フレンチ

ビストロバキュース

西区新町にある表記のビストロをランチタイムに訪問。大阪メトロ西大橋駅から歩いて5分くらい、四ツ橋駅から7分くらいの場所に位置する。店内はカウンター席8席くらいとテーブル8席でシェフ一人で切り盛り。この日記の読者様にオススメのお店ということで紹介いただく。

ランチタイムはコース2種類で好みでメイン・パン・サラダ・コーヒーがつく。オードブルやスープ、デザートは好みで追加する仕組み。この日は「鶏肉と豚肉の蒸し煮」がメインのもの1200円にオードブル800円追加でお願いする。メインがすずきのポワレの場合は1600円とのこと。

サラダと一緒に盛り込まれたボリューム満点のオードブルは大きな自家製のロースハムが2枚とホタルイカのマリネやクスクス、玉ねぎのピクルスなどがてんこ盛り。

メインは見ただけで美味しいことがわかるもの。柔らかく処理された鶏肉の下には、滑らかなバターの香りのマッシュポテト。炒めた玉ねぎの甘さと煮詰めたアップルビネガーの酸味とコクが驚くくらいの美味しさを醸し出している。

ポツポツとした歯触りが面白い黒米入りライスも添えられて食べ応えも満点。夜は好物のカスレもあって王道のフレンチをいただける希少なお店。価格含めて大満足で店を出る。次回は夜にゆっくりと再訪します。

大阪府大阪市西区新町2-3-13
06-6535-2355


カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, フレンチ |

びすとろぽたじえ 3 月

住之江区の玉出にある表記のフレンチレストランを会社のスタッフと訪問。大阪メトロ玉出駅2番出口から徒歩2分の場所に位置する。
こちらのシェフは辻調理師学校の西洋料理の伝説の元教授。現在も高齢ながら現役で腕を振るわれる。当然のことながら辻調の卒業生や先生方もよく訪れる。当日勤務していた若いスタッフ君も昨年卒業後にこちらに就職されたとのこと。

20世紀最大のシェフと言われるPaul Bocuse(ポール・ボキューズ)氏直伝の1980年台のクラシカルなニューベルキュージーヌのレシピを使ったフランス・リヨンの郷土料理をアットホームなスタイルでいただけるお店。

ディナーメニューは2種類のプリフィクススタイルのコースで今回はフルコースの7700円のものを所望する。メインに魚か肉を選ぶコースは6000円。メニュはどれも奇を衒わないオーセンティックな1980年代のボキューズやシャペルが作っていたニューベルキュージーヌのレシピを中心としたもの。

アミューズのポタージュスープは粘度の少ない、喉にストンと落ちるクリアな味わい。後からトウモロコシの風味、香りが鼻に抜ける。普通のものがワンランク上の味わい。

続いて鹿肉を使ったリエット。鹿肉をラードで煮込んでペースト状になるまで冷やした料理。この日もシェフが大きなボールとヘラで翌日分のリエットを仕込んでおられた。

前菜の盛り合わせは伝統料理のオンパレード。トマトのソルベをソースとして使う厚切りサーモン、根セロリのサラダ、ラタトゥーユ、オレンジジュースとフレンチドレッシングを合わせたもので調味する人参のラペ、無塩バターと一緒にいただく自家製のロースハムなど。

私はフォワグラのテリーヌは焼き壺を使って作られるスペシャリティのフォワグラのテリーヌを所望する。こちらはグランシェフがフランス3つ星のオーベルジュ・ド・リルで学ばれた逸品。よくあるテリーヌ型ではなくこちらのお店の店名にもなっている専用の壷に入れて焼き上げて、それをこそぎ取って盛り付けるというクラッシックな製法を引き継がれる。

限りなく滑らかで清らかで軽い舌触りで濃厚で独特の甘さも感じられて何度食べても驚きの美味しさ。まさに唯一無二の味わい。添えられたイチジクのコンポートとの相性もとてもいい。シャルドネと一緒に時間をかけて楽しむ。

好物の魚のムースパテのアメリケーヌソースはリヨンの伝統料理。平目と帆立貝をすり潰して、ふわふわに蒸しあげたスフレ状のムースをさらに焼き込み、芳醇な香りとコクのある濃厚なアメリケーヌソースを添えたもの。日本であまりいただける機会がないものと思う。ムースをいただいた後はバケットでソースを残さずこそげ取ってワインとのマリアージュを楽しむ。

肉料理は豚バラ肉の黒ビール煮込みを所望する。柔らかくほろほろに煮込まれたバラ肉も味わい深いが飴色の玉ねぎの甘さがなんとも言えない。ふわふわのマッシュポテトと艶やかなソースを混ぜて肉をいただくとピノ・ノワールがすすみまくる。

デセールは好きなものを好きなだけチョイス。。ほとんどの客が「全部盛り」を注文するとのこと。

私はワインが残っていたのでデセールはパスしてチーズ盛り合わせをいただく。何度きても感動のある地元の名店です。ランチタイムも営業されています。

過去のぽたじえはこちら

大阪市西成区玉出中2-13-31
06-6651-9568


カテゴリー 玉出, フレンチ |

MICRAD 2月

市内南部の住之江区東加賀屋にある表記のお気に入りレストランを仕事帰りの夜に一人で訪問。大阪メトロ北加賀屋駅・住之江公園駅、南海本線住吉大社駅から徒歩10分という立地だけどコスパも最高で紹介した友人やこのブログの読者様からはかなりいい評価をいただくことが多い。

かなり狭い間口なのでそこがレストランというのわかりにくい。カフェのような白を基調としたお店はカウンター5席とテーブル2卓のみ。調理歴16年の童顔オーナーシェフのミクさんの上質な食材へのこだわりと素材感を活かした技術にいつも感心する。料理のジャンルはイタリアンとフレンチと中東料理を合わせたフュージョンスタイル。

ランチメニューは様々な前菜の入ったヘルシー系のデリプレート1000円か、肉か魚のメインディッシュが入ったプレート1000円〜、本日のパスタセット900円、本日のサンドウイッチなど。

夜はグランドメニューとその日の仕入れで変わるシーズナルメニューでどれもが独創的で全て注文したくなるものばかり。

鱈白子の炙りはレアだけど丁寧な下処理のために癖は全くない。マスタードのソースは和テイストだけどかなり美味しい。

赤大根のポタージュ。浮かんでいるのはスミレかぶ。ポタージュだけど動物性の素材は一切使用していない澄み切った味わい。このような料理がこの店の真骨頂。

とろとろ玉ねぎのグラタン。選び抜いた抜いた玉ねぎを4時間くらいオーブンで焼きこんで作ったもの。こちらも玉ねぎと生クリームと白ワインのみで作られる。玉ねぎの深い甘みとコクがありながら喉にストンと落ちる透明感のある味わい。

熊本艶ポークのグリルはフライパンのみで完璧な火入れをされる。皮目はパリパリで身はしっとりロゼピンク。。相性ドンピシャの白ワインと金柑のソースで供される。

この日のお酒は黄金色の深い味わいの白を所望。自宅でもよくいただくお気に入りのワインです。パスタとデザート食べたかったけどお腹いっぱいごちそうさまでした。

過去のミクラドはこちら

大阪市住之江区中加賀屋4-2-3
日・月曜休み
090-3736-0286


カテゴリー 北加賀屋, 住吉大社, イタリアン, フレンチ |