カテゴリー:ワイン
ジャンルで絞り込む

市内某串揚げ店【大阪市 塚西】 【大阪市 姫松】

前回12月末に訪問して、店主の希望もあり店名と所在地を隠してブログ掲載したところビックリするくらい沢山の読者さんから問い合わせがあった阿倍野区の住宅街にひっそりと佇む定員6名の串揚げ店を3か月振りに訪問する。

2017-03-13 22.14.08

店内にはジャズが流れ、高級なサロンのような空気が溢れている。こちらの店主は私が30年前に茶道表千家流で一緒に稽古をしていた社中さん。当時は超有名老舗日本料理店の料理長でその後独立され、その和食店は御弟子さんに任せてご自身はこちらの串揚げ店をされている。

プレミアムモルツで乾杯をしてお任せでどんどん出していただく。

2017-03-13 22.14.37

串の扉は黒毛和牛、ポン酢でいただく。続いてそら豆を海老で巻き込んでオキアミを衣にして揚げたもの。海老が衣になっている串揚げは初めて頂いた。。。

続いて蕗の薹を蒟蒻で巻いたものを田楽味噌のソースでいただく。大きなカキフライもソースで頂く。。旬のホワイトアスパラガスを自家製マヨネーズをかけたものと続き、新ジャガのベーコン巻きはソースに辛子をたっぷりつけていただく。

どれもひと手間かけたものばかり。油は米油を使用。カラッと揚がってあっさりして後口がとてもいい。

2017-03-13 22.15.45

海老を高野豆腐で巻いたものは柚子胡椒の入った一番出汁に浸していただく。これは完全に和食の仕事。続いてたらの芽をハンペンで巻いてみじん粉を付けて揚げたもの。薄味で炊き上げた新筍に鰹節を付けて揚げたものは醤油で頂く。鴨ロース肉の菜の花巻。見た目は衣被ぎのような海老芋はネットリとした食感にビックリ。

店主から奨めていただいた福島県の大七の生もと造りの純米酒を所望する。6年前の東日本の震災でこちらの酒蔵の社屋と工場が損壊し再建は不可能かも知れないほどの大ダメージを負われた。その後に知人であるこちらの社長と話をする機会があったが「福島県人はコツコツと努力することに慣れていますから心配しないでください。私たちは必ずいつか復活します・・・」と言う会話をした記憶がある。

そんなことを思い出しながら生もとならではの自然の力を使った複雑な舌触りと喉に流し込むと野性味とコクを感じる大七ならではの上質感を感じることが出来る。

奈良県生駒の山鶴は純米酒らしい飲み飽きない味で派手ではないけど個人的には大好きなテイスト。

2017-03-13 22.16.46
続いて赤飯の磯辺揚げは塩をつけていただく。新鮮な砂ずりは下処理をしてあるので柔らかく仕上げらていいる。よく肥えた新鮮な鯵に葱を鋳込んだものは梅肉とともに頂く。豚肉はシンプルにポン酢で、しらすを衣にしたコゴミは塩をつけていただく。春を感じさせる苦味が身体を浄化させる。

ここで店主お薦めの宮崎の都農ワインのシャルドネ・アンフィルタードをいただく。都農市が町おこしで始めたワイナリーで自社農園で栽培したシャルドネを使用しオーク樽で発酵熟成させたもの。

強めの色のワインは見た目通り喉越しが柔らかくて複雑でリッチな味わい。余韻も長くて心地よい酸味がこちらの串揚げと最高の相性。。

2017-03-13 22.17.12

続いて鳥つみれを薄揚げで巻いたもの、うずらの卵をササミで巻いたもの、海老の紫蘇揚げと独活を組み合わせたものと続く。細めのグリーンアスパラを5本束ねて 豚肉で巻いたもの、かなりスパイシーな仕上がりの蓮根のカレーミンチ詰め。最後はほうじ茶でお茶漬けを頂き、苺とキウイの水菓子でフィニッシュ。料金はいくら食べても5000円。アルコールも良心価格です。

お店の外には龍安寺石庭のつくばいと同じものが置かれる。店主と一緒に茶道を習っていた頃、今は亡きお茶の先生に吾・唯・足・知(ワレタダタルヲシル)の意味を良く聞かせていただいたことを思い出しながら家に帰る。

前回の訪問ブログはこちら
店名・住所は今のところ秘匿
1日6名のみの完全予約制
*興味のある方は直接私(ペロペロ店主)まで連絡ください。
shatyo@nori-net.jp

大阪市 塚西大阪市 姫松ワイン串料理和食

天星【大阪市 天神橋筋六丁目】

天六にある自社の支店を視察したあとに表記の店を昼頃に訪問。近くにはミシュラン店の「蕎麦たかま」、「懐石料理 青木」、「寿司処 しん」などがあって以前からこちらのお店の前はよく通っていたが今回初入店。店の前のメニューには天丼1000円、定食1800円、お昼天ぷらコース3000円とあったので3000円のコースを30分で出していただくことにする。ちなみに夜のお任せは4500円。

IMG_5791

前菜は氷魚(鮎の稚魚)の霙酢と自家製豆腐を揚げたものに蕗味噌を載せたもの。お酒が欲しくなる逸品。

琵琶湖産と思われる旬の氷魚は見た目は「しらす」だけど身はしっとり、舌触りは滑らか。そこはかとなく鮎とわかるかそけき苦味と繊細な味わいが特徴。釜揚げにして干したものもたまに頂く。ふわふわの豆腐も大豆の香りがしっかりしたもので地味だけどかなりいい仕事をされている。

