Django ジャンゴ【大阪市 東天下茶屋】 【大阪市 松虫】

阿倍野にある表記の店を休日の昼に訪問。チンチン電車の東天下茶屋駅、松虫駅から徒歩3分。松虫通沿いに位置する。隣にコインパーキングあり。今年で11年目を迎える。

蔦の絡まる壁がファザードなんだけど全くお店(飲食店)には見えない。重厚な扉を開けると高い天井と共に非日常の空間が現れる。壁や内装などは全て手作りでアメリカ西部の田舎町にあるダイナーのような雰囲気。

BGMは1960年~70年のロックやジャズ、カントリーミュージックのLPレコードで力の入らないナチュラルな音源がとてもいい。飴色の大きな牛革のアンティークソファ、錆びたペンダントライトの静かな灯りや手作りのシルバーのカトラリーなど至る所にワイルドなオーナー(名前はJackさん)のこだわりというか個性が感じられる。

ランチタイムは主菜が選べるワンプレート。石見ポークのローストを所望。このほかにも手作りハンバーグや白身魚のソテーなど。きめ細やかな肉質の豚肉は口によく合う。副菜はオーナー自身が耕す畑で取れる時期の野菜。菊芋やジャガイモ、にんじん、大根などの根菜がとても美味しい。毎朝木津卸売市場で仕入れるカンパチのカルパッチョなども入る。

特筆は毎朝5時から生地をこねるベーグル。麦芽をローストしたものが入り、光沢のある焼き目ともっちりした食感はこの店のスペシャリティでテイクアウトも可能。夜に訪問して美味しいお酒と食事と音楽を楽しむのもおすすめ。いいお店です。

公式インスタグラムはこちら

大阪市阿倍野区王子町2-4-11
06-6115-7955
営業時間11:30~15:00・17:30~22:30
定休日火曜日・第1第3水曜日

大阪市 東天下茶屋大阪市 松虫 カフェ

墨や【大阪市 難波】

定期訪問している難波の人気寿司店を友人を誘って貸切で訪問。テレビ等のメディアでよく取り上げられ大阪屈指の予約困難店。本年から淡路島に支店を出したために営業日が少なくなり、以前よりもさらに予約が取りにくくなっている。現在は新規客は一切受け付けていないので常連に連れて行ってもらうしかない状態。私のブログを見られての問い合わせも多数ある。

難波の路地裏からさらに入り組んだ場所にあるこちらのお店はカウンター6席のみ。ワンボックスカーに乗って皆で食事しているような感じ。店主の「のり子」さんは福島区にある寿司大学で3ヶ月間勉強してからこちらで開業。本年で7周年となる。。

ビールで乾杯をして日本酒をいただく。最初に酒肴が数種類提供される。湯掻いた河豚の身と皮にポン酢をかけたもの。続いて葱と鮪の焼き物(私は鮪が苦手なので白子醤油炊きに変更いただく)

真打の活アオリイカ登場。目の前でキュウキュウと鳴くのが愛おしい・・・

胴体と足を切り離してまずは刺身から供される。これを食べたくて皆がこちらの店を目指される。

刺身をいただいた後は手渡しの鯖棒寿司。烏賊のすり身で作った揚げ団子は柔らかいけど烏賊の食感がよくわかる逸品。続いて烏賊のワタ部分の塩焼き、刺身で残った烏賊ゲソの塩焼きと天ぷら。

寿司の扉は100回くらい包丁目を入れた烏賊から。シャリにはイカ墨が入っているのがこの店の専売特許。河豚、平目、肝を鋳込んだカワハギと続く。

軍艦巻きで供される「あこや貝」の貝柱。身厚の北寄貝は生の状態で握られる。綺麗な縞模様の車海老。もう一度烏賊の握り、北寄貝のヒモ部分の串焼きと続く。

綺麗な色の鮪赤身(私は代わりに煮穴子)。脂乗りまくりの鰤のお腹部分は綺麗に解ける。器に入った「のどぐろ」でフィニッシュ。この日はお酒もたくさんいただいて一人12000円の会計でした。食後はすぐ近くのスナックでカラオケ大会。ごちそうさまでした。

お店の場所と連絡先は非公開。

大阪市 難波 寿司

まえ川

休日に丹波篠山にある表記の和食店を訪問する。以前ランチタイムに伺って、かなり良かったので今回再訪。JR篠山口駅からバスで約20分。バス停の正面がお店なのでとても便利。お店は築150年の古民家をリノベーションしたもので風情満点。格子戸を潜って店に入ると木の温もりのあるカウンターと小さな個室がいくつかある。

丹波篠山の郷土料理をイメージしたコース料理は価格別にいくつかあって今回は税込15000円のフルコースを所望する。

座付きは餅麦と小芋の上に白菜のペーストを乗せたもの。生の白菜と紫陽花の花があしらわれる。野趣あふれる逸品・・・

続いての煮物椀は解禁になった猪のロース肉と椎茸。なんとも言えない美味しさの汁はこの時期だけのご馳走。5杯くらいお代わりしたくなる。

続いての刺身は鯖きずしを酢漬けした赤蕪で包んだもの。かぶらの摺り下ろしをつけていただくとよりマイルドな味わいとなる。地元の黒丹波というお酒と一緒にいただく。

静岡さんの天然鰻の蒲焼。。弾力もあってかなり美味しい。。

続いてはこちらのお店のスペシャリティの熊肉のハム。胡麻ソースで和えられた山菜と一緒にいただく酒肴。脂身の融点が低いので口に入れると一気に溶ける。五人娘という日本酒(自然酒)と合わせていただく。

地元で獲れた川マスの焼き物。身の下には大きなムカゴと銀杏が隠れる。加減された大根と生姜のすりおろしのソースでいただく。

地元で飼育された和牛のロースト。仔牛の時期はみな但馬牛とのこと。

食事は丹波焼きの土鍋で炊かれたピカピカ艶々の白米。篠山は白米の美味しいことでも有名。収穫した稲を太陽と風にさらして乾燥させた稲木干しが特徴。黒豆味噌の汁とご飯のお供は高菜・菊芋・沢庵・梅干し・味噌など。

デザートは夏みかんの寒天と紫芋。

甘味は丹波栗の渋皮煮。最後まで美味しく楽しくいただきました。わざわざ大阪から食べに来る価値ありです。

前回のまえ川はこちら

お店のHPはこちら

兵庫県丹波篠山市立町93
090-2065-4595

和食 兵庫県