料理ジャンル

日松亭

休日にリュックを背負って大阪市内を約25キロのゆっくりラン。いつも良さげな銭湯を見つけて近くの知らないお店でで御飯を食べるのがとても楽しい。ちょうど飛田周辺で何度か行った事のある銭湯を見つけて汗を流して表記の洋食屋さんで晩ご飯。場所は阪堺線の今池駅すぐ。いわゆる西成のディープゾーン。

前に来たときはとてもレトロで場所に合った昭和チックなお店でビフテキ定食1100円とお店のピラニアが名物だった。お店は去年にとっても綺麗に改装されておしゃれな洋食屋さんに大変身。私の格好はジャージ姿で恐縮であったが場所がらそんな客ばかりで安心。店主も息子さんに代替わりされて若いご夫婦で二人三脚。奥さんは出前もされる。愛想がいいのでとても嬉しい。オープンキッチンなので調理を見ながらビールを頂く。

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お店のメニューはカジュアル洋食が中心。ややこしいものは一つもない。産地をすべて明記。鹿児島産ロースとんかつ980円、宮崎産チキンカツ880円。ミンチカツ980円、有頭海老フライ980円、サーモンフライ980円、真鱈フライ880円、カキフライ980円、3種盛り合わせや4種盛り合わせ、アメリカ産ステーキからハンバーグ、ビーフシチュウなど。価格は下町価格。ボトルワインとかもあってこの辺りでは異色の内容。

お店にはテレビもあって敷居は全然高くはない。。無理を言って海老フライとカキフライの盛り合わせ1100円を所望する。ホントはビフテキかハンバーグを食べたかったけど楽しみは次回にする。

2013-12-15 18.53.35

スープと共にオーダーメイドメニューのフライ盛り合わせ登場。思ったより海老が大きいのに驚く。自家製のタルタルソースもとっても美味しいし牡蠣もとってもジューシー。。仕事が丁寧なので食べる前から間違いない事がよくわかる。ボリュームもあって何を食べても美味しそう。隣の客のドミグラスソースもとても美味しそうだったのでハヤシライスを頂こうと思ったが炭水化物最近とり過ぎなのでやめといた。

大阪市西成区天下茶屋北1-3-24
06-6641-7625
11:30~14:30 17:30~20:30


カテゴリー 動物園前, 洋食 |

吉野家 住之江公園店

一人深夜映画の前に一人吉野家。前から気になっていた牛すきやき鍋を頂きに伺う。たまに訪問する店舗なんだけどカウンターが15席取り払われてテーブル席に改装されていた。お店の狙いどおりに家族連れが数組銘々で鍋を食す姿が見えた。

価格は並牛丼の2倍以上というかなり強気の税込580円。晩ご飯として頂くのであればやよい軒などと比較すると2割以上程度安いので価格の優位性は充分にある。

この新商品は吉野家の提唱する「ゆっくり路線」なんだけど煮込んだ肉と玉ねぎを白ご飯にぶっかけて提供時間と食事時間の早さで回転数を上げて人時生産を高めるオペレーションがこちらの会社の利益の源と思っていたが今回真逆をされる意味をこの目で見いだしたかった。。

普段は店員さんは朝は1名で昼は2名、ピークは3名でまわされていたがこの日は21時で4名の人工数。鉄鍋を洗ったり固形燃料の用意をしたりする手間が増え、食材も牛丼と異なる肉を使用していると聞くがその準備などオペレーションが煩雑になった分、スタッフが増えているのであろう。

しかし安易なメニューではなくこれだけのコストをかけてでもファストフードにイノベーションと変革を起こそうとしている吉野家の動向を見続けたい。原理原則に反してどこまで利益を上げることが出来るかこの冬を越した頃には結論が出ているであろう。

注文してからの提供時間はおよそ5分。今までの吉野家では考えられなかった時間である。固形燃料がゆらゆらと鍋を加熱しながら店員さんが持って来られる。

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北米産の牛肉はそう悪くはない。思ったよりも脂身も少なく食べやすい。というか出汁が甘くてしょっぱくて肉の味はあんまりわからない。しかし平打ち麺、ネギ、豆腐、タマネギなどの副菜が大活躍で食べ飽きずに御飯がしっかりと頂ける味加減となっている。玉子は鍋に入れてもいいとメニューに書かれているがたぶんそうしない方がいいと何となく思った。

これで価格は並盛り580円、大盛り680円と言うのは牛丼屋の食事としたら高いかもしれないけどすき焼きを食す金額としたら充分であると感じる。これが500円を切るといいだろうなと感じた。

早食いの私でもこの日の滞在時間は25分。晩ご飯としたら早いかもしれないが店のサイズを考えると昼間にこれを注文されると厳しいものがあると推察される。次はチゲ鍋を食して自分なりの経営分析をしてみようと思った。


カテゴリー 住之江公園, どんぶり, |

天津

またまた凄い店を見つけてしまった。知人の紹介で訪問した表記の店。店名は全くない。大正区の平尾の商店街(サンクス平尾)の東を抜けたところ。目印は中華料理と書かれた暖簾のみ。この暖簾も色が落ちているので見落とす可能性あり。

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一見ではたぶん入れないであろう。意を決してエイヤで突入。店は4人掛けテーブルが2つとカウンター席が6席だけの狭い店内。古いけど綺麗に掃除されている。

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メニューは中華そば400円でその他のものはすべて500円。おすすめの定食と呼ばれる中華そばと焼き飯の小がセットになったものが700円。 私は定食を所望する。

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厨房は女性店主一人。焼き飯が名物と言っていた。どう見ても80才は軽く超えた感じ。フライパンを操り鉄のへらで御飯を押さえつけながら炒めまくる。静かに丁寧にしっかりと調理をされる。学校から帰ってきておばあさんに夕ご飯を作ってもらっているような錯覚を覚える。

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出てきた焼き飯は薄く焦げ色のついたもの。御飯はパラパラ。一言で言えばしっかりと炒められた醤油味の家の焼き飯って感じ。玉子、人参、玉ねぎ、ネギ、焼豚が入る。私の口にはとても合う。この店主がつくったと思うだけで最高のご馳走となる。

自分で冷たい水を入れてテレビをみながら食す。

2013-12-14 12.53.36

ほどなく中華そばが登場。澄んだスープがいい。店主の顔もピカピカしていい人生を送って来られたオーラが出る。「仕事をしてたらボケないから」と言っておられた。年齢は最後まで言わなかったけど曾孫がいてると言っていた。美味しいとか不味いとか言う下劣なジャッジメントはこの店では不要。神を前に晩餐を頂いている気持ちになる。。凄いよこの店も。

大阪府大阪市大正区平尾3丁目11-5


カテゴリー 大正, 中華料理 |