カテゴリー:日本酒
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太郎源

福岡は居酒屋のレベルとコスパがともに高く、それなりの繁盛店であればどこに行っても一定の満足が得られるのは周知の事実である。フードコンサルの友人のおすすめ店はどこも満席だったので地元の友人一押しの表記のお店を友人と訪問。調べると食べログでもベスト5に入っていた。

JR博多駅(博多口)から徒歩5分くらい。博多駅前通りに面したビルの地下1階。ビルと同様に店のファザードもかなりチープ。店に入ると靴を脱いで板の間に置かれたちゃぶ台のようなテーブルに座る。かなり昭和な感じ。ちょっとこの店やばいかなと心配しながら席に着く。

生ビールで乾杯をしてまずは刺身盛り合わせを注文。いろいろなものを少しずついただきたいとご主人にリクエストするとすべてハーフサイズで作ってくれるとのこと。ここでいきなり好感度アップ。お店はご主人一人とホールスタッフ2名の3人のみ。

2016-07-21 22.37.46

天然鯛は締めて独自の方法で6時間のみ熟成らしい。この時期の鯛には珍しいネットリとした舌触りの脂感を感じる切り身に感激。五島列島の釣り鯵も身がコリコリでかなり上質。皮目を炙ったカマスも脂乗りまくりで黙ってしまうような美味しさ。半透明の切り身のアオリイカは新鮮すぎて皿の上で身が動き回る。この刺身と福岡の地酒のマリアージュでノックアウト状態となる。

2016-07-21 22.37.50

店員さんお薦めの自家製ザル豆腐。福岡の居酒屋さんでは大体置いているものなんだけど突き抜けた食感の良さと美味しさにビックリ。こちらのお店はカウンタ−とテーブルで30席くらいだけど毎日60人くらい断っていることでも有名。

お酒も名品ばかりが良心価格で販売されている。女性スタッフの暖かみのある接遇も心地よい。

2016-07-21 22.37.57

こちらのお店の看板メニューの赤ムツ(ノドグロ)の塩焼きのハーフサイズ。長崎産と言っていた。昆布を下に敷いて焼かれているのが特徴。上質な脂が甘くて日本酒が進みまくる。北陸のものよりも脂のりがよかった。

2016-07-21 22.37.55

佐賀牛の炙り焼きは好きな量を好きなだけ焼いていただける。小さなサシがしっかりと入っていて噛み締めると甘い脂と肉汁で口の中がいっぱいになる。食感も見た目と異なり柔らかくてヘレ肉のよう。

2016-07-20 19.23.01

ご主人がカウンタ−越しに肉のかたまりを見せてくれた。部位はイチボ肉。おいしい肉はビジュアルも美しい。

2016-07-21 22.37.59

珍しいお酒がたくさんあったので獺祭の米焼酎を所望する。パンチの効いた米焼酎独特の風味が脳幹を刺激する。今まで経験したことのないような華やかな味わいにビックリ。米焼酎って甘くて癖のあるイメージだったけど花火を舌の上に乗せたように味蕾が驚く新しいジャンルの酒と言ってもいいかも知れない。イメージで言えば米で作ったリキュールのような感じか・・・

2016-07-21 22.38.09

このお酒にはこのわたを所望する。当然のことながら相性は抜群。お酒がドンドンすすむ君。

2016-07-21 22.38.11

自家製明太子も所望してお酒をゆっくりと味わう。このお店を選んで良かった・・・と誰もが思えるお店である。コスパ含めて久しぶりに大満足。ワンランク上の大人のカジュアル居酒屋さんでした。

福岡市博多区博多駅前3-27-24
営業時間: 17:30~24:00
定休日: 日曜、祝祭日
電話番号: 092-481-8522

太郎源魚介・海鮮料理 / 祇園駅博多駅中洲川端駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

日本酒ビール海鮮居酒屋九州地区

懐石料理徳 住之江本店【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉大社】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 北加賀屋】

