その他料理

アメリカ視察旅行 その6

時差ボケもなくなり気候もいいのでとても過ごしやすい。ロサンジェルスの気候は本当に素晴らしい。 P4250403.JPG 視察前の井崎先生の朝の講義がとてもわかりやすく前日に見て回った店舗の解説から入ってアメリカの経営の原理原則に至るまで幅広く説明をいただく。又業態については客のTPOSがすべてであること。そのTPOSにあった商品群を客の立場でそろえること。客層を絞り込むのではなくプライスゾーンを絞り込むことが大切であること。それらのことを実例を挙げながらわかりやすく2時間お話しいただいた。 P4260406.JPG この日の最初の視察はFountain ValleyにあるGrocery Outret(売り上げ770億円 125店舗)で賞味期限切れや期限間近のものを取り揃えたスーパー。 P4260409.JPG 米国、世界中の2500か所の工場から仕入れている。このような店でも十分市民権を得てこれだけの店舗を持っていることがすごい。それだけ客がこのような商品を求めているということであろう。 daraturi.JPG Costco PlazaにあるDallar Tree(売り上げ4644億円 3591店舗)は99Cent Only Storeと同じ100円ショップの業態。日常家庭用品、食料品、本、玩具、ギフトなどを1ドルかそれ以下で販売。全品目の40%が中国から輸入している。 P4260442.JPG Big Lots(売り上げ4645億円 1339店舗)もバラエティーストア(全客層生活必需品店) ナショナルブランドメーカーの生産過剰品や生産販売終了品をウォルマート等のディスカウントストアの20~40%割引価格で販売している。 supurante-shon.JPG 昼食はSouplantation(売り上げ300億円 111店舗)サラダ中心のバイキングレストラン。 8.59ドルで上質なサラダ、スープ、パン、パスタ、デザートが食べ放題。女性客に大人気らしい。 子供は6歳から12歳までは4.99ドル、3歳から5歳までは2.99ドル、シニアは60歳以上10%オフ。 ドリンクは小が2.39ドル 大が2.89ドル。                                        最初に好きなサラダをサラダバーから取る。種類もありまくりなので迷ってしまう。トッピングとドレッシングも10種類くらいある。サラダバーで好きなだけ取ったら最初に会計をする。                             席についたら、スープを取りに行く。この日はスープが9種類。チリも好みだがやっぱりクラムチャウダー。クラッカーをのせていただく。 サラダとスープのほかにもパスタ3種類(柔らかめでケチャップたっぷりお子様向き)、ピザブレッド、マフィン、ベイクドポテト、ケーキやフルーツ、アイスクリームもちろん全ておかわり自由です。。。。これだけ食べたら絶対に不健康。。。 デザートは、アイスクリーム、タピオカ、カッテージチーズ、ブラウニー、フルーツ、自分で作るソフトクリーム。どれもが相対的に高品質でブッフェとは思えないおいしさ。特にサラダが秀逸。こんな店も日本にはまだない。                                                                                                                      サラダバイキングで腹いっぱいになったが近くに讃岐うどん屋があるということで潜入。実はこの店の店主は権八(ロスにもあり)で有名な東京資本のグローバルダイニングのアメリカ社長でその会社を退職して奥さんとともに自身のソウルフードである讃岐うどんをアメリカ風にアレンジしないで広めようという考えらしい。                                                                                                                          全て手打ちでいりこと鰹と昆布で丁寧に出汁を取る。。。なんとも生産性の悪いファストフードであるがそういう問題でもないらしい。うどん一杯に根性が入っている。 oudon.JPG かけうどん、ぶっかけは3.45ドル きつねうどんは4.95ドル、天ぷらうどん、肉うどん、カレーうどん、牛丼、天丼が5.95ドル そのほか天ぷらとうどん、おにぎり、カリフォルニアロール、どんぶりの組み合わせがいろいろあった。 menyuoudon.JPG アメリカ人がこの腰のある固いうどんとかそけき風味の出汁の味を受け入れることが出来るのか興味深いところである。かけうどんをいただいたが出汁も含めて香川県の味だったもので感心した。おにぎりのコメはカリフォルニア産のコシヒカリで日本より低価格で美味しいと店主は言っていた。