カテゴリー:日本酒
ジャンルで絞り込む

すし寛 1月【大阪市 動物園前】

えべっさんの帰りに友人と表記の店を訪問。毎年弊社でお弁当を講の方にお届けしているので感謝の気持ちを込めて500円のさい銭とする。足下を見ればたくさんの小銭が散乱していて何とも不思議な感じ。「ようこそお参りくださいました〜」と言われると気分が上がる。

 2015-01-11 16.43.42

福娘って毎年50人くらいいるらしいけどいつもテレビとかに映るのは10人あまり。やっぱAKBとかみたいに1軍、2軍とかあるのかな・・・とよく思う。

2015-01-11 17.42.29

今年は笹の授けものをサイズダウンしてコンパクトにまとめる。これで総額3000円なり・・・安くあがったので気を良くして寿司を食べにいくこととなる。というか毎年十日戎の後は飛田本通にある表記の店で会食。酔っぱらってこちらに買った笹を忘れたことも数度ある。

場所は地下鉄動物園前駅から徒歩5分。今や観光地となった新世界界隈よりも数倍ディープな空気をくぐりながら商店街を南下する。このあたりまでくると観光客はほぼいない。 こちらの寿司屋さんは私が一番普段使いするお店。難を言うと時分どきはいつも満席で入店しにくいこと。

基本予約は取らないので土日は入れないことが多い。この日もじゃんじゃん横町にある秘密の天ぷら屋で1時間ほど時間をつぶす。 お店は10席くらいのカウンターと4人掛けの小上がりテーブル席が3つ。お店の中はかなり昭和。客層もいろいろで常連率はかなり高い。

2015-01-11 17.51.44

ビールで乾杯をしていつものようにまずはお酒のアテをあれこれいただく。 創業60年のこちらの店は地元の方はもちろん遠方からも、また芸能人の方もたくさん来られる。場所柄のせいか情報誌などにはあまり掲載されない。

ビールで乾杯してまずは河豚の皮を所望する。身の内側の皮もたくさん入っていて柔らかくてとっても美味しい。この皮をみただけでこちらのお店のコンセプトっていうか繁盛の理由がわかる。これだけでお酒が3合飲めそうな感じ。。

2015-01-11 17.53.56

いつもマストな鯛の子いただく。甘さ控えめで少し高級な感じ。盛りつけもとても美しい。

カウンターの大きな水槽には高級魚がぎっしりと泳ぎまくる。この日は5キロオーバーのクエとアコウが気持ち良さそうに泳ぐ。ネタケースにもキンキやのどぐろなどの高級魚がぎっしりと陳列される。カウンターにはイケメン若大将と2人のベテラン調理師、素晴しい気配り目配りの奥さんでお店を運営。この日は娘さんもお手伝いの3代ファミリー勢揃いでお迎えって感じだったな。

2015-01-11 17.54.25

トコブシもめでたい感じでいつも注文する。隣の客が「ながれこ」とどう違うのと言ってたが流れ子はトコブシの地方名。徳島では流れ子と言ってた記憶がある。鮑も高いけどトコブシも量が少なくて高騰している・・

2015-01-11 18.11.29

河豚の白子焼きは本年初。甘辛いタレが日本酒の燗とぴったり・・この時期が一番美味しい。これを食べるとタラの白子は少し頼んない感じがする。なかなかパリッと焼くのが難しくて焼きすぎると縮んでしまうし不足すると生っぽくなる。新地で食べるとこれだけで5000円くらいはする。

2015-01-11 18.22.26

当然自家製の河豚皮の煮こごり。とにかく味がいい・・・それ以上言いようがないな 。。。仕事がめんどくさいんで最近は河豚屋でもあまり作らない。

2015-01-11 18.29.43

甘鯛にしようかと思ったが店主が真魚鰹ありますよ〜と声をかけてくれたので言われた通り所望する。

好みもよくわかっていただいているのが嬉しい。日本酒が進みまくって困る。楽しい話をしながら好きなものを好きなだけ食すのはとても贅沢な時間である。

2015-01-11 18.30.30

カウンターのショウケースの中に鯨のウネの仕事をしたもの(酒蒸し)を発見したので所望する。しばらくすると軽く炙った生肉と尾の身の刺身もついてきた。刺身はシロナガスクジラの冷凍だけど全く臭みやクセもなく上品な脂が舌の上でさらっと溶ける。

