釜山つれづれ その①

社員旅行で釜山に2泊する。普段話さない多くの社員と寝食を共にすることは大変意義深く、また毎年外国の食文化のみならず日本と異なる習慣や風習にふれあうことが出来るいい時間を過ごすことが出来る。

共に行動する社員君たちには2泊で3キロは体重が増えるくらい何でも食べまくろう。と伝えている。特に韓国のファストフードは大変学ぶべき物が多い。


今韓国で最もホットなファストフードの「ホットク」。小麦を発酵させて大量の油で焼き上げて中に松の実などの雑穀をサンドしたもの。シナモンの香りもするし、砂糖が入っているために少し甘い。いわゆる日本のお焼き。釜山名物のシアッ(種)ホットクは、その名の通り、お餅を焼いてから真ん中を割って、その中にひまわりの種、カボチャの種などを入れて作ったホットク。しかし油っぽくて私の口には合わない。。60円くらい。
韓国のおでんもかなりポプラーなB級の味。ほとんどが魚のすり身で、例えればさつまあげのようなものか。ダシがよく効いている。韓国語で「オムク」というらしい。でも「おでん」でも通じる。
路上で屋台にもなっていない青天の仮設食堂で腹ごなし。味のついていない韓国海苔でご飯を巻いたものとトッポギ。皿の上にサランラップを巻いてあってそのラップを客ごとに変える仕組み。洗い物なしで便利。。
チャプチェやナムルなどお店によっておいている物が違う。まあどこもよく似た味。
くるみまんじゅうの店も今トレンドらしい。クルミを形どったカステラ生地のまんじゅうの皮の中は煎ったクルミとあんこ。。皮はライ麦が使われているらしい。80年歴史をもつ韓国の伝統的なお菓子と聞き及ぶ。カロリーが低くダイエットにも効果があるらしい。
フルーツを使ったフレッシュジュースも大人気。この時期のおすすめはイチゴとバナナのミックス。韓国のイチゴは甘くて美味しい。全般に果物は日本より韓国のほうが甘い気がする。。韓国ならではの甘い トマトジュース もおすすめ。
晩ご飯は旅行社のツアーについていたプルコギ。肉も味の加減もイマイチ。。肉の追加やお酒の追加の催促を「じゃかましぃ」と蹴散らしさっさと食事を済ませて国際市場を散策。
この看板と目が合い店も超満員だったので調理担当の社員君と突撃。前にテレビで見たことのある釜山の郷土料理のコムジャンオ。釜山の人には日常的で馴染みの深い食べ物コチュジャンベースのソースに絡めて炒め煮する料理。
コチュジャンの強さとニンニクの匂いがコムジャンオのクセを抑えて食べやすくしている。キムチなどの副菜とシジミの吸い物がついて700円くらい。水槽に入ったうなぎは皮も内臓も取られてもしばらく動いている。
見るからに滋養強壮に良さそう。高タンパク低カロリーなのは間違いない。
鉄板で焼き上がると食感はうなぎや穴子よりも肉厚。臭みは新しいせいか全くなし。適度な堅さで身に弾力がありどんな料理にも合いそう。どちらかと言えば魚というより鶏肉に近い食感。
エゴマの葉やコチジャンをつけて頂くと味も変化して楽しい。最後はご飯を入れて焼き飯にして頂く。。
シジミのお澄ましは飲み干すとやかんについでお替わりしてくれる。。
韓国焼酎をしこたま飲んで一人1500円くらいでした。
そのあと生マッコリの看板が見えたので迷わず潜入。キムチの巻き寿司と山芋の鉄板焼きをあてにマッコリをいただく。ここは2人で500円くらい。。日本の280円均一のような店。
今時のマッコリはさらっとして薄くてとても飲みやすい。2人でやかんのマッコリを一つあけて店を出る。
続いて海鮮の店に入る。今時のしゃれた内装のオープンドアの店で売りは泳ぎのイカの刺身。ビールをいただきながら板前君の手さばきを観察。
左側はイカの耳。薄いイカの身を更にそいで糸作り。イカの身が小さいためか味が乗ってなく胡麻油の味しか感じなかったのは残念。しかし店は超満員。このイカの刺身が500円くらい。
屋台村が近くにあり16番のおばさんの店に行く。この店ではボイル蟹をいただく。見たことのない種類の蟹で身の味がとても濃厚。。周りの客ともすぐに意気投合。
蟹のほかにも美味しそうな物がショウケースにラインアップ。焼酎とマッコリをしこたまいただいて店を出る。
ジャガルチ市場の屋台が24時でもあいていたので仕上げに刺身をいただく。
水槽の鮑が3個で1000円。2つを刺身で1つをバター焼きにしてもらった。この鮑は日本で一つ1000円くらいで市場で売っているので感覚的には5分の一の値段。
味わいも深く異国情緒もたっぷり。。。この屋台は港町の雰囲気を満喫できる。また屋台で頑張っているおばちゃんを見ているだけで元気が出る。お酒もしっかり回ってお腹もはち切れそうになってこのままホテルに帰ってバタンキュでした。。。
どんだけ食べたら気が済むねん・・・・・・・・・・・

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