福島

大五郎商店

新梅田シティーへの用事の帰りに表記のラーメン店を訪問。普段は亜ラーメンを食べる習慣はないんだけど友人イチオシのカレーつけ麺をいただきに伺う。アクセスはJR福島駅から北に1km(15分くらい)の場所にあり、中津や野田阪神からもまあまあ遠い。店の前にコインパーキングあり。

お店の外観は渋目の赤いテントが目印で昭和の街中華の風情。店内はカウンターにテーブル席が3つ。女性スタッフさんはとても親切。

おすすめメニューはつけ麺と言われる。

■醤油つけ麺      800円
■塩つけ麺       900円
■豚骨つけ麺      900円

(限定つけ麺)
■こってりつけ麺    800円
■こってりカレーつけ麺 900円

つけ麺は冷たい麺か温かい麺を選ぶことができる。

ラーメンもある
■しょうゆ       650円
■しお         650円
■とんこつ       650円
■カレー        700円

こってりカレーつけ麺の1玉を所望する。麺は1.5、2玉も同じ金額。

しばらくして着丼。

カレースープはかなりトロみが強め。最初にスープだけいただく。スパイシーだけど思ったより食べやすい和風な塩梅で旨味がしっかり感じられる。後から感じる適度な酸味が特徴。麺はモチモチの中太でつるっとした食感でしっかりとしたコシがあって食べ応えあり。スープにエッジの効いた麺がよく絡んでとても美味しい。あっという間に店内満席となる。。噂に違わないなかなかの人気店です。。

大阪市北区大淀中4丁目15-15
06-6458-5236


カテゴリー 中津, 福島, 麺料理 |

米増 1月

毎月定期訪問する福島の表記のミシュラン店を訪問。開店以来ずっと欠かさず食べているけど全く飽きることがない。新規予約は8ヶ月以上先となる関西和食で最も予約困難と言われる人気店。カウンター8席のみで14時と17時半スタートの2回転。この日はキャンセルがあったのか6名で相伴する。

静かな店内だけど温和な人柄の店主と交わす軽口がとても楽しい。本湖月等で修行されたご主人の茶味溢れる献立とケレンのない仕事がとても口によく合う。普段はコース18000円(税・サ別)で、この日は食材の都合で21000円とのこと。写真撮影は可だけどネット掲載は禁止なので忘備録として献立のみ記します。

・先付 富田林産の海老芋唐揚げの白味噌仕立て雑煮
・焼餅に香川産海鼠腸と鹿児島産金柑を挟んだもの
・大分産赤貝肝和えと新たまねぎマリネ
・蕪と柴山産ずわい蟹の足
・南淡路天然河豚の身と皮と分葱 北海道前浜産の干し数の子
・愛媛産鰤は表面を乾かして炭火で少しずつ火入れ
・鷹ヶ峰の金時人参の天ぷら
・塩漬けにした白菜と河豚の雑煮
・蟹のエキスと生姜のご飯に蟹の身と味噌を乗せたもの
・生姜ご飯出汁茶漬け
・白米に雑魚
・長野産ルレクチェと茨木産いちご
・自家製の花びら餅

ご主人の自作の床かざり。初日の出を淀川河川敷で見てインスピレーションが降りてきたと言っておられました。なかなかの大作です。

エントランスの床飾りも美しい。

トイレの飾りもご主人の手作り作品。

カウンター前で丁寧に切り餅を焼きこまれるご主人。

今では見ることも珍しい干し数の子。弾力ある食感が特徴で旨味も強い気がする。仕入れ価格もびっくりする値段ということはプロのみが知る。

ごちそうさまでした。

過去の米増はこちら
大阪市北区大淀南1-9-16


カテゴリー 福島, 和食 |

おうどん 蓬

鷺州にある聖天通りの近くの表記のうどん店を訪問。大阪の日本料理店のミシュラン2つ星の「お料理 みや本」の手がけるお店で1月7日オープンの一番客となる。多分ネットでは初めてのお店の投稿になると思う。周りにコインパーキングあり。

福島駅から徒歩6分の場所で店の周りは「鮨ひじり」や「蕎麦切りからに」「グリルニュートモヒロ」などの有名店が立ち並ぶ。店の入り口はかなりわかりにくいので写真を参考にされるといいと思う。

本湖月で修行された店主の宮本氏は私が天下茶屋で習っていた表流茶道の同門の社中さんで彼の作る料理も茶味溢れたものとして有名。こちらのお店でもしばらくは店主の宮本氏もお店に入って配膳をされると言っておられました。

営業時間は11時30分から14時30分まで。営業日はインスタやフェイスブックで確認。。

店内は高級和食店の様相で見事な檜の1枚板の大きなカウンターが目を引く。席数はカンターのみで20席くらい。店の奥には個室も用意されている。若い女性のお弟子さん2名が厨房に入ってうどんを作る。壁は竹格子が入り天井には網代があしらわれる。土壁の左官もお見事で日本で最もお金のかかっているうどん屋となっている。壁にかけられた「旬」の書もかなり高価なものと推察される。

メニューはしばらくは「かけうどん」と「釜揚げうどん」のみ。小900円 中1000円 大1100円となっている。今回はかけうどんと釜揚げうどんの両方を小サイズで所望する。少しづつトッピングのみを増やすといっておられました。着丼まで12分その間に宮本氏といろいろ話をして時間を潰す。

まずは一番のオススメのかけうどん登場。手打ちの麺は弾力があってビユーンと伸びるタイプ。グミ感もあるけどそこまで強いコシではない。出汁は最高級の昆布を使用していることは一口いただけばわかる。鰹節もしっかり効いてほんのりと鯖節のような香りもする。味も香りも透明感があり、今までいただいたうどん出汁の中で一番塩分濃度が低い気がする(多分0.8%くらいか・・)

出汁が12で薄口と味醂それぞれが1で塩をほんの少しが我々プロの黄金比(ウザくてすいません・・・)と言われるんだけど、うどんの中以外に塩は入っていないかもしれないと感じた。どちらにしても日本料理の延長のような味わいにびっくり。繊細に笹に切られた葱はご主人の包丁とのこと・・・・一目見たら只者の仕事でないことはわかる。生姜のすりおろしも繊維の硬い部分は口に残るので包丁で叩いてから行うと言っていた。。

器は唐津の人間国宝の中里無庵の窯のものといっておられた・・・器というよりももはや「お道具」で、かなりの数寄者の領域である。。

2杯目の釜揚げうどんのつゆの丸さにびっくり。。ここまで角の取れた柔らかいつゆは初めて。こちらの葱は小口に細かくカット。最後は釜揚げの茹で湯をつゆに入れて蕎麦湯のように全て飲み干す。。全ての塩梅も完璧なり。。会計のレジ横にはドンペリやグランクリュの入ったワインセラーが鎮座されていた。。オープン最初の会計は1800円。店主と記念写真を撮って店を出る。。

すぐ近くの上の写真のカフェで休憩。ファザードは地味だけど店内はかなり素敵で、女性店主の空気感も良くて長居してしまう。。バスクチーズケーキと竜の卵プリンを食べて大満足。器も綺麗で偶然にいい店見つけました。

福島区鷺州2-10-6
11:30~14:30


カテゴリー 福島, 麺料理 |