健闘と繁盛を心より祈り店を後にした。 inout.JPG そこからTheDistrict at Tustin Legacyに直行。コストコなどを視察し西海岸で快進撃中のIn-n-Out Burger(売り上げ466億円 233店舗)で3度目の昼食。 この店はカリフォルニアを中心に展開しているハンバーガーチェーン。今のところ、カリフォルニア州と、ネバダ州、アリゾナ州の一部だけにしか店を出していない。この店の特徴はシンプルなメニュー構成。ハンバーガーとポテト以外の食べものを一切売っていない。ドリンクは1.3ドルで飲み放題(だったと思う) ハンバーガー1.85ドル、チーズバーガー2.15ドル、ダブルダブル(肉2枚重ね)3.15ドル、ポテト1.4ドルとそれらを組み合わせたセットメニューのみ。                                                                                                席数は80くらいだがドライブスルー併設なので延々と車が並んでいる。どえらい人気である。 この店は冷凍モノを使わないのをウリにしていて、他のハンバーガーチェーンとは一線を画した味の違いを提供してくれるらしい。そこそこ厚みがあって肉の感触と肉汁が感じられる荒挽きの肉、柔らかめのパン、新鮮なパリパリのレタスとトマト、生の玉ねぎも珍しい。 そして、ジャガイモを丸ごと機械にかけてカットし、そのまま揚げたフライドポテトがこれまた絶品。その作業が丸見えなので見ていてとても楽しい。 作り置きをしていないので少し待たされるが分業制で作る勢いも強烈である。 会計の時にドリンクカップを渡されてドリンクを自分でいれて飲みながら5分くらい待つ。店も厨房も美しい。クリンネスが徹底されている。                                                                                                                                                            menyuinout.JPG 包み紙にビーフもポテトも冷凍のものは一切使わない。バンズは防腐剤を使わず、本物のパン生地を昔ながらの方法で作っている。レタスは毎日フレッシュなものをちぎって使用。ケネベック産のポテトを毎日皮を剥き、カットして使用。使用しているオイルは創業当初から全てコレステロールフリーのものを使用。と書かれている。。。料理は新鮮で作り立てが一番。ファストフードでも大切なことがよくわかる。                                                              rasusi.JPG 鼻からハンバーガーが出そうなのを我慢してBENIHANAが買収した寿司バーのRA Sushiに一人で潜入。全米に12店舗あるらしい。日本の寿司屋とは無縁のFunkyな音楽がガンガンかかり、Barエリアは若者で賑わうらしい。 アメリカでは寿司は基本サビ抜きなので山葵とガリは別盛り。 お店の内装は赤と黒、アメリカ人にとって和のイメージは赤と黒なのであろう。ハリウッド映画に出てくる中国系の和食職人みたいなのが寿司を握っていたので一人でうけていた。。寿司自身はネタもシャリも秀逸であった。でも値段がかなり高かった。これだけで10ドル近くした。 peiwei.JPG そのショッピングセンターの中にPei Wei asiandiner(売り上げ278億円 159店舗) があったので潜入。現在も急成長しているテーブルサービスレストランのPF Chang’s china Bistoro(売り上げ920億円 189店舗)の新業態レストランである。この店はファストカジュアルレストランなのだが食材はすべてフレッシュでテーブルレストランに近い品質の料理を出す中華料理店。5つの食材(牛、豚、鳥・・・)と11種類の調理法・調味料を客が選択して組み合わせるというもの。店内のポップも液晶で動いたりITを駆使しているところも勉強になった。さすがにお腹いっぱいで食べることが出来なかったが店に入って観察だけさせていただいた。 thiku.JPG Chick-FilーA(売り上げ2962億円 1425店舗)というチキンを主力商品としたファストフード店は創業者がクリスチャンなので日曜日は店休日というお店。 したがって従業員の定着率がよく売上収益も好調らしい。。この店も見るだけ。 horufuzu1.JPG このショッピングセンターでは時間があったのでホールフーズを徹底的に観察させていただいた。。 HPで調べるとホールフーズのモットーは”Whole Foods, Whole People, Whole Planet(自然食品、健康な人々、健全な地球)らしい。