料理ジャンル

博多ラーメン 一休

玉出駅近くの南港通沿いにある赤いテントの昔からあるラーメン屋。看板に「本格博多ラーメン」とある。かなり昔はよく行列ができていて夜遅くまであいているせいもあってよく利用させていただいた。

会社で遅くまで雑務をした帰り一人で訪問。店はカウンターのみで扉をあけてすぐに椅子がある。店が狭すぎるが故にいろんなところに食材のストックやご主人の私物であろう長靴や服がある。いわゆるごちゃごちゃしている。

そんなことはどうでもよくタマユラーメン750円をいつもは食すがこの日は辛子明太子ラーメン850円を奮発していただく。

出てきたラーメンはこんな感じ。。。

白濁したとんこつスープの上にのっかった茶色のものが玉葱などの香味野菜を油の中で加熱して風味を移した 【 タマユ 】といわれるもの。見た感じほど豚骨の味が感じられない。個人的にはこれくらいのライトな感じが好みである。少し魚の香りもする。。。

麺はストレートで水分が多め。

チャーシューは濃い目の味付けでこの日はトロトロに煮込まれていてとっても美味しい。とっても色気のあるチャーシューである。。タマユとライトな豚骨スープが相まってとてもまろやかで美味しいと感じる。

ご飯の上に高菜をのせてスープで半分加熱された辛子明太子をのせていただくと元気が出てくる。細くカットされたキクラゲもとても美味しいし卓上のショウガや高菜で味の変化もあってとてもいい晩ご飯となる。

価格的には少し高いかなと思うがそれは客が判断することである。。昔と全く変わらぬラーメンを食し結構嬉しかった。お店が古びていた以外はこのお店の絶対価値は昔から変わっていないと思った。一定の美味しさと満足感は私には充分であった。客がお店を選ぶのは相対価値なのねと改めて理解する。

大阪市西成区玉出中2-16-6
電話:06-6659-5008
営業時間:11:00~翌5:00

博多ラーメン一休ラーメン / 玉出駅塚西駅東玉出駅


カテゴリー 玉出, 麺料理 |

みな美

表記の店で昼食をいただく。場所は島根県松江市の宍道湖の湖畔。前日は同じ経営の玉造温泉の旅館に宿泊。松江に来たときはいろいろな方にお連れいただく創業120年の老舗。過去数多くの文人墨客に好かれたお宿で小泉八雲を始め、島崎藤村、与謝野晶子、内田百閒、川端康成などが来宿したらしい。食事どころはこの宿の1階部分にある。

名物は「鯛めし」。。。全国津々浦々鯛飯をいただくが地方によってその内容が異なるのが面白い。こちらの鯛めしは、鯛のそぼろ、玉子の白身と黄身を茹でて裏ごしたもの、のり、ネギ、わさび、大根をトッピングしてだし汁を自分でかけて食べる。

特筆するのはだし汁がとてもおいしいこと。昆布がよく効いていてあごの風味もある。淡白なんだけど塩分多くて茶漬けの役割をちゃんとしている。雑味のない透明感のあるいい出汁の香りが鼻に抜ける。庭園も宍道湖の景色も素晴らしいし着物姿の女性スタッフの接客の質の高さにも驚いた。かなり良く教育訓練をされている。

この鯛めしは、江戸・文化文政の時代、長崎や平戸に赴いた御用人が献上した西洋料理を、松江藩七代藩主の松平不昧公がアレンジしたのが原点で、その御殿料理を皆美館の初代板前長が家伝料理として考案し、代々伝承された料理とパンフレットに表記されていた。

難を言えばお茶碗が小さい。。何度も上品に小分けしていただくものなのであろう。。。盛り過ぎてこぼしまくり。。関西人行儀悪いね。。。

鯛飯って大阪や徳島は鯛を丸ごと炊き込むし愛媛は生の鯛の身を味噌たれに漬けて茶漬けにするし宇和島や柏崎、浜田でも違ったものを食べた記憶がある。。やっぱり鯛は魚のキングオブキングなのね。。

*尼崎連続遺体遺棄事件目が離せない・・・この角田という女の生き様は凄すぎる。。姻戚関係すべて殺人の対象。。不謹慎であるが小説よりも奇なる現実に現代の社会の構図を見た感あり。

島根県松江市末次本町14

みな美割烹・小料理 / 松江しんじ湖温泉駅松江駅


カテゴリー 中国地区, 和食 |

金扇

最近習いだした英会話教室にいく前に中崎町にある天ぷらの名店の「金扇」さんを訪問。場所は中崎町駅三番出口を出てローソンを南下。店構えは飾りっけの全然ない見過ごしそうな感じ。

店に入ると難波の精華小学校の前にあった今はなき天ぷらの名店「天吉」を彷彿させるような小体な店構え(カウンター7席と4人掛けテーブル2つ)と見るからに頑固そうなご主人。。瞬間この店は間違いなく旨いと言うことが直感でわかる。

あとで知人にこんな店知ってるかと尋ねるとこの店のご主人はプラザホテルの料理長で独立して喫茶店の後の居抜きで開業したと言っていた。現役のときは業界では神の手を持つ男と言われていたらしい。

お昼は天丼と天ぷら定食。迷わず定食1000円を所望する。周りは近くの会社のOLが多い。カウンターがやっぱり特等席なり。注文が入り次第ネタを切り出し、衣を付け、揚げていく。

突き出しは冷や奴。。普通の豆腐と違うことは見ただけでわかる。。当然味も濃くうまい。ごはん、赤だし(豆腐入りでかなりいい味噌を使っている)漬物(きゅうり、塩昆布です)、天つゆですが最初に出る。

そして天ぷらだがホントは揚げたてを少しづつ出してくれるのだがこの日は急いでいるからと言って総て一遍に揚げてもらう。この日の中身は海老2尾、シソ巻き海老1尾、小アジ、茄子、ししとう(2個付)、玉ねぎ2個、サツマイモ、玉子の白身、鶏、ゴボウ。。

小振りの天ぷらは綿実油で揚げられておりさっくりと軽い感じで揚がっている。かなりレヴェルの高い天ぷらである。これが1000円とは驚愕のCPである。この日いただいた天麩羅定食1,000円はじめ、天丼800円、かき揚丼800円、野菜かき揚丼450円と総てがリーズナブルな価格。

夜のメニューはAコース1,900円 Bコース3,700円 後はおまかせ・・・と言っていた。天ぷらだけではなく一品料理もあり。。今度夜来るねと言って店を出る。。この店かなりいい。。

大阪市北区万歳町3-41 ホワイトコーポラス 1F
営業時間*ランチ12:00~13:30(日曜日は無し)、夜17:30~23:30
定休日*月曜日・祝日

 


カテゴリー 扇町/天満, 中崎町, 天ぷら |