住吉区帝塚山にあるビストロエピス。。 いつも昼のランチタイムは満席なのでダメもとで夜に社員とミーティングを兼ねて 訪問。。年を重ねるにつれヘビーなソースは苦手になっているのだが この店の正統派のフレンチをいただくと「もういいか食っちゃえ・・」 となってしまう。本日はアミューズでホワイトアスパラとホタルイカのソテー でこの一発でもうノックアウトくらってしまう。。 ホワイトアスパラの上品な甘みと的確な火入れはトレビアン~としか言いようのないもの。 それだけでなくホタルイカとアンチョビ風味のソースはビールとの相性完璧。 ホタルイカはてんぷらとかにして加熱すると味が凝縮して ボイルよりもっとうまくなるのだがこのシェフはホタルイカの味噌をソースづかいしよる。。 只者ではないとは思っていたが。。 頭の中でテンカウントを数え意識が何とか戻ってきたところで オードブルの牛ほほ肉赤ワイン煮込みとフォアグラが入ったコロッケ。。 それがレンズ豆の下敷きの上に乗って出てきた。 赤ワインとのマリアージュは瞬間心臓まひを起こして即死しそうだった。。。 何と表現すればいいのかこんなカロリーの高い料理を バクバク食ってしまう自分に驚き。。たぶん4つぐらい食っても足りないであろう。 ソースまでぺろり状態。。 春野菜のコンソーメ風スープで一休み。。もちろん丁寧な仕事ぶりが感じられる。 本場のフレンチにありがちな塩気のとんがりも感じない。 「ほんまに旨すぎて殺されそうになるわ、このレストラン」と 軽口をたたいているとメインディシュのフランス産の鴨肉のローストカシス風味が登場 この料理はどのレストランにもあるオーソドックスなトラディショナルなもの。 しかし彼が作ると鴨肉の絶妙の火入れと喉の奥に絡みつく旨みを持つソースは 日本の鴨にはあり得ない肉質のやわらかさと肉の繊維の立ち方に驚く。 さくっと噛みきれてもっちりしっとりじゅわっと肉汁が感じてワインでうまみ倍増 たぶん弱火で皮をカリカリに焼いて余分な脂を取って旨みを残すというところまではわかるのだが この鴨料理しゃべらずに皿を見つめ続けながらいただく。 食事の間にもいろいろとソースやドレッシングの味見をさせていただいたり ワインのお話をお聞きしたりで楽しい時間を過ごすことができた。 カウンターもあるのでワインとオードブルという楽しみ方もできる。 デセールは自家製レモンのタルトバニラアイス添え。 不味いわけがない。このコースでなんと3500円。ギョエ~と叫びたくなるコストパフォーマンス。 予約して行ってみてちょ
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プロフィール
店主 鷺岡 和徳
外食歴40年。家に帰らず食べ歩く店主が綴ります。食べ次第更新中! 大阪・関西を中心に全国、時には海外の現地グルメも投稿。