1500坪以上の巨大なフロアに食料品マーケット、花屋、自然ボディケア店舗、ヘアケア、化粧品、雑貨類、カフェに至るまで日常生活に必要なほとんどのものを取りそろえている。 店内はウオルマート等に比べると店員が比較的多く、ショッピングカートを整理したり果物・野菜類の陳列に目を配っていることが目に見える。。 horufuzu33.JPG まず店の入り口には「オーガニック」の定義と、土作りについての説明が大きなパネルでなされていた。                                                                野菜や果物の約80%がオーガニック。低農薬?栽培のものも販売しているが、その場合は、オーガニックと同様に、大きくて見やすい表示をきちんとしている。                                果、肉類、魚介類、乳製品などの食料品、量り売りの惣菜コーナーも充実していて、レジをすませた後、店内のあるイート・インコーナー(ちょっとしたレストランの雰囲気)で食べることもできる。総菜コーナー用の容器はリサイクルペーパーでできているのにも感心する。 肉類とその加工品(ソーセージ、ハム等)はホルモン剤や抗生物質を使用していない。それが一目瞭然にわかる表示もしっかりとしていた。。 他に、卵、乳製品、ピザや豆乳などの加工食品もオーガニックが中心であった。 魚売り場にはお店の「約束」を書いたボードが立ててあった。内容は完全にはわからなかったが 抗生物質、化学薬品、保存料は使っていないということと週に6日またはほぼ毎日仕入れをしている、だから新鮮という意味のことが書かれていた。 肉売り場もショーケースに飼料はすべて農薬のない草と書かれていた。 食料品マーケットは、ベーカリー、チーズ、シーフード、肉類、お惣菜、コーヒーなどのセクションに分かれ、自然に優しいオーガニックフードがきれいに並べられている。日本のデパートのようにてんでばらばら、どこに何があるのかさっぱりわからん状態になっていない。。。目的別にきちっと計画的なコーディネイトされているのに感動する。 horufuzu22.JPG カフェスペースでは2日前にいただき、見た目も味も秀逸であったサラダバー、ホットバー(イタリアン、アジアン、メキシカンの食べ物がそれぞれ単体でお店のようになった惣菜売り場)寿司バー、サンドウィッチバー、ピザバーがありどれもが一定のレベルであった。スープの種類が豊富でアメリカ人がスープを食べるという感覚が理解できた。 全般的に味と見た目の鮮やかさに感心する。身体にいいものでも、本当においしく、見た目においそうでなければアメリカでは勝てないことも学習した。 ヘアケア・スキンケア製品や石鹸もオーガニックの品ぞろえがたくさんあり安くて上質なものをお土産にどっさり買っていった。 horufuzu44.JPG 歩き疲れてジュースバー。。。体の状態やその日のコンディションに合わせて野菜とフルーツを選んでくれる。。。もちろんすべてオーガニックである。。。 リーマンショック後業績が一時落ち込み苦戦していたらしい。敏腕若手コンサルのF氏によるとホールペイチェック(給与全部がなくなるくらい高いお店)と皮肉られ価格政策の見直しを余儀なくされたらしい。                                                                もちろん景気だけではなく今回視察した多くの競争相手の参入も関係するのであろう。 帰国してHPなど様々な資料で分析したところ株価も2009年を底に2006年の水準までほぼ戻している。。。リーマンショック後、少しづつ回復基調にあることが見て取れる(分析が浅いかもしれませんが・・・・・) P4260525.JPG そのあとThe Promenade Shops at Doa Logoというショッピングセンターに移動。               Dressu Barn(売り上げ1427億円 1428店舗)は30歳から50歳の働く女性をターゲット。中間クラスの服をディスカウントで販売。そのほかにもVictoria Secret(売り上げ5607億円 1332店舗)はかわいい下着を手ごろな価格で販売。。この業態も日本にない。。。写真を撮りたかったが変態親父のようなので控えた。 P4260522.JPG 妊婦と新生児をターゲットとした店も日本にはない。。。かわいらしいおしゃれな服が低価格で販売され。ていた。。。これぞ業態店である。。。。頑張れ西松屋。。 P4260523.JPG Pet Smart(売り上げ5065億円 1112店舗)はペット業界全米1位。13400品目を取り扱う。グルーミング、トレーニングサービスも行う。店舗の半数は動物病院も併設。日本との大きな違いは店でペットを販売していない点。。F氏に聞くとアメリカでは生きた動物は店頭で販売する慣習がないらしい。                                                                