松屋町

New order【大阪市 松屋町】

中央区の空堀にある表記のスープカレーの店を訪問。谷町6丁目と松屋町の駅の中間くらいに位置する。界隈にコインパーキングあり。空堀商店街の北側の住宅地から路地を入ったところに位置する。外観は昭和な長屋というか民家なのでそこにカレー店があるとは誰もわからない。

こちらは知人のカレー店主に紹介いただいた大阪のカレー店で現在、最も話題になっているお店で、元々は東京で営業されていたと聞き及ぶ。

店内は古民家を改装した雰囲気のある内装。年代を感じさせる趣味性の高いレトロなインテリアもこだわりを感じさせる。この日は若き女性店主さんのワンオペで摺りガラスで区切られた厨房の中で調理の音だけが聞こえる。カウンターの他にテーブル席も6席ほどある。

スープカレーは3種類(新・海・菌)でどういうわけか「幕末スープカレー」という名前になっている。

<幕末スープカレー>
・新 1,600円
・海 2,000円
・菌 2,100円

<スープベース>
・スタンダード +0円
・味噌チャーガ +200円

<辛さ>
・1辛~5辛(2辛がスタンダード)

<ご飯>
・大盛り +0円
・おかわり +100円
・七味ご飯 +100円

<トッピング>
・海苔天 +100円
・蓮根天 +100円
・椎茸天 +200円
・人参と茗荷のかきあげ +200円
・がごめとろろ昆布 +200円

「新」は16種類の野菜、「海」はそれに海苔天やら海藻類にお豆腐がプラス、「菌」は更に木の子類がプラスされるとのこと。今回は初めてなので「海」を所望。スープはスタンダードにする。スタンダードスープ以外にトマト、味噌、ココナッツ、熟成酒粕をプラスすることもできるとのこと(+200円)。

先にご飯が到着。玄米っぽいけど食べやすい。酢橘を絞っていただくとのこと。

こちらはランチ時も予約を優先というシステム。予約なしでも訪問できるが、ワンオペの為予約なしの場合は席が空いていても入店できないことがあるとのこと。

しばらくしてボリュームたっぷりのカレー「海」が熱々の土鍋で供される。

たっぷりの野菜は人参、蕪、春菊、冬瓜、エノキ、ブロッコリー、蓮根、ジャガイモ、菊芋、アスパラの芽、里芋、白葱、ミニ青梗菜、さつまいも、カリフラワー、青大根、等々多種のものがさまざまな調理法で入っており、ビジュアルの美しさもあってかなりヘルシー。

ベースの野菜に「おぼろ豆腐」、香り高い「海苔天」が追加される。一切動物性の食材は入っていないんだけど香り高くナチュラルで力強い味わい。とにかく野菜のおいしさが飛び抜けている。スパイシーなんだけどバランスのいい透明感のある美味しさ。

期待値を遥かに超えたすごい仕上がりのスープカレーに感動する。自身の今までのスープカレーやスパイスカレーの概念をひっくり返すくらい純粋に美味しい。ごちそうさまでした。。

大阪市中央区谷町6-13-21
NEW○RDER
06-6777-6305
日曜・火曜 11:00~16:00
月曜・土曜 11:30~21:00
水曜・木曜・金曜定休
Instagram @neworder_gate
にDMにて予約可(詳細はインスタにて)

 

大阪市 松屋町 カレーライス

ピッツアリア モリタ【大阪市 谷町六丁目】 【大阪市 松屋町】

松屋町駅と谷町6丁目駅の間くらいにある表記のピッツアテリアを平日ランチタイムに一人で訪問。長堀通りから少し入った路地にひっそりと位置する。

お店は青く縁取った扉とオリーブの鉢植えが目印なんだけど間口が狭くてかなりわかりにくい。細長い店内は手前にテーブル席が数卓あり全体で15席くらいのキャパ。店の奥が厨房になっていて鉄のピザ窯が鎮座する。ご夫婦2人で切り盛り。

こちらのお店のご主人はイタリアのエミリア=ロマーニャ州のラヴェンナというところの店で修業され、2001年にベネト州のパドヴァで毎年開催されるピッツァコンテストで外国人として初めて優勝した方とのこと。

