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麺屋 爽月

南海本線粉浜駅を降りると粉浜商店街という古くからある商店街がありそのアーケードを入ったところにある入口がウッディな感じのお店で昼はうどんで夜は蕎麦という2毛作業態。

店内入口直ぐには製麺スペースがあり、うどんの作るのが目の前で見えるようになっている。テーブル席とカウンター席があるので一人でもグループでも大丈夫のよう。 夜は様々な一品料理と鍋などのセットメニューもたくさんあるよう。。

いつもワイシャツに出汁を飛ばすので出かけるときはいつも我慢するんだけど朝から口がカレーになっていたのでカレーうどん780円を所望する。

麺は、細めのストレートの麺。そこそこの密度で弾力あり。カレーうどんなのであまり麺の味はわかんないが食べやすいことは間違いない。

スープは出汁ががしっかり効いていてかつスパイシー。上質のお肉やお野菜がたっぷり入っているのが嬉しい。

店主は、門真市の「饂飩 きぬ川」で修行をされたと聞き及ぶ。 横の客が注文していたきつねうどんの揚げの中にうずらのたまごやいろんな野菜が入っていた。次回はあれ(きつね)を頼もうと心に決めて店を出る。

HPはこちら
大阪市住之江区粉浜2-11-3
06-6606-8092
11:30~14:30(饂飩)
17:30~21:00(蕎麦)

爽月うどん / 粉浜駅東粉浜駅住吉駅


カテゴリー 粉浜, 麺料理 |

ビストロエピス 8月

帝塚山のヘビーユースする鬼才奥野シェフのビストロ。。コストパフォーマンスの良さとしっかりとしたクラシカルな仕事が地元の客を釘づけにしている。。 本日は5000円のコースの魚料理の鱸をオマールエビに変更していただきしばしディナーを楽しむ。。

アミューズは鶏の胸肉のハムのサラダ仕立て。黒いのはトリフオイル。。鼻の中がくすぐったくなるようないい香り。。ハムの火入れも完璧。イチジクとともにいただくフォアグラをキャラメルゼしたもの。。これは少量だが美味しすぎ。。

とりあえず生ビールのあとは泡を所望。。メートルお勧めのカバ。シャロック・カバ・ブリュット。。泡立ちきめ細やかで非常 に香り高く、フレッシュ。。暑気払いにぴったり。熟成感もありまろやかさと洗練された味わいはシャンパン以上。本日は最初から最後までこれで楽しむ。

ホタテ貝とオマールのムースのパートフリック包みは帆立がごろごろと入り香草入りのバターソースでいただく。。これもカヴァにぴったり。添えられた夏野菜を使ったラタトゥユもパンチの利いたいい味である。こういう添え物にも抜かりがない。。

ビシソワーズはコンソメのジュレが入ってイクラの塩気がいいアクセントになる。。ジャガイモ、タマネギ、生クリーム、バター、塩・こしょう、牛乳、ブイヨンスープが中身だと思うのだけどいろんな味が混然一体となって頭の中がふわっと別次元に行ってしまいそうになる。

メインのオマールエビはもちろんフレッシュ。シェフお得意のブールブランソースは酸味の強い白ワインと白ワインビネガー、 刻んだエシャロットを煮詰め、それにバターやクリームを混ぜ込んで作る比較的シンプルなソースなんだけどいつもすごく味に深みとコクがあることに驚く。

それに粒マスタードのソースを合わせると素材の味がとても膨らみまさに魔法のソースと化する。パンもいっぱいおかわりしてソースをすくって食べまくってしまう。海老はもちろんプリプリでミディアムレアに仕上げる火入れは素晴らしい。

フランス産の子牛のヘレとフォワグラを合わせたソテーなんだけど肉の柔らかさと味の深み、ソースの美味しさに驚く、出てきたときのソースの香りが素晴らしく写真を取ることを忘れてしまう。

デセールはグレープフルーツのゼリー寄せ。独特の苦みが胃を落ち着かせてくれる。気取りのない店なんだけどシェフの料理はすべて気合の入った渾身の逸品ばかり。

何をいただいても美味しいし値段もリーズナブル。お店が狭いのが玉にきずだけど予約をしていくのがべター。お手軽なコース料理もいいしアラカルトをシェアーするのもおすすめ。

