扇町にある表記の店を貸し切りにしていただいて友人と新年会。大阪でワインを主力としながらそれぞれの店で個性を発揮させながらここ数年急速に店舗を拡大し続けるLuvWineさんの新店舗。
他店と同様にコスパの高いこだわりのワインを提供。食事は今大流行りの赤身肉のステーキやスペアリブが中心。
お店はかなりこじんまりした鰻の寝床系。手前はテーブル席で奥はハイテーブルとカウンタ−。マックスで20人くらい入れると言っていた。提供するお酒はすべての店舗同様に毎週7種類のワインに限定、そうすることで仕入れを安くして在庫ロスを限りなく減らし提供価格を下げる。ちゃんとチェーン理論を実践されていることにビックリ。今週はフランスワイン特集と言っておられた。ハウスワインはグラスで500円、ボトルで2500円。しかしながらお薦めは選び抜かれた7種なり。
ビールで乾杯をして最初のワインはボルドーの「シャトードゥラクールダルジャン2011」小売価格2630円のものを3630円で販売。2010ヴィンテージからボルドー・スペリュールに格上げのワイン。一番廉価な赤ワインだけど滑らかでタンニンも柔らかで奥深く熟成感もあってかなり美味しいのにビックリ。他店だと7000円くらいで販売のワイン。
前菜は色々盛り合わせ。パテドカンパーニュや齧ると黄身が溢れる半熟ウズラ玉子の薫製、ローストビーフ、エリンギのマリネ、海老のムース、カルパッチョ、フルーツトマトなど盛りだくさん。この日はラブワインの社長自ら接待と調理いただく。
今回は無理を言って自分のワインセラーから生まれ年のワインを持ち込ませてもらう。スパンナ リゼルヴァ 1964年。52年熟成バックビンテージの古酒。耐久性が心配であったが飲めないレベルではない。シェリー酒のような感じでしっかりとコクがある感じではないけど独特の香りと口の中に広がる余韻はなかなかのものであった。
ありがちな胡瓜の古漬けや発酵した酸味はなくそれなりに飲めたので良かった。
そのあとはスペアリブの盛り合わせ。食べやすいように骨からはずしてカットいただく。ボリューム満点で赤ワインがすすみまくる。
2番目の赤ワインはボルドーのコトーデュランドックキュベシナルカ2011 小売価格3600円のものを4680円で販売。最初のワインとうってかわってガーネット色のフルボディ。洋菓子のような甘い香りが心地よく穏やかなタンニンで滑らかだけどパンチのある味わい。
大きなTボーん登場。アメリカ産と鹿児島の牛を食べ比べ。これ1枚で500gくらい。常温に戻すためにこの状態でしばらく放置。
丁寧に焼き込んで肉を骨からはずす。そのまま提供ではなく炒めたもやしをダッチオーブンのようなパンにひいてその上にカットした肉を敷く。ニンニクがしっかりと効いたタレをかけて提供。ご飯が欲しくなるような丁寧な仕上がり。近くのコンビニで佐藤のご飯を買って持参することを提案。
Tボーンなのでサーロインとヘレ肉が一緒に食べれるのが嬉しい。値付けもかなり良心的。2人で言ってシェアするのがお薦め。アメリカンビーフなんでサクサク食べることが出来て脂分が少ないのでワインが美味しく感じる。
こんな料理をひとりでカウンタ−に座ってワインをぐびぐび飲みながら食べるのもいいなと思いながら店を出る。周りに「いきなりステーキ」をはじめよくに他業態の店が密集する地域なんだけど仕事の丁寧さやワインのコスパでは間違いなくナンバーワン。ワインを思いっきり飲みまくって会計はひとり7500円。。多分ほぼ儲けなしだな・・・
最後は店の前で記念撮影。。。
大阪市北区同心2丁目3-13
18:00~翌2:00