐石でいう八寸。かなり手が込んでて素晴しい内容。木耳とモロヘイヤのお浸し、茶豆醤油煮、苦瓜と胡桃の白和え、トマトと椎茸の灘味噌、栗丸十(栗に模したさつま芋)、信太粟麩、えのきとエリンギのとんぶりあえ。プロの技が光りまくり・・・

 

「油磁」は揚げもの。和歌山産の梅蜜煮の天ぷら、高野豆腐で赤コンニャクを巻いた近江ロール、ゴーヤ、甘長唐辛子といぶりがっこ、大徳寺麩を挟んだ蓮根など。。。

「雲片」とは野菜の切れ端を炒め、葛寄せにしたもの。この日は湯葉飛竜頭で豆苗とひじきがあしらわれる。

合わせ味噌汁と白飯

甘味は桃のジェラートときな粉のプリンにスイカのジュレ。最後まで動物性タンパク質は一切なしで美味しく頂きました。これで1人5,500円(税・サービス別)のハイコストパフォーマンス。完全予約制です。。。

大阪市天王寺区茶臼山町1-30
電話: 06-6771-3522
営業時間: 11:30~21:00<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27041322/?tb_id=tabelog_d6a8c573e8dc11da4d0353dd5397dcb9e3ffdfd0″>阪口楼</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010110/”>日本料理</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R6536/rstLst/”>天王寺駅前駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R6531/rstLst/”>天王寺駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R1707/rstLst/”>大阪阿部野橋駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
</p>

 


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 和食 |

華味鳥 ヒルトンプラザウエスト店

梅田のヒルトンプラザウエスト5階にある表記の店を訪問。博多を本店として大阪にも5店舗くらい展開する高級水炊きチェーン店。この日は個室で飲み物がついた5000円のコースを所望。

突出しや鶏ハム、鶏の炊き合わせなどのあとにメインの鍋登場。食事は着物を着たスタッフがかいがいしく世話いただく。

はじめは骨のついたブツ切りを白濁した鶏スープで煮込む。そのあと切り身、肝、ココロが入って玉子と山芋がたっぷり入ったつくね投入。

脂ののったぶつ切り肉は弾力があって食べ応え満点。橙の香りのするパンチのあるポン酢との相性も抜群。鶏の旨味が溶け込んだ鍋のスープに塩を入れて頂くように奨められる。まろやかで何度もお替わりする美味しさ。そのあとは水菜、コラーゲン、湯葉、にんじん、白ネギ、しらたき、豆腐、キャベツ、レタスなどを投入。

仕上げは麺を選択する。

デセールはバニラアイスとキウイゼリー。高タンパク低カロリーなヘルシーな水炊き鍋でしたが日本酒と芋焼酎を飲み過ぎて反省なり。

大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト5F


カテゴリー 梅田/JR大阪, |

餃子酒場マイケル 9月

南海電鉄の天下茶屋駅前に新しく出来た餃子専門店に8月に続いて連チャンで友人と再訪。餃子をメインにした居酒屋業態。

この日は5時過ぎに訪問してハッピーアワーを満喫。生ビール190円を続けて3杯。一緒に焼き餃子2人前を280円をとりあえず注文。

小振りの餃子はパリパリの仕上がりでかなり美味しい。つけダレは酢醤油と肉味噌ラー油の2種類。生ピーマンを所望して「ピーマン餃子肉味噌」でも楽しめる。肉汁餃子480円も価格なりの価値あり。一口かじると肉汁が溢れ出す・・・・

濃厚なレモンサワー170円もかなり美味しい。レモンがたくさん入っていて餃子にぴったりの相性。まさにビバハッピーアワーである。

出し巻きをあさりの出しに漬け込んだものもアイデア商品として秀逸。胡瓜の漬け物やセロリのピクルスとともにこの店の名物のどんどん安くなるハイボール「どん安ハイボール」を所望する。最初は300円で2杯目は200円、3杯目からはずっと100円と言う嬉しい仕組み。

100円ハイボールを頂きながら名物の肉豆腐に半熟玉子のトッピング付き480円。甘辛く炊き上げたスジ肉と注文が通ってから肉鍋で温める豆腐と玉子の相性はぴったり。ボリュームもたっぷりでご飯と一緒にいただいてもいい。

美味しくてリーズナブルで倒れる寸前まで飲みまくっても一人2300円の会計でした。。。ここはヤバいよマジで・・・・

前回のマイケルはこちら
大阪市西成区天下茶屋3-23-13
06-6656-9088


カテゴリー 天下茶屋, 居酒屋 |