ビジネスでお世話になっている得意先様を私どものお店にお招きしての会食。今回はお茶室にダイニングテーブルを置いて日本酒とワインを楽しみながら季節の献立を楽しむ。

2016-07-12 18.08.02

ビールで乾杯して最初の先付けは穴子を炊いたものをペースト状にして豆乳と一緒に固めた穴子豆腐。その上に山の芋を掛けて穴子の白焼きを天盛りにしたもの。その上に出汁をゼリー状にしたものがかかる。植物性の大豆の甘味と煮穴子の旨みが旨くかみ合っていてかなり美味しい。

2016-07-12 18.22.18

活鮮として旬の鱚を細作りにしたもの。鮮度がよく、軽く昆布で〆ているので独特の癖も感じない。青森産の天然平目もこの時期のものとしてはいい脂がある。ガラスの器には明石の蛸の湯引き。丁寧に包丁されているのでとても柔らかい。真ん中に海藤花(蛸の卵)が入る。上に乗せられた梅肉も酸味を押さえて調味しているので舌あたりが柔らかい。器は信楽の作家もの。

2016-07-12 18.36.01

煮物椀は脂ののった鱧をすりつぶして山芋と卵白を足してすり身を作りそれを活鱧に巻き付けた糝薯。添えは小メロン(メロンの摘芽したもの)、最高級の秋田産の新蓴菜、卵黄を素麺に見立てて作ったもの。吸い口は青柚子。

2016-07-12 18.46.40

八寸は白芋茎のずんだ(枝豆ペースト)添え、天然鮎を蓼酢で焼きあげたもの、玉蜀黍糝薯は食材がかなり上質で甘かった。ホオズキに見立てた卵黄の味噌漬け、笹で巻いたクリームチーズの味噌漬け。鯛の身を木の葉の形に抜いて風干しにして揚げた鯛煎餅、松前揚げ、天の川と星に見立てた長芋羹とオクラなど。どれもかなり手のかかったものばかりでかなり美味しかった。

2016-07-12 19.32.38

大きなテーブルの上にラベルのない天野酒のプレミアム版を含めた日本酒をずらりと並べて料理と合わせながら飲み比べをして楽しむ。ワインもタイプの異なるものを飲み比べ。

2016-07-12 19.12.50

私どものお店の名物の但馬牛で作るローストビーフ。モモ肉を使っているのでとてもあっさりしているが小サシ(脂分)も入っているのと低温で調理しているためにぱさつき感は全くない。醤油ベースの野菜をしっかり使ったタレに漬け込んでいるので下味もあり和のローストビーフと言うか蒸し焼きでお年寄りにも大人気の逸品。

あしらえの野菜は出汁で炊き込んだ冬瓜、フルーツトマト、グリーンアスパラ、金時芋、マンゴー、アイスプラントなど。野菜は蓼酢の入った味噌でいただき肉は和のソースでいただく。

2016-07-12 19.12.53

掛け軸は「古今松に色無し」を掛ける。若いときに茶道を習っていたので4代前の家元が書かれたもの。意味は松は季節によって緑の色を変えたりせず、いつも平等であるという意味と聞き及ぶ。

2016-07-12 19.30.55

合肴として揚げ煮にした賀茂茄子の中に調味した天草産の天然車エビ、大振りにカットされた蒸し鮑、徳島産の雲丹、白玉団子が入る。あしらえは陸ひじき。ひんやりと涼味溢れる逸品。どれを食しても美味しかった。

2016-07-12 19.51.38

酢肴は明石産の太刀魚を芯にして胡瓜を薄くスライスしたものを巻き付けたもの。黄身酢と土佐酢でいただく。あしらえは下仁田こんにゃくと真菰茸、蓮芋など。器は織部。

2016-07-12 20.23.19

ご飯は伊賀の作家の特注の釜で炊き上げる。この頃になるとべろべろでかなり危なくなる。

2016-07-12 20.38.47

デセールはクラウンメロンと巨峰とマスカットと名物の自家製最中。焼きたてなのでパリパリしてとても美味しい。

2016-07-12 22.42.01

そのまま飲みに行こうと思っていたが思いのほか酔っぱらってしまい自宅に22時くらいに戻ると娘が彼氏を連れて皆で会食中。酔っぱらいのくだを彼氏に聞かせまくったら娘にかなり嫌がられた・・・一人で残ったワインをいただいたとさ。

