料理ジャンル

梁亜楼

いま大隆盛の裏難波にあるシンガポールレストラン。以前はマルイの北側の路地を入った宏亜楼というお店のシンガポール人のシェフと日本人の奥さんが独立したお店。昔からよく通っていたのでとてもシンパシーを感じる。いつも通りよく来てくれましたね〜と歓待いただく。

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昔と同様アットホームな店内の雰囲気は奥さんの人柄か。すべてテーブル席なんだけどいつも満席状態で週末は広いお店にウエイティングが出るくらいの人気店となっている。

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タイガービール(600円)で乾杯してまずは定番の「カンコン・ブラチャン」(880円)を所望。いわゆるピリ辛の空芯菜炒めで唐辛子と干しエビをペーストした調味料のサンバルブラチャンがよく効いてビールにドンピシャ。

空芯采は油と相性がいいので茎の部分の歯ごたえと葉っぱの旨味が海老の風味と混ざってとてもいい感じである。辛いのが苦手な方はあっさり塩炒めもある。

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そしてこの店の名物でランチタイムでも大人気の海南鶏飯(海南チキン800円&チキンライス250円)シンガポールいうたらコレとよく言われるが去年の10月にシンガポールに行ったときは一度も見た事がなかった。

鶏はプリっとしていて表面ツルツル。何とも言えない独特の食感かなり柔らかい。中国醤油系の海南ソースも秀逸。食べ飽きないようにチリソース、軽めのジンジャーソースも添えられる。

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鶏のスープやスパイスでたいたというチキンライス(ご飯)は長粒系のクセのあるジャスミンライスなんだけどそんなに気にならない。食べすすめるとじんわりと旨味が感じられる。海南ソースをかけるとアクセントが出て更に美味しい。

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シンガポールの焼鳥のサテイ(4本800円)。ヨーグルト等のタレに漬け込まれてしっかりと焼かれたジューシーな鶏肉をピーナッツソースで頂く。このソースも味が深くてよく馴染む。この料理は東南アジア全般にあるね。。

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この店のもう一つのスペシャリティーの「シューヨ」(1200円)。いわゆるローストポークでシェフがつくるロースト系の料理はとても美味しくてこれも表面の皮がカリカリでとっても香ばしくて中はすこし柔らかでジューシーな仕上がり。醤油ダレもいいけど塩だけでも充分美味しい。

蜂蜜で漬け込んだ豚肉を焼いたハニーチャーシュ(1200円)も名物。他に蒸しパンにはさんで食す北京ダックも半羽で3500円とかなり廉価で提供。

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これもシンガポールの代表的な料理の海老の黒胡椒炒め(1350円)。熱々の鉄板でジュジューと音をさせながら大きな海老が出てくる。ぴりっとしてビールがとてもすすむ。海老料理はほかにも玉子が絡んだシンガポールの海老チリスタイルのチリプラウンは揚げパンにはさんで食べると最高に美味しい。

あとは車エビのバタープラウン5香スパイス炒め(ともに1480円)などならではの料理がたくさん勢揃い。

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〆は「チャークィティアオ」(980円)はもちもちの幅広麺のピリ辛焼きそば。今回はこれにサンバルソースを足してオリジナルなものを作ってもらった。海老、豚、いか、もやし、青梗菜、玉子、蒲鉾が入ってボリュームもたっぷり。

日本人の奥さんは当然ながらスタッフもとてもいい接客をされる。大阪大学に留学している中国人の女性スタッフとマンダリンで少し会話をする。話も弾んでとてもいい時間を過ごす。

この他にもこの店のお勧めは北京ダックまたは海南チキン、ハニーチャーシューのいずれかを巻き込んだ生春巻きは800円。フカヒレの入った小籠包は4つで680円、鯛の頭をカレーで煮込んだフィッシュヘッドカレーや唐揚げをサンバルソースで和えたものなど・・普通の酢豚や春巻き、唐揚げとかもあるので子供さんでも大丈夫。。

大阪府大阪市中央区難波千日前13-6大一ビル2F
06-6631-7979


カテゴリー 難波, その他料理 |

リストランテ ベツジン (Betsujin)

私を4年前にランニングの世界に導いてくれた某ランニングクラブの忘年会に参加。マラソンの世界では4月と5月の大会が終わると次の秋のシーズンに向けて新たなトレーニングをするので一つの区切りを付ける為にこの時期の忘年会となるらしい。

変わったお店の名前は心行くまでおいしいお酒と食事を楽しんでいつもの自分とは「別人」になってもらいたいと言う想いがあるらしい。場所は天王寺北口を北に抜ける路地を抜けたところ、。パチンコの景品交換所とか居酒屋が建ち並ぶところの並びに位置する。若いときにこのあたりの予備校に通っていたのでとっても懐かしい。

お店はかなりの大箱でレストランウエディングにも対応。エントランスに入るとコンシェルジェがコート&鞄を預かってくれるて食事室を案内。周りの喧噪とのギャップがとってもいい。中庭には噴水もあってモロッコ風の建物は異国情緒満点。いろいろな部屋とスペースがあって見所も満載。

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最初はビールで乾杯して食事が始まる。前菜は鮪のカルパッチョなんだけど苦手なので自家製のパテと交換いただく。肉の味がしっかりしてとっても美味しい。アンディーブのサラダも夏らしくてとてもいい。

