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和風もつ料理あらた

西中島で30年以上営業されている超有名店に友人と訪問。開店が18時なんだけど30分前に並ばないと入店出来ないといわれる。週末は1時間前で18時の時点ですべてのメンバーが揃っていたら入店出来るというシステム。つまり予約は不可ということである。この日は友人が17時から並んでくれた。ビールで乾杯をしてお任せでいただく。席はカウンタ−のみ14席、ご夫婦2人で営業。

2016-05-12 18.08.47

最初は名物の「和風煮込み」。味は塩とベースでいろいろな部位が入る。食感の異なりが楽しい。しっかりとトロトロに煮込まれていて見た目よりもしっかりとしたコクを感じる。ネギは別添えで山盛り乗せるのもあり。サービス担当の奥さんの小さな心遣いが心地いい。

2016-05-12 18.16.00

続いてチレ刺身。牛の脾臓(ひぞう)で食感は生レバーのようだけど臭みも全くなくてプリプリトロトロしてかなり美味しい。うずらの卵が入ってマイルドな食感。鉄分もたっぷり入ってそうで身体にもよさそう。これだけでやられたと思うパンチのある個人的に大好きな逸品。

2016-05-12 18.35.30

メニューはすべてお手頃価格。ホルモンは高くて400円。

2016-05-12 18.30.08

ローストビーフのようなネックスモークは首肉を桜のチップで軽く香り付けしたもの。噛み締めると肉の旨みがしっかり感じられる。

2016-05-12 18.25.38

これも名物のハイボール250円。ラベルのない謎の白いウイスキーが登場してなみなみとグラスに注がれる。割合はウイスキーをウイスキー9.5にソーダ0.5くらい。ウイスキーは最初から水で割っているのであろう。アルコール度数は17と言っておられた。しかしながらこれはネックスモークとよく合う。

2016-05-12 18.19.19

タンシチューはしっかりと煮込まれたタンの先っぽが4切れ。デミグラスソースでなくあっさりした和風なソース。適度な食感が口に合う。

2016-05-12 18.36.01

下処理が絶妙の生センマイ。洗いすぎて真っ白なものは風味と旨みが消えていることが多い。丁寧に千切りにしてゴマだれとポン酢を合わせたものでいただく。韓国料理の真っ赤なソースは苦手なのでかなり嬉しい。柔らかで癖もなくコリコリしてとても美味しい。

2016-05-12 18.21.40

ミノ湯引きはほとんどレア状態。歯ごたえが強くて且つ歯切れもいい。3歳までの牛のミノを使用しているらしい。生姜醤油系にレモンの酸味を足したタレもさっぱりして今までで食べてきたミノ湯引きがすべて否定されるようなうまさでいくらでも食べることが出来る。鶏の刺身の何倍もの旨みを感じる。

2016-05-12 18.42.02

串焼きはタン焼きとハート焼き。味は塩と山椒のみ。ありがちな臭みや癖は全くなし。牛肉よりも個人的にはおいしいと思う。完全にモツの串焼きのイメージを覆す商品。

2016-05-12 18.52.27

おろしポン酢でいただく心(ハート)のタタキ。完全に生です。牛ハツの生は珍しい。しかしながら全く臭みがなくコリコリしてつるりとした食感でかなり美味しい。まさに目からうろこ状態なり。これはひたすら食べ続けたくなるような逸品。

2016-05-12 18.59.51

口直しの柴漬けとともに最後の締めにテール雑炊を所望。肉は入っていないがテールスープの出汁を使用。柚子も入ってかなりさっぱりした味。繁盛店だけどホスピタリティーも感じられて心もお腹も大満足。支払いは一人3000円でした・・・

来週にも再訪する予定です。。

大阪市淀川区西中島4-2-8
電話:06-6304-5250
営業時間:18:00~23:00
定休日:月・日・祝

和風もつ料理 あらたもつ料理 / 西中島南方駅南方駅新大阪駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7


カテゴリー 新大阪/西中島南方, 居酒屋 |

そば切り大城 12月

定期的に訪問する鶴ケ丘にある蕎麦屋さん。住宅街のど真ん中にあるんだけどお店の上質感と蕎麦の美味しさで最近は毎日満席状態。料亭のようなファザードと石臼のあるエントランスを抜けると1枚板のカウンタ−と広いテーブル席が目に入る。蕎麦屋さんはうどんと一緒で夜の営業が弱いんだけどこちらはそんな事はものともせず連日連夜大盛況。