井崎先生の話によるとアメリカは全世帯の62%でペットを飼っておりその原因はストレス社会であるとおっしゃっておられた。。。。 P4260524.JPG Staples(売り上げ1兆4153億円 218店舗)は事務用品売り上げ高世界一。標準面積550坪に7500品目を販売) P4260494.JPG TJ Maxx(売り上げ1兆3162億円 847店舗)もアパレルを中心に靴、アクセサリー、バッグなどメーカーの廃盤品、在庫処分品を扱う。 onzaboda.JPG 同じショッピングセンターにあるOn the borderというメキシカンで一足早い晩ご飯。 店内の雰囲気はカジュアルな感じで、仲間やファミリーなどとわいわいがやがや楽しむ感じである。 最初にトルティーヤチップスがサルサと共に運ばれてくるが、チップスが無くなると何回でもお替りを持ってきてくれるサービスも嬉しい。 まずは大好物のワカモレを所望。。。イケメン店員がアボガド、玉ねぎ、トマト、香草、レモンと塩を石のボウルに入れてかき回す。。。。ディップ状になったものをナチョスに付けていただく。。。ドリンクはフローズンマルガリータ。。。最高! takosu.JPG そのあとホットチリウイングとEnchilada(エンチラーダ)を所望する。具はビーフ、チキン、ポーク、ベジタブルと選ぶ事が出来たのでビーフを選ぶ。それぞれをタコスに挟んでいただくという趣向。 1人だいたい$8~$13の会計であった。。。 ホテルに帰って就寝。。。。

洋食その他料理 海外

アメリカ視察旅行 その5

ロサンジェルスで宿泊したキッチン付きのホテルだが作りはかなり質素。。 朝の食事もあるがこんな感じ(寂し。。)    ↓ P4240327.JPG この日は特別にロス在住の鈴木敏仁先生から午前中に講義をいただき、午後から視察をアレンジいただいた。アメリカと日本の小売業のキャッシュサイクル、総資本営業利益率の違いやウォルマート研究の第一人者なのでその強さの解説等をいただいた。 P4250329.JPG この日はイースターであったため多くのお店が休みであった。最初にWincoを視察。 78店で、売り上げ5000億円のスーパー・ウェアハウスストア企業。 倉庫型ディスカウント・スーパーマーケットって感じか。 入り口の近くには「ウォール・オブ・バリューズ」と呼ばれているお値打ち価格商品が積み上げられていてグローサリー売場と青果、鮮魚と食肉、ベーカリーがあった。                   P4250333.JPG また、600種類以上あるバルク・フーズ(大量販売、量り売り)部門に自然食品、有機食品、スナック、キャンディーなどが低価格で取りそろえられていた。 コーヒーの試飲もあった。 uinko2.JPG スナック、キャンディー、コーヒー豆、パスタ等が整然と量り売りされている姿は実にエキサイトメントであり圧倒的な商品力をアピールしている。 今をもってしてもアメリカも不況の真っただ中。ほとんどの顧客は計画購買が大半でどのお店で何を買うのかは全てお客の判断である。エブリデイロープライスの超巨大店のウオルマートを中心にアメリカの小売店は廻っているのだが毎日ウオルマートだと変化に乏しいし飽きるなとこの店を見て実感した。                                                               この店での買い物は実にファンタスティックであり買い物が純粋に楽しいと感じさせる要素がいくつもあった。 uinko3.JPG 野菜や魚介、肉類も量り売り。お客が好きなものを好きなだけ購入できる。もちろん全ての商品は低価格である。 いろいろな新しいショッピングセンター、ディスカウントスーパーをはじめとする新しい店舗を視察し、比較観察することで基幹となっている業態やフォーマットが理解でき、ひいてはアメリカ商業の原理原則が頭ではなく体全体で実感できた。やっぱり実際にお金を払ってお客の立場で買い物をしなければ見えないものがたくさんあることが理解できた。 たとえば卵一つにしてもケージフリーの鶏の卵や、USDA認定マーク付きの物、低農薬のえさ、そうじゃない物と値段に応じて選ぶことが出来る。牛乳もLow Fat、Fat Free、Half and Half、Lactose Free、1%、2%・・・それぞれのオーガニック商品とそうでないもの。。。選択枝ありすぎ。。。これが豊かさであり競争社会であること。。日本のPBは品質が中途半端でちょっとだけ安いけどまずいものの代名詞となっている。                                                        全ては客が選択することである。選ばれなければその企業は終わってしまう。だから買う立場で商品を作らなければならないということを示していただいた。                                