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富田林産の茄子と水牛モッツァレラのトマトソース。これは普通に美味しい。。同じ趣味の仲間と1年間のレースの報告や今年の予定や合宿の手配の話など話題は尽きない。

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プリモはリガトーニの黒毛和牛ネック肉と香味野菜のラグー。味が深くてとっても好きな味。皆と食べるから余計に美味しく感じるんだろうなと思う。店員さんも格好よくてとてもいい接遇をされる。
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長崎産の黒ムツのグリルにフレッシュトマトとアンチョビのドレッシング。ワインと共に頂くとかなりいいマリアージュ。大箱レストランなのであまり期待していなかったけど予想以上の美味しさにビックリ。

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セコンドの富士の赤豚と野菜のグリルはタスマニアマスタードと共に頂くと赤ワインがとってもすすむ。豚肉の味が濃くて身質がしっかりしていて食べ応え満点。

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ドルチェは完熟メロンを贅沢に使用したスープ、上に乗っかっているのはココナッツムース。普段あまり食べない食感なんだけどサッパリしてとっても美味しい。
いろんなシチュエーションで利用出来るとてもいい店でした。ランチタイムは行列ができるって言ってました。

大阪市天王寺区悲田院町4-14
06-6772-9485

ベツジンイタリアン / 天王寺駅天王寺駅前駅大阪阿部野橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 天王寺/阿倍野, イタリアン, レストラン |

懐石宿 扇屋

佐賀にて唐津焼をすこし見学してから武雄温泉で昼食。当地でもっとも格式の高い料理旅館と言われる表記の店を訪問する。元湯のすぐ近くに位置する。打ち水がされた涼感たっぷりの玄関を通って瀟洒な部屋に案内いただく。

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建物は歴史ある和風建築で古い木材があちらこちらに使われる。いわゆる数寄屋造り。上品で趣があって見所満載。玄関の横にはワインセラー。好みのシャンパンなどがあったがここは我慢する。

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待ち合い応接室もクラッシックはクラッシックが流れる。趣味性と美意識の高さが伺える。

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8畳二間続きの食事室は照明を落とし気味でゆったりした空間を醸し出す。格子戸をあけると綺麗に整えられた箱庭が見える。この日の昼食は24000円税サ別の特別なものをご用意いただいた。

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梅酒は多分自家製であろう。。かなり美味しかった。。。食前酒が美味しかったら期待が膨らむ。

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先付けは茄子の冷やし揚げ出しに呉豆腐と山芋をかけたものに生の鮑と生雲丹。。高級食材の取り合わせ。。生姜のアクセントもとってもいい。

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前菜は赤クラゲと胡瓜の胡麻酢和え、合鴨ロース煮、鯵の卯の花まぶし、烏賊雲丹焼きと鯛の源平焼、出し巻き卵、かなり大きなバイ貝、川蟹の唐揚げ、三度豆の味噌和え。。特にどおってないけど食べやすくてビールがすすむ。

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椀ものはこの時期のお約束の鱧。。葛打ちではなくそのまんまの状態。独活と秋田産の蓴菜。青柚子の香りが夏らしい。店主は今はなき船場吉兆で修行をされ大阪出身の板前さんと2人で調理場を切り盛りしていると言ってられた。

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お造りは豊後水道と玄界灘で獲れたものと言っておられた。天然鯛、天然車エビ、剣先烏賊、生シラス、ヒラマサ、赤貝。

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炊きあわせは冷やし鉢。旬の野菜に柔らかく炊かれた蛸が入る。見た目は凡庸なんだけどいい味がついている。特に蛸は軽く干されているのか味がとても濃い感じがした。地元産の日本酒と一緒に楽しむ。

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佐賀牛の炭火焼。2日連続で同じようなものを食したがこちらの方が融点が低く脂が甘くて軽い感じがした。肉料理は素材がすべてであるがかなり上質なものを頂いた。

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このあとは天ぷらが続く。調理場で一品づつ揚げられて仲居さんが急いで持ってくる。抹茶塩とレモンをかけて頂く。まずは脂のよくのった鱚。まさに旬真っ盛りでかなり美味しい。

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続いてとうもろこし。元から新鮮でかなり上質のものを使っておられると推測されるのでめちゃめちゃ美味しい。よく似たものをあちこちで食すが久しぶりに美味しいと思った。

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アスパラガスもかなり甘い。火を入れすぎるとべちゃべちゃになるんで加減が実は難しい。これも素材の勝利でかなり美味しい。

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紋甲烏賊はかなりの薄衣。これはセオリーとは逆にしっかり揚げられている。これはこれでとっても美味しい。

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穴子も素材、揚げ加減ともにベスト。一番美味しいサイズの上質のネタである事は間違いない。

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食事は鯛のお茶漬け。タレに漬けられたものに出汁の入ったお茶がかかる。赤出汁も一緒についているのは不思議だけどそう言う地方の特性であろうか。

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デセールは大きくカットされたマスクメロン。。お酒と税金、サービス料を入れて一人35000円なり。いろいろな意味で勉強になりました。

佐賀県武雄市武雄町大字武雄7399
0954-22-3188

懐石 宿 扇屋懐石・会席料理 / 武雄温泉駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 九州地区, 和食 |