今年の最後はやはり玉出駅東のうれうにて好物の「アボガドうどん」をいただく。。 このお店のうどんを最初にいただいたときは本当にぶったまげた。 きりりと引き締まったエッジの立った固いだけではなくビヨーンと伸びのあるうちたてで湯がきたてのうどんに生のアボガドをつぶしたものを乗せて揚げたての上質な竹輪の天ぷら乗せて山葵と海苔でいただく。。トッピングはこれも上質な生若布。。。。 一見奇天烈に見えるが食材的にはすべての相性がよくたまに無性に食べたくなる。。よく考えられた取り合わせで実に高品質な料理となっている。個人的には900円の価値は十分にあると思う。 この店の鶏のから揚げもすごく美味しいし、最初は物足りないと感じた掛け出汁も最近はかなり洗練されている。化学調味料を排した透明度のある甘過ぎない、くど過ぎない味わとなっている。 豚バラ肉とゴボウを入れた付け汁の釜揚げも秀逸。湯がきたてのうどんで焼うどんをしたり、冷やしカレーうどんも斬新的でしかも超うまかった。。 この夏、新登場のトマトのシャーベットの乗ったドライカレーうどんもかなりいけていた。。。 多分日本初であろう。。。キーマカレーの辛さとマリネしたトマトシャーベットのバランスは素晴らしかった。 ジャージャー麺もこの店ならではで肉味噌が上品でうどんと相性ドンピシャ。。。暑気払いにちょうど良かった。。。 しかし店主が研究心旺盛なため、新メニューがどんどん登場する。基本的に料理を一人で作っているのでオペレーションに苦労しているのが見ているだけでわかる。。。当然メすべてのニューの仕込みもしないといけなく、途中で麺がなくなってお客さんをおまたせしてしまうこともしょっちゅう。。。麺作りに没頭しているがゆえにサービスや愛想が悪いというお客やうどんの出来上がりにムラがあるという世間の評判もあるがそれはプロの目から見るとしょうがないと思うし充分な許容範囲であると考える。。。 私は誰もがしたくてもできなかったうどんを「料理」と言うステージに持ってきた店主の志に敬服している。 讃岐で修業されたと聞き及ぶが彼の作るうどんこそ自由で進取の精神にあふれ、変化への挑戦を恐れない最も「大阪らしい」うどんであると私は確信する。 大阪の百貨店バイヤ―がこの店をデパートのレストラン街に招致していただくことを心から望む。そうすれば彼の才能が十分に発揮された自由自在の麺料理がより多くのお客に知ってもらい新たな麺料理の文化とともに新たな別のステージに昇華したさらなる麺料理が大阪で生まれることであろう。。
人気のカテゴリー
最新の投稿
カテゴリー
-
- 我孫子
- 阿波座
- 安立町
- 今船
- 今里
- 梅田/JR大阪
- 江坂
- 恵美須町
- 扇町/天満
- 大阪ドーム前
- 岸里
- 岸里玉出(南海)
- 北加賀屋
- 北巽/南巽
- 北浜
- 北畠
- 京橋
- 粉浜
- 堺筋本町
- 桜川/西長堀
- 桜ノ宮
- 沢ノ町
- 四天王寺前夕陽ヶ丘
- 昭和町
- 十三
- 新大阪/西中島南方
- 心斎橋/四ツ橋
- 杉本町
- 住之江
- 住之江公園
- 住吉
- 住吉公園
- 住吉大社
- 住吉東
- 聖天坂
- 大正
- 大国町
- 高殿関目
- 田辺
- 谷町四丁目
- 谷町六丁目
- 谷町九丁目/上本町
- 玉造
- 玉出
- 塚西
- 鶴ヶ丘
- 鶴橋
- 鶴見
- 帝塚山
- 寺田町
- 天下茶屋
- 天神ノ森
- 天神橋筋六丁目
- 天満橋
- 天王寺/阿倍野
- 東部市場前
- 動物園前
- 中崎町
- 中津
- 長居
- 長原/出戸
- 長堀橋
- 南港/天保山
- 難波
- 西九条
- 西田辺
- 西天満
- 西淀川
- 日本橋
- 野田/玉川
- 花園町
- 放出
- 針中野
- 東天下茶屋
- 東三国
- 肥後橋
- 美章園
- 姫松
- 平野
- 福島
- 弁天町
- 堀江
- 本町
- 松虫
- 松屋町
- 緑橋
- 南田辺
- 南森町
- 都島
- 桃谷
- 森ノ宮
- 淀屋橋
月別投稿
プロフィール
店主 鷺岡 和徳
外食歴40年。家に帰らず食べ歩く店主が綴ります。食べ次第更新中! 大阪・関西を中心に全国、時には海外の現地グルメも投稿。