料理ジャンル

三ツ輪食堂

大国町にある木津市場内の食堂。。

私が毎朝この市場に仕入れにきていた25年以上前にずっとこの店で朝ご飯をいただいていた記憶あり。昔は建物も古くて薄汚れた感じだったが最近改築されとても清潔なはず・・なんだけどこの店はしもた屋の空気をしっかりと残し大阪の食堂の風情があちこちに感じられる。。

常連率はかなり高い。。。客が入店すると「〇〇のお兄さん(みんなおっさんだが・・)いらっしゃい」と名前を言われる。。もちろん一見でもとても優しく接してくださる人情食堂。

早朝からあいているので朝ご飯を食べにいくのがおすすめ。。この日は昼頃訪問すると店主疲れてカウンターで休憩していた。。

店の内はカウンター10席程度で表の看板に書いている定食もいいんだけど私はこの店では好きなものを好きなだけいただくことにしている。メニューは壁掛けでたくさん書かれていてそれと別に大きなお皿に盛りつけられたお惣菜に、ショーケースの中にもいろいろなおかずが並んでいるので好きなものを指差して頂く。

まずはこの店名物の「肉巻き」(750円)と中飯と貝のみそ汁を所望。

貝汁はええ出汁が出てあさりもかなり上質。。。これだけでこの店の実力がわかる。

目の前の大皿に入っていた豆腐とげその炊いたんをいただく。。しんみりした味付けでご飯がばんばん入る。。。「ほんと美味しいねえ」と声に出る。。。

肉巻きは味醂の効いた少し甘めの出汁がご飯によく合う。ふわふわで優しい味の加減は40年来変わらない。ご飯に載せていただくと至福のの味わいである。

玉子の中は上質和肉がたっぷり。。。これが食べたくてこの店に来る。。。隣のうどんの大和も同じものがあるがこの店の方が優しい味加減。。ビジュアルだけでも唾液が出る。。

海老の天ぷらだけ6匹あげて頂く。。天つゆにつけてご飯と肉巻の残りを一緒に掻き込む。肉玉子天丼の出来上がり。。。バリ旨。。。

お店のますお君(推定65歳)の「長い間おまっとうさ~ん」というフレーズは昭和そのもの。。。まるで吉本新喜劇の食堂のよう。

私が通っていたころはお父さんがいて兄弟2人がお手伝い。現在は長男さんがお店を仕切り、弟のますお君が外回りを担当。。 お二人とも初老を迎え年月の過ぎる速さ感じてしまう。。

定食には、ごはん・味噌汁・一品付きでこんな感じ。
 ■デラックス天丼 1,000円
 ■お造り定食   1,300円
 ■肉巻き定食   1,200円
 ■天ぷら定食   1,250円
 ■焼魚定食    1,100円

一見ええ値段だけど価格以上の価値はあり。

何を食べても美味しい。。。敷地内にコインパーキングあり。。。 お昼時はずしていくのがコツかな。地方の方連れてきたら必ず喜ばれます。。

大阪市浪速区敷津東2-2-8

電話 : 06-6632-6490

営業時間 :  5:00~13:30

 

*地元のロードサイドに出来たサトレストランシステムの新業態の天丼店「さん天」に再訪。40席のカウンターとテーブル席で天ぷらを中心とした商品の横展開。厨房あわせて9名で運営。。生産性が悪いなあと感じる。。しかしお客はどんどこ入ってきて380円の天丼を食べまくっている。。美味しくはないけど380円だったらありかなと友人の感想。

弊社の今後の業態開発のヒントにしている店である。。


カテゴリー 大国町, 和食 |

きくや

大阪城のナイトラン大会に出場して銭湯で汗を流して一人打ち上げ。

大阪のおでんで多幸梅、花くじらに並ぶ超繁盛店。。。特筆は価格の安さ。。ほとんどのおでん(この店では関東煮カントダキ)が120円からで一番高いコロでも650円。。飲み物含めていつも2000円以内で収まる。

場所はJR環状線玉造駅の改札を出て東側すぐ東小橋北公園の前。タッパを有料で買って持ち帰りも出来る。桜の季節に前の公園で花見もいいといつも思う。店は約20席カウンター席のみ。

まずは餅入りの巾着と烏賊の下足110円。。。どちらも想像通りの味。おでんのダシは鶏ガラベースにカツオと昆布のあっさり系。しかしスジ肉、ネギマなど大量に入れられている魚介や肉などからいろんな旨味が出てあっさりかつ複雑な味わいとなっている。