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えり市

滋賀県の守山にある創業100年を迎える老舗料理店。創業時は琵琶湖に釣りにくる客の休憩所だったと聞き及ぶ。名物は鯉の煮付けでそれを目当てに私のように他府県から客が押し寄せると聞く。新快速の停まる守山駅からタクシーで15分くらいの場所にある。ほぼ琵琶湖の近くの畑の真ん中に大きな館を構える。

2016-07-11 19.24.04

ビールで乾杯をして先付けは胡麻豆腐。蓴菜やイクラのようなものが添えられる。

【えり市】という店名は創業者の市太郎が昔からの琵琶湖の伝統漁法である「えり漁」の漁師だったことから、自分の名前と当時の自分の職業を合わせた事が由来とHPに掲載してあった。料理店のみならずこちらは琵琶湖にブラックバスを釣りにくる客のための宿泊施設も兼ね備えておられ、また屋形船ももっておられるので琵琶湖畔を遊覧しながら食事を楽しむことも出来る。

2016-07-11 19.36.54

お造りは琵琶鱒。サクラ鱒と中居さんは行っていたが多分琵琶湖産であろう。普段は養殖のノルウエーサーモンが生鮭の味の基準になっているのでこういったものをいただける機会はめったにない。淡水魚なので鮮度が落ちやすく産地でいただくのが一番。

よくある独特のサーモンの臭みは全くない。味にパンチはないが舌触りはしっとりしてミルキーで飲込んだあとに上品な天然の旨みが喉に広がる。癖はないのに脂分はしっかり感じる。淡水魚の臭みな全くない。目の前に琵琶湖の風景が広がり、加藤登紀子の琵琶湖周航の歌が頭に流れる。

2016-07-11 19.24.14

名物の鯉の煮付けは思っていたよりもしっかりと炊き込まれている。こちらも川魚特有の臭みは全くない。下処理が徹底されているのであろう。鯉料理は内臓に寄生虫がいたり粘膜部分に臭みがあったりと下処理がかなり面倒くさい。

この煮付けは地味な料理であるが私の口にとてもよく合う。味がしっかりと染み込んでいて日本酒が進みまくる。多分今までいただいた鯉の煮付けではナンバーワンと確信。これを目指して遠方から訪問する客の気持ちがよくわかる。

2016-07-11 20.00.07

鮎の塩焼きも琵琶湖産と言っていた。琵琶湖で食べる鮎というだけで美味しさ倍増。

2016-07-11 20.06.15

鮒寿司登場。かなり大きなサイズの子持ちなので、かなり高価なものであることは周知の事実。言わずと知れた滋賀県の名産品で琵琶湖の固有種のニゴロ鮒を用いた熟れ寿司。手間と時間をかけた日本が誇る珍味。乳酸菌やビタミン各種、カルシウムも豊富な健康食品。こちらのものは酒粕に付け直しているので発酵臭は控えめ。魚のタンパク質がアミノ酸に分解されているので旨みの塊のような感じ。よくブルーチーズのような匂いと表現される方がいるがもっと上品な香りだと私は思う。

卵のあるまん中あたりが一般的に喜ばれるが個人的には尾びれの近くの身の締まったところが好物。噛めば噛むほど旨味が出てくるのでやめられなくなる美味しさ。最近では独特の癖のための敬遠する方も多いと聞くが私は大好物で一皿ぺろりと食べ込んでしまう。純米酒と合わせるとかなりいいマリアージュを見せる。純米吟醸もいただきたかったがそれは次回の楽しみにする。

 

2016-07-11 20.26.15

稚鮎と小魚や豆海老の天ぷら。香ばしくてかなり美味しい。。

2016-07-11 20.57.49

〆は天然のスッポン鍋。しっかりと煮込まれたスッポンもスープもかなり上質で際限なく食べ続けることが出来る。この辺りになるとお酒が進みすぎて意識朦朧・・・ここまで日本酒が美味しいと思った食事は久しぶり。。次回は宿泊で再訪予定。

滋賀県守山市赤野井町1201
TEL 077-585-0012

料理旅館 えり市日本料理 / 草津)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

日本酒ビール和食滋賀県