P4250355.JPG 昼ご飯はTaco Bell(売り上げ6900億円 5833店舗)でタコス。メキシカンのファストフードでは世界一の売り上げを誇る。全店舗の20%が直営であとの80%がFCファストフード業界では最も「産業化」が進んでいる。店内では火を使わず必要最低限のオペレーションしかないために低質な労働力で営業が可能。 故に店舗展開も早く労働生産性も高い。                                                                                                      P4250355.JPG この店もデブのメキシコ系のおばはん(姉ちゃんかもしれんが)がやる気のない空気をふんだんに出しながら注文を取りタコスセットをだらだらと作っていた。 P4250360.JPG 適当に作っても見た目はそれなりになるのがタコスのいいところか。でもあとで胸やけした。。。。。 食べなんだらよかったとロスまで来て反省。。。 P4250373.JPG Kmartも視察。昔はアメリカの小売業の代表格であったが2002年に倒産。しかし半年後に再上場を果たし2005年にはSearesを買収し復調をしている。                                                                                                しかし視察した店舗は昔のダイエーをほうふつさせる半端な品ぞろえとゾーンニングで商品が回転していないと井崎先生はおっしゃっていた。。 CVC.JPG スーパードラッグストアのCVS(売り上げ4兆8989億円 6981店)はWalgreenと異なり同業態の企業を買収してどんどん拡大をしている。店舗内に調剤病院を併設していた。 fureshii-ji.JPG 07年にイギリスの食品ス―パTescoが20億ドルの投資をコミットメントして設立。 店舗は全てセルフレジで本部主導型。商品は300坪の店に3800アイテムと絞り込んでいる。その商品の5割がPBで売り上げの7割がPBであると聞き及ぶ。 店頭作業は究極の効率化をはかっていると世間ではいわれる。。。それを如実に表しているのが店のレイアウトでシンプルな中にも明確なコンセプトがあると聞いた。店頭に入ると生花があって正面に平台なしの青果とフルーツが左右に配置、右エンドにはサラダ、次の列(裏側)には精肉と魚、そのエンドはサンドイッチ、自然派商品、ゴンドラにはデイリー商品と飲料があって店頭右がレジとなっている。                                                                                                                                 すなわち、この入口近辺ですぐに買える食品が数は少ないがコンパクトに配置され、レジでの精算もすぐにできるようになっている。これはまさに日本のコンビニと同じ形。 要はお客さんが簡単に入ってこれてすぐ買い物して出ていけるようになっているということか。 henrisu.JPG 食品スーパーの新しいフォーマットの「ヘンリーズファーマーズ・マーケット」を視察。 産地を記し産直のスーパーマーケッでゴンドラではなく店の真ん中に平台で野菜や果物が山積みされていた。主力商品が野菜であることがわかる。                                     店内は500坪~700坪と小規模ながら、ファーマーズマーケットと名前があるように、アメリカの昔の「市場」を連想させるウッディな内装で親しみやすい雰囲気。青果等は量り売りが中心。店のまん中にある樽にはいったナッツやチョコや穀物類も量り売りで少量から購入できるのがポイントと見た。栄養補助食品やヒーリンググッズ、自然派化粧品も種類が多くコンセプトをしっかりと客に示す品ぞろえとなっていた。   bijeizu.JPG 晩ご飯は周りに飲食店がないのでホテル近くの若手敏腕コンサルタントF氏お勧めのBJ’Sに行く。ブルワリーレストランということで結構人気店らしい。料理はいわゆる何でもありのアメリカン料理。       店のの中に入ると、レセプションがあり30分くらいの待ち時間。。名前を聞かれ(アメリカではこんな時マイコウ!と名乗ってしまう私。。。。)バーカウンターで名物の7種類のビールの飲み比べをする。 中は200席くらいのテーブル席と、バーがある。所々に大型スクリーンがありいろんなスポーツがオンエアされていた。                                                               食事はたくさんある中でベビーラックを所望。柔らかく焼かれて甘いバーベキューソースで味をつけられたベビーラックはビールにぴったり。サンドイッチは中にステーキがはさまれていてボリューム満点。。。客層は若い人が多いと感じた。。料金もそう高くはないのでカジュアル使いされているのであろう。。 お腹いっぱいでホテルに帰り就寝。。。。。