お店のHPはこちら


カテゴリー 帝塚山, 姫松, フレンチ |

蕎麦切り 大城

たまたま知人の葬式で一緒した高校時代の後輩が「同級生の女の子が鶴ヶ丘で蕎麦やってます。。かなりええ感じです。一度行ってみてください」というので早速出向く。。JR鶴ヶ丘駅の西側を幹線道路に出る一筋手前を南に入る。。 普通は通らない生活道路の端っこにたたずむ品のいいお店。。

昔の邸宅を改装した感のある綺麗なシュッとしたスタイリッシュな建物。 店内に入るとそば打ち場があり間接照明で照らされた和モダンな内装。。大きな8人くらいすわれるテーブルが3つと前栽が切り取った絵のように見えるカウンターも ゆったりと 10人ぐらいは座れる感じ。。

椅子をはじめとする調度品も実に品がいい。何もかもがとても綺麗で御主人の卓越したセンスを感じる。ランチのセットで玄挽きそばのざる蕎麦とシラス丼の組み合わせたもの900円を所望する。

最初に蕎麦茶と上質なおしぼりがでてくるんだけど。「お茶は冷たいのと温かいのとどちらにしましょう。」とのこと、私は温かい茶をお願いする。なんとも行きとどいた蕎麦屋かと感心するまたこの店は蕎麦だけでなくお酒もかなりの品ぞろえがある。またお酒の肴というかそんなレヴェルではない完成された料理も多くそろっていることに驚く。メニューに並ぶさまざまな献立を見ただけで次はいつ来ようかと考えてしまう。。

出てきた蕎麦は焼杉の板に載せられなんともなまめかしい絵となっている。。 原田芳郎のような男の色気のある蕎麦である。。また値段の割にボリュームもありお客様目線で御商売をされておられることに敬服。

蕎麦は結構固め。玄蕎麦なので少しごつごつした野趣あふれる感じ。山葵を乗せていただけば薬味に負けない香りを感じる。塩を掛けていただきたかったがそれはまた今度。。漬け汁が少し甘い感じがしたがこれは好みであろう。。蕎麦湯も秀逸であった。この男性的な蕎麦つゆはもっと醤油辛くてもいいかなと思ったが客層や地域層を商売として考えるとこのような形に落ち着いたのであろうと推察される。。

シラス丼は予想をはるかに超えた秀逸なものであった。。春先に獲れたシラスを釜ゆでされたものを冷凍保存したものであろう。かなり質が高くこのレヴェルのものをセットメニューで出される潔さも素晴らしい。甘くて香りもすがすがしく透明感のある味わいはあとで醤油をかけるんじゃなかったと後悔させた。。ウズラ卵との相性も素晴らしい。。。

連れは山かけ蕎麦の単品を注文。ビジュアルも素晴らしく超美味しいとのことだった。。。

 

100年以上前の庭はとてもきれいに手入れされている。。かなり歴史があるであろうと見受けられる老松も実に味がある。庭の端には軍神「乃木希典大将」の石像が鎮座。。


店内の作業は全てスカーフ巻いた女性2名で行っている。制服さえもとってもセンスがいい。お店の調度品や食器も気がきいていてとてもいいゆったりとした時間が過ごせる。。夜にカウンターでつまみをいただきながらお酒を飲み〆は蕎麦って感じであろうか。。母校阪南高校の後輩のマダムも美しく実に魅力的な方。最初見たときに黒木瞳さんが働いているのかと思った。多分彼女の趣味とセンスがこの店全部にいきわたっていると思われる。私が最初に「実はこの店、後輩の○○くんに教えてもらって・・・」と話すと「○○さんですか?」と私の名前を言われたのに驚いた。。指名手配中であろうか。。

蕎麦も美味しいしいこごちもいい。コスパも素晴らしい。大箱のお店なのでたくさんの方でも入れます。。みんなで行くべ!

大阪府大阪市阿倍野区西田辺町2-6-13 / 06-6691-0046


カテゴリー 鶴ヶ丘, 長居, 西田辺, 蕎麦 |