2018年09月

プノンペン

堺の宿院の住宅街にある表記の店をランチタイムに訪問。この地で30年くらい前からある老舗中華そば店。店名と同じ名前の「プノンペン」という商品が看板商品。

2代目の店主はカンボジア人ではなく日本人。店内は昭和な内装のラーメン店。店内には店を訪れた著名人の写真やこれまで受けた取材記事が壁一面に飾られる。

時分時は駐車場を含めて満席になるので開店直後に訪問するのがお薦め。カウンタ−10席と4人掛けテーブルが3つくらい。メニューは「プノンペンそば(1100円)」とそばの入っていない「プノンペン(800円)」のみ。この日はプノンペンそばを所望する。その他、オプションとして

●「焼き豚」   800円
●「焼き豚のせ」 400円
●「野菜大」   400円
●「ライス・替玉」200円
●「ビール」   500円
●「日本酒」   400円

プノンペンそばに焼き豚をトッピングするのが一番人気。その次は麺なしのプノンペンとライスという取り合わせもなかなか通な感じ。この日はデフォルトのプノンペンそば1100円を所望する。

出てきたプノンペンそばは緑の杓子菜に覆われてボリューム満点。スープは日本酒、中国醤油と鶏ガラベースの優しい味わい。その後すぐにニンニクの香りが追いかけてきて微かな辛味がやってくる。セロリやトマトも一緒に炒めているので途中でエスニックな爽やかな酸味も感じられる。

牛バラ肉も地味だけどいい仕事をする。一見小松菜のように見える杓子菜のシャキシャキの食感がとてもいい。聞くと近くの畑で知り合いに作ってもらっているらしい。味の素のせいか中毒性のある何層にも後を引く味になっているのもお見事。

柔らかめの加水率の高い縮れ麺は特注の玉子麺とのこと。食べ終わって周りを見渡すと厨房内も古いけどビックリするくらい清潔。嫌な臭いもなくて掃除と整理整頓が行き届いていてピカピカ。店の前に専用の駐車場があるのでとても便利です。

堺市堺区中之町西3丁2-33
072-238-3287
営業時間 11時~19時30分頃


カテゴリー 堺市, 麺料理 |

くしよし

9月1日にリニューアルオープンした鶴ケ丘駅徒歩3分の表記の店を訪問する。新鮮極まりない焼き鳥とクロワッサンの生地を使用したパン粉を使った串揚げの二刀流の専門店。オーナー店主の三谷氏はこの道では有名な方で卓越した技術でこしらえた串は年季を感じさせるものばかり。

まずは朝引き地鶏のたたきから。完璧な火入れで供されるたたきはコクのある味わいとしっかりした歯ごたえ噛めば噛むほど鶏の甘さと旨味を感じることができる。

串焼きの扉はレアに火入れされた脂肝から。。続いての心臓の横の「つなぎ」と言われる部位はコリコリの食感。せせり肉はミディアムレアに仕上げられていて噛めば脂がほとばしる。イタリアナポリで生まれた焼いて食べるチーズのカチャカブロと続く。

どうやって仕入れるのか驚きの十四代・・・この他にもこだわりの日本酒、焼酎が勢ぞろい。お酒を飲みに行くだけでもお値打ち満点。

串揚げはアボガドから続いてロゼピンクの火入れも素晴らしい黒毛和牛。イベリコ豚、鰻と胡瓜の創作揚げ物と続く。

大エビを注文したところ売り切れだったので普通のエビを所望する、普通のエビが大エビサイズだったことにびっくり。食べ応え満点でエビ星人の私は大満足なり。続いてエビとミョウガの揚げ物、サツマイモとクリームチーズと鴨肉の燻製の取り合わせ。

ビールや焼酎もしこたまいただいて会計は4000円なり。コスパも最高の大満足串料理店。2階の座敷は20名くらい収容可能。貸切予約もできるそうです。。

大阪市阿倍野区西田辺町2-1-23

06−6606−4222


カテゴリー 未分類 |

ひろせ 9月

私が現在一番よく利用する心斎橋の超お気に入りの和食店。月初に献立が変わるのが楽しみ。ちょうど台風の日だったんだけどお店は満席。人気のほどがうかがえる。店主のひろせ氏はミシュラン店の「ゆうの」のご出身。丁寧な仕事と衒いのない創作性が多くのファンを魅了する。8000円のコースのみなんだけど1万円以上の価値は十分にあると思う。

ビールで乾杯をして座付に明石蛸の沢煮と焼きなすと芋茎。酸味のあるゼリーが上にかかる。蛸の火入れは完璧・・・

活鱧を揚げたものと新銀杏を合わせて玉蜀黍の餡を敷いた逸品。この玉蜀黍のペースト状の餡がコクと甘みが凝縮した味わい深さにびっくり。。ここで日本酒を所望する。

お造りは大葉を挟んだ大きな「鱚」、ねっとりとした食感で脂が甘くて味の深い「めいち鯛」は一つは昆布締めにして奈良漬を挟んで供される。活鱧は自家製酢味噌にて、皮目を炙ったカマス、巨大サイズのマナガツオ、鰆の盛り合わせ。これだけでお酒が進みまくる。。

この日ご用意いただいたお酒はいつものようにしっかりとした飲み口で奥行きのある旨口の「義侠」の純米無濾過原酒、「松の司」の生酛純米酒、異なるタイプですっきり辛めの「緑川」をいただいた。

お椀は湯葉と豆腐の真薯。菊の花や松葉に見立てた三度豆が秋らしい。出汁の加減は大阪ならではの喰い味重視の塩梅で私の好み。

大きな炭火を使って焼き上げた秋刀魚は中に松茸が鋳込まれている。敷かれたソースは秋刀魚の骨と野菜を煮詰めたもので完成度はかなり高くこれをご飯にかけていただきたいと思うほどのもの。

炊き合わせに車海老と糸かぼちゃ、小芋を合わせたものに茶豆を裏ごして調味した餡が鞍掛けされる。

炭火で皮目をパリパリに焼いて脂をしっかりと落としたハンガリー産の鴨の火入れも完璧、バルサミコと醤油を合わせたソースも秀逸。付け合わせはイチジクのフライとかぼちゃ。「美味しいなあ〜」とつい声に出る逸品。

お酒が残っているのでということで進肴を一品出していただく。酒盗、豆腐の味噌漬け、金山寺味噌、自家製からすみの4種。美味しすぎてさらにお酒を注文してします。。

ご飯はお約束の香り高い松茸ご飯。ダイエット中なんだけど誘惑に負けてお代わりをしてしまう・・・・

デセールはほうじ茶のアイスと梨、巨峰の3種盛り。お腹がはちきれそうになるくらいお腹いっぱい。カウンター6席なので予約は必須。コスパ最高で今月も大満足でした。10月の予約をして店を出る・・・

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

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カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 難波, 和食 |