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アメリカ視察旅行 その4

翌日は朝食を食べてラスベガスからロサンゼルスに移動。。。 バスで砂漠地帯を横断。。。初体験の4時間だった。。。車窓から見える山並は黄土色。。。 ハイウエイなのかバイパスなのかわかんないが一本道がひたすら続く。。                                                                                 アメリカに来てるんだなと実感できる風景である。 P4230227.JPG 数日間の視察の中で共通することは小売り店、飲食店含めてそれぞれが売る立場、作る立場でなく買う立場、食べる立場で商品を作り売っているということ。ひいては自社の製品が客の買いたい内容、品質、価格、商品群、量になっているのかを見直すことが大切であると感じた。                        P4240235.JPG しばらく走ると所々に小さな町やガソリンスタンドがある。まるで西部開拓史をを見ているようである。         P4240246.JPG                                                                ロサンゼルス到着後まずはTarget Supercenterに立ち寄る。この店はその3で紹介したので省略。 イチゴが日本の4分の1の価格で売られているのにびっくり。質もそれなりなのだが。。。(甘くない)                                                                  P4240251.JPG そのあと行ったRue 21はアパレル業界で現在快進撃中。59ドル以下でトップからボトム、サングラス、帽子までみんなそろう。又そんな売り方をしている。。。ドクロのバックルの付いたハード系のベルトを12ドルでゲット。。。それぞれのアイテムは何を買っても30ドル以下である。10ドルまでのシャツやパンツ買いまくった。                                                                 P4240276.JPG そのあと行ったThe Victoria Gardenは街そのものがショッピングセンターになっている。。これは日本ではない形で驚いた。。。景観を損なう電柱はもちろんなし。 このショッピングセンターの周りに住宅が密集している。この場所はロサンゼルスの東の端でいわゆるサブアーバンと呼ばれているところである。 P4240303.JPG あまりにも広いのでショッピングセンターの中に無料バスが行き来している。。    気候もよく電線のない町並みで青空を見ながらゆっくりとショッピングが出来る。                                                                        baspro.JPG バスプロショップはアウトドア専門店。店舗面積は超でかい。。釣り用のモーターボートや、銃、ライフル、釣り用品などアウトドアに関するものがすべて勢ぞろい。小さな子供が遊びに来ていた。。。           babekyu1.JPG ショッピングセンター内のフードコートでモンゴリアンバーベキュー発見。 好きなさまざまな肉と野菜の具を自分でとって最後にそばを加えておばさんに焼いてもらうシステム。 値段は単品で600円くらい。。。。好みでご飯とスープ付きもあります。 babekyu2.JPG 肉は牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉、野菜はいろいろ、そこに自分で好みのオイスターソースやスパイシーチリなどを加えておばさんに焼いてもらう。。。でっかい丸い鉄板で(おばはんもでかいが・・)長い棒を2本振り回して鉄板の周りを移動しながら一つずつ焼いていく、味付けは焼きそばソースのような感じ。。 P4240299.JPG 出来あがりはやっぱり具の多い焼きそばって感じ。。僕は控えめにしたけど他の客は肉盛りまくりでマウンテン状態になっている。この商売は生産効率かなり悪いと思いながらいただく。 チリソース多すぎの為辛くて途中でギブアップ。 食後はいろいろなお店とアパレルが強いゼネラルマーチャンダイズストアのJCPenny(売り上げ1兆8486億円 1093店舗)や買収で規模を拡大する大衆の生活に密着した服飾が強いデパートのMacy’s(売り上げ2兆4892億円 847店舗)を視察する。 