前栽の見えるカウンタ−席は昼間は太陽光で季節の花や緑がキラキラ光り、夜は黒漆の中の生命の息吹を見ながら食事がで出来る。調べると私は2011年の夏からシーズンごとに訪問している。この日は友人とカウンタ−で日本酒と肴の会。

2016-12-18-21-52-46

まずは新生姜と茗荷の出汁冷奴550円を所望する。最近はこういったものが美味しいと思う嗜好になってきた。窓から見える蕾の堅い梅の木を見ながら「年々歳々花相ひ似たり、歳々年々人同じからず」という漢詩を思い出す。冷や奴って江戸時代では庶民も普通に食べていたという事は聞いたことがある。大名行列の槍持ち奴の家紋が豆腐の形をしていたことが語源と聞いた事がある。まさにそんな事に想いを馳せながら豆腐をいただく「年々歳冷や奴相ひ似たる」である。というかそんなことはどっちでもいい。

2016-12-19-09-14-38

この日いただいたお酒は「香住鶴」のひやおろし二夏越え。ひやおろしは普通、一夏越したお酒のことだけどこちらは春に作った加熱殺菌した新酒をタンクでひと夏熟成させて秋に樽詰めしてさらにひと夏冷蔵庫で低温熟成させたもの。山廃仕込みの腰太の酒質にまろやかな熟成感が加わり、とろっとした感触に舌が喜ぶ。

続いていただいた「老亀」の本醸造長期熟成はほんのり甘味があって紹興酒のような色と味わい。牡蠣フライやパンチのある料理と相性が良いと思う。

2016-12-18-21-52-55

毎年この時期にこちらのお店でいただく牡蠣の明石焼風1300円。玉子を混ぜた粉に付けて焼かれたもの。出汁に付けていただく趣向。お酒にドンピシャ。この日の牡蠣は広島産との事だが北海道の厚岸のものやその時期に一番いいものを選ばれる。酢牡蠣やカキフライも当然メニューに並ぶ。

2016-12-18-21-52-53

続いて茸と豆腐の小鍋1300円を所望する。茸のエキスがあわさったしんみりとしたいい出汁が秀逸。豆腐と日本酒って本当に良く合うなとあらためて感心する。。

〆に蕎麦をいただこうかと思ったが店が満席になってきたので後から来られる方に席を譲って店を出る。

過去の大城さんはこちら
大阪市阿倍野区西田辺町2-6-13
06-6691-0046
営業時間 11:00~14:00 17:00~21:00
定休 火曜日 第2第4月曜日


カテゴリー 鶴ヶ丘, 長居, 蕎麦 |

大芳

和歌山市のアロチにある和食店を訪問。アロチの語源は昔このあたりの繁華街を地元で「北の新地」という名称で呼ばれていて、 新地を「あらたな地」という事で、アロチと読ばれていると聞いたことがある。魚料理で有名な表記の店は1階はカウンタ−席、2階3階は昭和な座敷でかなりの収容人数と推察される。この日はお酒をつけて予算10000円のお任せコース。

2016-03-04 18.17.11

最初に巨大な舟盛りが登場する。巨大な石鯛とホタテ、ハリイカに大振りにカットされた鮪。舟盛りお披露目のあとで板前さんが座敷に出てきて取り分けていただく。

2016-03-04 18.40.36

メバルの煮付けは特にどおってことはないが地元のものを地元で食す美味しさは和歌山ならではの価値がある。

2016-03-04 18.38.35

地元の友人からの差し入れの日本酒で漬け込んだ梅酒。トロトロしてこれはかなり美味しい。

2016-03-04 18.50.20

こちらのお店のスペシャリティーである宝楽焼。本来の表記は「焙烙」で素焼きの平たい土鍋で野菜や海鮮を蒸し焼きにした料理。巨大なサザエ、海老、地鶏、スルメイカ、アスパラ、ハタハタなどボリュームも満点。生姜醤油につけていただく。。

2016-03-04 19.46.05

このあとカキフライが出てこちらのお店の名物の生ずし登場。

2016-03-04 20.26.13

最後は醤油味の豆ご飯で〆。ボリューム満点で美味しかったです。和歌山の繁華街が場末感満開なのにびっくらぽん。
来月は花見で再訪予定。

和歌山市北ノ新地裏田町43
073-431-1888

大芳割烹・小料理 / 和歌山駅田中口駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


カテゴリー 和歌山県, 和食 |