私のイチオシは春菊。冬が美味しいんだけどいつも注文する。春菊をベーコンで巻いたもので、オーダーが入ってから煮る。だから、春菊のシャキシャキした歯ごたえが素晴らしい。絶妙の火入れ。独特の苦みが生ビールにドンピシャ。。
この日はいただかなかったがすじ肉もニクニクしていてかなり美味しいし、ジャガイモは信じられないくらい柔らかい。でも崩れていないのが不思議。。皿の中でつぶしながら出汁と一緒にいただくのが私流。梅焼きもふわふわして美味しいし。小芋もこの店の名物。
シュウマイ110円。これも注文があってから出汁で炊いて約5分。大根は下煮がしてあるのでとろりと柔らかく美味しいスープを含んで口中に旨味が広がる。見ただけで美味しいとわかる逸品。
おでんとはかくあるべしということをいろんな意味で示している店であると思う。いつも満席なので20分くらいは並ぶ覚悟必要。。
大阪市東成区東小橋1-1-17

電話:06-6976-9629
営業時間:11時30分~22時(

きくやおでん / 玉造駅(JR)玉造駅(大阪市営)森ノ宮駅


カテゴリー 玉造, 関東炊 |

鮨処よし田 8月

私どもの本社から歩いて30秒という近場なんだけど地元で一番繁盛しているすし店。店主は世良正則クリソツのロックンロラー系。かなりイケメン。。

いつもいただく寿司のコースは当日仕入れのネタによって価格は異なるが4000円から5000円。この日は4300円だった。この日はあんまりお腹がすいていなかったので一人前注文してをツレと仲良くシェアする。

カウンターと奥にテーブル席。7時ごろはいつも超満員。。。9時くらいだとネタがなくなる。。いつ行けばいいのか困る。。。

寿司以外の肴も豊富ですべて値札がついているので安心。。テレビもあって敷居も高くない。。そのかわりネタはいつも厳選。基本握りは2貫づけで1貫づつ味を変えて出してくれる。一つは醤油、一つはポン酢という感じ。

最初は剣先イカの上に甘甘のウニをのせたもの。。一つは煮切り醤油で、一つは塩で供す。。ヒラメもポン酢おろしと塩レモンの2種類。。シャリが小さいので一口でいただく。

カワハギに肝をのせたもの。これもポン酢と塩で供す。。カワハギは通年仕入れされている。身も分厚くて脂ものってとっても美味しい。手前はシマアジとカンパチの食べ比べ。(写真は携帯なのでボケボケ)

甘エビも甘々。。たこもイボがコリコリしてとっても美味しい。一つは酢みそで一つは梅肉でいただく。。

北海道の厚岸の夏蛎はとってもミルキー。。。この店ならではのネタで本日のナンバーワンなり。

甘エビの頭を焼いて頂いて焼酎の水割りとともにいただく。。

最後はトロの生と炙り。。。本マグロなのであっさりしながらも咥内でとろけるとのこと。。

私は別に普通の海老と北海道産のツブ貝をいただく。。私が中学生の頃、両親が地元で小さな小さな寿司店を2人でしていた。学校から帰ると母親の顔を見に寿司店に飛び込む。。母は私のおやつに海老の握りを作ってくれた。。

その握りが私の寿司の原風景になっている。。活きた車エビではなく普通の冷凍の海老がとても美味しく感じる48才。。

その話をするとツレは「海老の寿司が子供のおやつというのは変やわ!」とのたまうが実際そうだったのでしょうがない。。翌朝の3時まで寿司店を営業して明け方に自宅に帰ってくる両親はそれでも子供に弁当を手作りしてくれた。

しかしたまに手を抜いて弁当に寿司が入っていることもあった。キュウリ巻きやシンコ巻きならいいがある日、マグロの握りが入っていて夏場だったせいか変色して異臭を放っていた。

でもせっかく母ちゃんが作ってくれた弁当なので感謝しながら辛抱して食べた。。不味かった。。。(涙)

それ以来40年近くマグロを口にしたことがない・・・・

これが私がマグロを食べない理由。。今までいろんな方に聞かれる私の小さな秘密をカミングアウト。

大阪市住之江区東加賀屋3-16-16

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カテゴリー 北加賀屋, 住之江公園, 住吉公園, 寿司 |