メニューはピッツアのみでランチタイムは日替わりのピッツア1300円とサラダのついた選べるハーフ&ハーフピザ1940円のみ。選べるピッツアメニューはほうれん草とリコッタチーズの「ロマーニャミーア」、しらすとモッツアレラとレモンの「ビアンカビオラ」、ツナと水牛モッツアレラの入った「マコ」など界隈で見るメニューとは全く異なる本格的なラインアップ。

マダムにお勧めをお聞きするとトマトソース、モッツアレラ、トレビス、パンチェッタ、ゴルゴンゾーラの入った店主の名前をつけた「TAKESHI(イタリアでは自作ピザに自分の名前をつけるらしい)」とアーティチョークソース、トレビス、マッシュルーム、生ハム、グラーナチーズ、トリュフオイルの入った「バルテル」をお勧めいただいたので素直にそれを所望する。

しばらくして着皿。ナイフとフォークを使っていただくスタイル。よくある王道ナポリピザに比べて生地は薄めでモチモチ食感が特徴。まずはビジュアルも美しい「TAKESHI」からいただく。トマトソースの酸味はかなり穏やか。パンチェッタの脂とチーズとの相性はかなりいい。チコリの一種のトレビスの食感とほろ苦さが大人な感じ。味わいはかなり繊細で様々な食材の味の重なりは今まで食べてきたピッツアの概念を超えた感じ。耳部分のコルニチョーネが焦げてなくて分厚くないのも自分好み。

生地に深みのあるアーティチョークのソースとトリュフオイルが使われている「ピッツァバルデル」は塩と油がしっかり利いた味で日本であまり見かけないタイプ。溶けるチーズではなくてハード系(焼いて削ったグラーナ)を使用なのも味が大雑把にならないためと推察する。生ハムとフレッシュマッシュルームとの相性もなんとも繊細でいい。

両方のピッツアともに口の中で様々な食事の旨みや香りが交差して、えもいえぬ深まりのある味わいとなる。いい店見つけました。。。

大阪市中央区谷町6丁目10-1
06-6777-1783

ピッツェリア モリタイタリアン / 谷町六丁目駅松屋町駅谷町四丁目駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 谷町六丁目大阪市 松屋町 イタリアン

とん一郎【大阪市 松屋町】

松屋町筋にある表記のとんかつ専門店を訪問。松屋町の交差点から数百メートル北上した左側に位置する。店内はカウンター9席、2人用テーブル2つのみ。店主がワンオペの小さな店。昼時で店は満席で最後にひと席に滑り込み。カウンターには「お店の外観・内部・料理の写真撮影禁止」とか「ご飯を残すな」とか結構威圧的な文字が目立つ。店内もピリピリしていて撮影した若い客が店主に叱られていた。食事は40食限定で売り切れたら店じまい。

以下メニュー

■デミカツ:830円
■デミヘレ:880円
■ロースカツ定食:880円
■ヘレカツ定食:930円
■2種盛り定食:980円
■カツカレー:880円

この日は2種盛定食をご飯少なめで所望する。

一度に4人前しか作れないので着皿まで30分かかった・・・・繁盛店のワンオペはかなり厳しいと思われる。厚みのあるロースカツは普通の半分サイズで長細いビジュアル。脂分は少なめで柔らかで味がいい。大きめのヒレカツも食べ応えもあってとても美味しい。とんかつソースはあ普通だけど「おろし玉ねぎポン酢」は肉の美味しさが引き立ち、味わいもあっさりして食が進む。

味噌汁にはシジミが数個入る。ご飯は炊きたてでかなり上質。キャベツにはゴマドレッシングをかけていただく。味噌汁、ご飯、キャベツはお替り可能だけどビビって言えなかった。丁寧にこだわりを持って作られてるんだけど提供時間が早ければと悔やまれる。。

大阪市中央区松屋町住吉4-2

 

とん一郎とんかつ / 松屋町駅谷町六丁目駅長堀橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 松屋町 とんかつ