尾の付け根あたりの肉は「尾の身」で処理をきちんとすればかなり美味しくて最近は生のものは口に入らない。関西のおでんに入る鯨の皮を皮下脂肪ごと切り分けて乾燥させたものは「コロ」、舌の部分をさえずり、尾っぽの部分は尾羽毛と書きオバケと呼ばれる。この辺りまではたまに見かけることも多いが 腹の部分の筋、鯨ベーコンの白い部分が畑の畝に似ているところからうねと呼ばれていると聞いたことがある。良質な脂身で湯がいてそのままポン酢で食べることも多いがこちらのお店では酒蒸しにしてスライスしてから酢みそでいただく。

生のミンク鯨のうねはトロのような感じ。刺身用のものを酒蒸しにしているので鮮度は抜群。鯨の旨味が凝縮された独特の味の深さに舌が喜ぶ。日本酒が進みまくることは言わずもがな。

普段は蟹や水槽に泳ぐ魚の活け造りをいただくけどこの日はこの鯨で堪能する・・・

 2015-01-11 18.33.51

お店はとってもカジュアルな感じ・いい空気が流れる・・超満席なんで注文もしょっちゅう通し忘れる。でも誰も怒らない・・・

2015-01-11 18.49.40

大好物のタイラギ貝の握り。。鮮度もよくてお腹いっぱいだけどバンバン食べてしまう。

2015-01-11 18.50.22

かなりでっかい車エビの握りは甘々である。。頭に味噌もいっぱいついていて海老星人の私は大喜びなり。

2015-01-11 18.52.49 

鰻の白焼きでこの日は終了。思いっきり飲んで食べて一人5500円でした。

大阪市西成区太子1-15-2

06-6641-6654

16:30〜24:00

月休

日本酒ビールお弁当寿司大阪市 動物園前

熊の焼き鳥【大阪市 天神橋筋六丁目】

天神橋筋6丁目の駅すぐ近くのレンガ通りにある新進気鋭の焼き鳥店。会社から走って近くの銭湯で汗を流して近くの友人と訪問。お店は間接照明の効いた高級和食店のような内装。肘置きの付いた椅子と綺麗なカウンターを見ただけでこちらの店のこだわりがわかる。奥には掘りごたつのテーブル席もあって鶏のお鍋をみんなでわいわいがやがやと楽しむことが出来る。お店が出来て1年も経っていないのにいつも満席が続く。熊のようなご主人の着るTシャツにも熊のイラストが描かれている。

最初にハートランドビールの生を注文してお任せコースでいろいろと出してもらう。

2014-12-17 20.57.51

最初に出てきた「雲丹むね」は大振りにカットされた生の胸肉を海苔で巻いて薯蕷のなかに練り雲丹を隠し味にしていただく。鮮度の良さが際立つ胸肉は臭みやクセが全くない。鶏肉であることを忘れるような美味しさ。飲み込んだあとに感じる雲丹の風味がとてもいい。

IMG_4954 のコピー

希少部位と鮮度にこだわった鳥刺しは登場。この店より美味しい鳥刺しは今まで食べたことがない。何とも言えないくらい美味しい「ささみ」、とっても甘い「脂肝」当然クセは全くない、新しすぎる「砂ずり」と「ずりとろ」というところ。首の部分の「首脂」に味わいが深い「とろせせり」見た目よりもすっきりとした味の「腰皮」の取り合わせ。ほとんど今まで生で食したことのない部分ばかり。前日までに予約が必要だが何があっても食べる価値はある。