P4240312.JPG                                                                                                                そのあとはTrader Joe’s(売り上げ4896億円 315店舗)を視察。オーガニック商品が中心の低価格店。国籍不明の南国風「貿易」のデザインで貿易商人のジョーさんの店というコンセプト。 店員の給料がかなりいいらしくみんな楽しくニックネームを呼び合って働いている。店員は貿易船の船員ということである。ユニフォームはアロハシャツ。低い出店コストとローコストオペレーションが特徴。2000種類のプライベートブランドをそろえ、売り上げの70%を占める。ポップはすべて地元デザイナーの手書き。壁面はウッディーな感じでシンプルさを追求している。標準店舗面積280坪(かなり小さい)。しかし坪当たり売上600万円と驚異的数値をたたき出す。 チラシは年に3回。紙質はわら半紙。。。                                      原価が下がったときはそのまま売価に反映するらしい。ブランドイメージが強烈でいろいろな意味で日本に存在しないビジネスモデルである。 強烈な商品絞り込みと単品訴求でカルトと称される繁盛店である。                                                                                     小売業をするものであればかっこいいし儲かるし「こんなんやりたい」と思うビジネスモデルである。 今回同行した人材派遣業の友人Y君も「この店を必ず日本でやりたい」といって調査しまくり商品買いまくりであった。。。(同行の飲食コンサルから10年勉強してから考え直せと言われていた・・・・)                                                                                                                                         P4240314.JPG ス―パードラッグストアのWalgreen(売り上げ5兆9034億円 6934店舗)は交差点角地に立地しコンビニエンス性を強調。アメリカは医療保険がなくほとんどが調剤薬局なので全店舗の3分の2がドライブスルーとなっている。一人当たり60坪の作業人時で商品はとにかく安い。 ebichan.JPG そのあとOntario Millsmallを視察。屋根つきのアウトレットで土曜日なので人だらけ家族連れだらけ試着するのにも大行列。。店舗の多さに驚く。 ロサンジェルスでの滞在はマリオットタウンプレイスのキッチン付きホテルということなのでVons食品スーパーで惣菜や冷凍食品、オーガニック食品、ワインなどいろいろ買って晩ご飯にする。                                                                          海老の天ぷらの(甘い天つゆ付き)冷凍があったので買ってみたがいまいちだった。。 bento.JPG 日本的冷凍弁当も500円弱で売っていたので買ってみた。。。               ↓ P4260548.JPG 思っていたよりはまずくはなかった。。。しかしダイエット食のような感じ。。。 P4240319.JPG そのほかチキンのボリューム満点のオレンジソース煮(真空パックされていてレンジとオーブンで仕上げ。)やローストビーフも内容秀逸。450グラムで600円ぐらい。。。私どもの店の黒毛和牛のローストビーフの10分の1の価格。味もそんなに変わんない(涙)                                                                                              私どもの店はアメリカであれば一瞬で消滅することが証明された。。。。 アメリカンビーフのニューヨークカットは熟成させたものとしていないものを食べ比べたり。オーガニックパスタにオーガニックトマトソースを合わせたり、オーガニックの卵を茹でて味見をしたりオーガニックの牛乳(初めていただいた)も味見をさせていただいた。                            P4240320.JPG                                                                 カリフォルニアオーガニックワインも安くて(1.99ドル)この価格でこの味。。。。と驚いた。。。 そのまま総合格闘技をテレビで見ながら就寝となった。。。。

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