懐石料理徳 住之江本店 仲夏の料理

6月末に日友人と会合で7月の料理の試食会を兼ねる。教育関係の方ばかりで最初は大阪市政の話から始まる。教育問題はとても様々なしがらみがあり難しい問題であるが市長が替わってから少しづつ改革が進められていることを知る。

この日の食事は食材を含め内容にかなりこだわった献立。。。

先付けはフルーツトマトのゼリー寄せ。。これは先月も形を変えてお出ししている。トマトの下には国産のホワイトアスパラをミキサーにかけて裏ごしにしてゼラチンで寄せたもの。穂紫蘇の香りがいい。。。この先付けはビールにとてもよく合う。。

お造りは泉州産の太刀魚の皮目を炙ったもの、剣先烏賊、シマアジ。。どれも新鮮。。。いい仕入れをしておる。。。

煮物椀は旬のイサキを骨切りして葛をつけて木の芽をたたいたものを擦り込んだもの。ぱっと見た感じは鱧のようだが脂がいっぱいのっていて味が深い。。出汁も鰹がしっかり効きまくってとても美味しい。

八寸は鮮度抜群の鱸(すずき)を醤油焼きにする。味醂や砂糖が入っていないので少し辛めだが夏の暑いときにはこのほうがいい。生のタコを時間をかけて蒸し煮にしてやわやわにしたものや、これも泉州産の穴子の握り。べっ甲生姜にすり身を入れた袱紗卵焼きなど。。

どれも丁寧に作られている。蔵本からいただく天野酒の夏バージョンを皆で飲みながら教育の話や中学校の給食弁当の話などで盛り上がる。。

メインディッシュの但馬牛のローストビーフ。これは今や私どもの店のスペシャリティとなっている。腿肉を使っているんだけど赤身なのに脂がたっぷりのっていて超旨い。。普段は2切れなんだけどこの日は少しサービスということらしい。

あしらえは揚げた小芋に南京。。ジャガイモを桂剥きにしてバターとともにさっと炒めたもの。。これはシャキシャキしてかなり美味しい。。

酢の物はこの時期とてもおいしくなる鱧の落とし。ウニをさっと湯がいたものとトウモロコシ、冬瓜、もろキュウリ、ラディッシュ、加減酢をジュレにしたもの。。。

この頃になると会話も弾み場の空気もとってもいい感じ。美味しいものをいただきながらよもやまな話をするのはとても楽しい。PTA代表の女性が給食の件で白熱討論の巻き・・・・

食事は新レンコンの炊き込みご飯とポロネギの入った赤味噌仕立ての汁。

デセールはアメリカンチェリーとオレンジのグランデーズソースでさっぱり。。

この献立で5000円。。。内容比較で価値はあると思う。。。この献立は7月中旬まで。。。

大阪市住之江区東加賀屋3-15-9
フリーダイヤル:0120-63-0149

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