2014-12-17 21.11.36

日本酒もたくさんそろっていて店主にお任せするとまずは焼き鳥に一番合うと言い切るすっきり辛口の山形正宗をチョイスしていただく。

2014-12-17 21.19.46

紀州備長炭使用の香り良い焼き鶏が順番に提供される。ブレンドされた塩を丁寧につける。火入れの加減が絶妙で部位ごとの一番美味しく感じる火入れ具合を適切につかんでおられる。最初はモモ肉と葱。。どこでもある串だけどどこよりも美味しい仕上がり。

2014-12-17 21.22.46

じっくりと火入れされる砂ずりも鮮度抜群。コリコリのレベルが他店と全く異なる。柔らかい口当たりの塩の加減も素晴しい。

2014-12-17 21.24.48

超辛口純米酒と続く。いろいろなタイプの日本酒を揃えられているが店主の任せするのがおすすめ。

2014-12-17 21.27.29

開いていないハツはとても味わい深い口の中でジュースが弾ける。。火入れも完璧でミディアムな感じがとってもいい。

2014-12-17 21.34.09

「みさき」はぼんじりの付け根で味も濃くて口の中で甘い脂がほとばしる。噛みごたえもあって辛口の日本酒と相性抜群。

2014-12-17 21.38.14

テイストを変えた旨口の純米酒が登場。秋鹿と言えば米作りからされている酒蔵で純米酒がとっても有名。あまり見かけないジャケットなので多分限定品であろう。口当たりはとっても優しくてふくよかなボディを感じる。あとくちが独特のキュッとした感があるが許容範囲内。

2014-12-17 21.39.44

銀皮と呼ばれるどこの部位か分からない場所もとても美味しい。希少部位なのでこの日のためにわざわざたくさん集めて焼いてくれる店主の気持ちが嬉しい。

2014-12-17 21.51.51
とろ皮は脂ののった分厚い皮の部分で、丁寧な火入れでばりっとしながらも口の中で脂がほとばしる。クリーミな味わいがとてもいい。同じ鶏でも部位によって皮の味が異なるのに驚く。

2014-12-17 21.59.41

金針菜もかなり美味しい。中華食材だけど最近あちらこちらでよく見かける。ミネラル等の栄養素が多いらしく身体にとっても良さそう。中華料理では牛肉と一緒に炒めたのをよく見かける。

店主がどうしても食べていただきたいと言う〆の料理をいただくために鶏はこのあたりにしておく。

2014-12-17 22.14.58

キンカンと呼ばれる内臓卵で食す卵かけ御飯。味がとっても濃くて目からうろこの美味しさ。これを食すと普通の玉子かけは食べることが出来なくなるくらいの美味しさ。この御飯をあてにお酒が飲めそうなくらい濃厚な味わい。

2014-09-10-20.36.35

続けて鶏茶漬け。。丁寧にとられた鶏のスープは澄んだ味わい。お腹いっぱいなんだけどこの茶漬けを食すと再びお腹がすいてくるような錯覚に陥る。気になる価格はサラダ・雲丹むね・串7種で2000円。今回はこれに軽めの刺身をつけていただく。美味しいお酒を数杯いただいて4000円くらい。

予約は必須。レベルの違いは食せばわかる。個人的な好みだが2014年12月現在、この店よりも旨いと思う焼き鳥店はない。まちがいなく予約の取れない店に近々なるのは確実なり。

大阪府大阪市北区天神橋6-3-26
レンガ通り内050-5570-5517

日本酒ビール大阪市 天神橋筋六丁目串料理和食

すし豊 12月【大阪市 東天下茶屋】

最近結婚された普段仕事でお世話になっている友人と表記の店を訪問する。せっかくなんで伊勢エビのお鍋でお祝いをしようと思っていたんだけど店主曰く「中国人が伊勢エビをたくさん食べやがるんで仕入れが高くて困っちゃうよ〜」という理由で最近は伊勢エビの仕入れをしていないらしくそのかわり毎年この時期にいただく高知県の四万十川で獲れる川蟹のお鍋を前日から予約する。

江戸っ子のご主人は東京銀座の名店「新富寿司」で修行。しかしながらお店が厳しすぎて1970年、大阪万博見物と偽って仲間と脱走。そこから大阪で少し修行をして自分でこの店を出したと言う話もかれこれ25回は聞いている。名前は安田豊次、だから「すし豊」。

ファザードも店内もかなり昔の空気が漂う。カウンター8席とテーブル席が8席のみ。客層はいろいろ。。。
お鍋の前に寿司をいただく。

2014-12-15 17.52.03

寿司の最初は大阪湾のハリ烏賊。独特のぱりっとした歯ごたえとともに胡麻の香りが口の中に広がる。塩とスダチを軽くあてているので烏賊の甘味がいっそう際立つ。

2014-12-15 17.54.46

河豚はもみじ卸と葱ポン酢。。上身を少し熟成させているので特有の尖った食感もなくシャリとのなれ具合もとてもいい。

2014-12-15 17.57.03

マグロの漬けと名物ヒラマサの蕪寿司。この蕪寿司は味の三段ロケットと言われていて酸味のあるサッパリした蕪の味、続いてヒラマサの旨味とコク、そして唐辛子の辛みと続く。主人に「味が三回変わってから飲み込んでね〜」とい毎回言われてはや15年。月日の経つのは早いものである。

2014-12-15 18.00.17

かなり大きなコハダは身も分厚くてたべごたえあり。日本酒の熱燗といい相性である。。

2014-12-15 18.07.02

炙ったカンパチは香ばしくて脂が口の中に溶け出す感がとてもいい。ポン酢と紅葉おろしとの相性も抜群。身の甘さに感激する。

2014-12-15 18.08.35

濃いたれで味つけられたハマグリは濃いめの煮詰めが更に塗られる。しかし見た目ほど辛くはない。しっかり火入れするのが関東風。。

2014-12-15 18.13.22

鯛は少し熟成感も感じ、ねっとりとした舌触り。旨味たっぷりで噛めば噛むほど上質のアミノ酸が味蕾を直撃し、味の情報が味神経線維を伝わりながら脳幹を経て大脳皮質の味覚野に伝わる。

2014-12-15 18.18.02

「口の中で溶けちゃうよ〜」と言いながらさっと炙られて提供される大阪湾の煮穴子はスフレのような食感。提供されてから15秒以内に口に入れるのがこの店のルール。

2014-12-15 18.20.48

この店以外では食したことがない軽く炙られて提供される烏賊の印籠も江戸前の古い仕事。烏賊の胴体にシャリが詰められているんだけどまん中には白子、両端はイカの玉子が入っていてサクッとした身の食感と卵のプチプチ、白子の滋味がとてもいい。まさに新富寿司のスペシャリティー。

2014-12-15 18.32.11

カウンターの水槽にいる川蟹はもずく蟹ともいわれ爪の部分に毛が生えている。これをまず冷水で締めて失神させてからさばいて殻ごとミキサーにかける。それを裏ごして殻をとる。3回くらい繰り返して丁寧に身だけを削ぎ落とす。手間をかけて取り出した身を鍋に入れて食す。

一見して蟹とはわからないふわふわした身は独特のコクと旨みがある。出汁は甘味と塩分控えめなのでかそけき蟹の味がよくわかる。「最初は手前の身だけを食べてね〜」と言われる。日本酒と一緒にいただくと至福の時間を味わえる。

ぐつぐつ煮ていると殻から蟹のエキスが出てきてゴボウや豆腐に蟹の味が移り出す。ご主人の指示通りに少しずついただく。蟹の味噌やエキスが出汁と相まって最高の滋味を感じることができる。

2014-12-15 18.51.41

最後に鍋の底に沈んだ甲羅部分の味噌と卵をを齧り付く。。松葉かにの濃厚さは無い。どちらかと言えば上海蟹に近いがそれよりも上品な味わい。がその分上品な味わい。食べすすめていくと最後にご主人が鍋を持ち上げて鍋についたエキスを出汁に戻す作業をされる。この時点で出汁は蟹のエキスのせいでラー油状態。

最後にお漬け物をいただいてお腹いっぱいごちそうさまでした。。

大阪市阿倍野区王子町2−17−29
電話:06-6623-5417
営業時間:17:00~24:00
定休日:木曜日

大阪市 東天下茶屋日本酒寿司