IMG_5806

天ぷらは最初に海老の足の唐揚げが2つ。続いて薄衣に包まれた天使の海老。続いてそれを大葉で巻いたもの(写真なし)。ニューカレドニア近辺で獲れる冷凍の海老だけど揚げ手の腕がいいのでかなり美味しい。続いて苦味のある菜種、裏旬の脂がしっかり乗った鱚、甘味たっぷりの蕪と続く。箸休めはレタスサラダに塩昆布とあられを足したもの。どおってことないものだけど口の中がさっぱりする。

IMG_5807

熊本の伝統野菜の赤茄子は米茄子と違ってふんわりとした食感で甘さが秀逸。大葉で巻いた鯛は塩で頂く。部厚くカットされ程よく火入れされた玉ねぎは水分たっぷりで揚げの技術が光りまくる 、縦切りにされたシャリシャリの福島産の蓮根、よく肥えた旨味たっぷりの赤穂産の牡蠣と続く。

IMG_5805

〆は鯛の刺身を胡麻醤油に絡めた吉兆風の鯛茶漬けでフィニッシュ。どれもが丁寧な仕事で3000円以上の価値あり。。ワインやシャンパン、日本酒もたくさんあるので夜の再訪が楽しみな一軒。隣には客単価2万円の高級天ぷら店の「沼田」という同じ経営の店がありスタッフは厨房は行き来出来ると言っていた。よく考えておられます・・・

大阪市北区天神橋7-10-9
06-4801-8855
営業時間:11:30~13:30 17:00~23:00
定休日:月曜日

天星天ぷら / 天神橋筋六丁目駅中崎町駅天満駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

ワイン日本酒大阪市 天神橋筋六丁目天ぷら

すし処 広川【大阪市 京橋】

いずみホールでクラッシックコンサートを見たあと表記のミシュラン店を訪問。

2017-03-03 09.39.32

こちらは京橋で数少ない高級寿司店の一つ。駅から続く商店街の端の路地を入ったビルの2階。入れ替え2部制で8時半に伺ったところカウンタ−の端の1番席に案内いただく。白木のシュッとしたカウンタ−に20代中国人カップルと30代デートカップルが同席する。

最初に瓶ビールを頂いて食事はお任せでどんどん出していただく。

2017-03-02 22.53.22

食事の扉はお造りから。脂がのりまくった鯛のシルキーな舌触りに脳が過敏に反応する。鯛の身が甘く感じたのは久しぶり。蛸もかなり上質。軽く炙って供される巨大な鳥貝は泉州産。「身は大きいんだけど厚みが足らない」とご主人の弁。

2017-03-02 22.53.42

柔らかく炊かれたタコ、ナマコのみぞれ酢、のどぐろの塩焼きに自家製唐墨をまぶしたもの、綺麗な器に入った海鼠腸とそら豆の茶碗蒸しと続く。どれも素材の良さが際立つものばかり。海鼠腸入りの茶碗蒸しは初めて頂いた。当然のことながら日本酒をお願いしてマリアージュを楽しむ。

お酒は自分で冷蔵庫を開けて自分で選ばせていただいた。この日は辛すぎない黒龍を所望する。日本酒以外でもシャンパンやモンラッシェやムルソーなどフランス産の高級辛口ワインも取り揃えられている。かなり迷ったが一人でフルボトルを頂くと酔っぱらうので次回の楽しみにする。

2017-03-02 22.54.53

細かく目を入れた剣先烏賊には叩いた白胡麻が載せられる。北海道産の甘エビは新鮮でコリコリねっとり。軽く昆布締めした三つ編みサヨリは旨味が凝縮。釣りの鯵もワンランク上の美味しさ。一つずつ丁寧に説明していただく。温厚そうなご主人の人柄が寿司にも表れる。

中国人カップルには接遇担当の奥さんが一生懸命に笑顔でもてなしをする。魚の図鑑やスマホの翻訳機能を使って説明する。そんな温かい姿を見ながら頂く寿司が不味いわけがない。

2017-03-02 22.55.31

大粒の赤貝とヒモを胡瓜と巻き込んだもの。1枚漬けのコハダの〆具合に感動する。苦手なマグロの代わりに白子と卵がパンパンに入ったシャコを温めてから出していただく。

この店には高級寿司屋にありがちな妙な緊張感は感じない。腰の低いご主人をはじめとするスタッフの方々の優しい気持ちが店のいい空気を醸成する。

2017-03-02 22.57.54

笹に載せられて蒸し焼きにして仕上げる蒸し穴子。トロ巻の代わりに特別に出していただいた長崎の黒雲丹とイクラの巻もの。追加で注文した好物の海老は熊本産の天然ものでレアに湯がかれて提供。〆の玉子は貝と海老のすり身入りとのこと。

ビールとお酒2合と追加の海老を頂いて15000円。新地やミナミの約半額・・・握りだけのコースならもう少し安い。。ファンが多いので予約は早い目に。。平日の遅い時間がおすすめ。
2017-03-02 22.41.09

帰りは商店街の老舗スナックで昔のべっぴんホステスさんに接待されてさらに気分があがる。

大阪市都島区東野田町3丁目7番17
06-6357-2098 日曜日、祝日の月曜休み
18;00~23:30

すし処 広川寿司 / 京橋駅鴫野駅大阪ビジネスパーク駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

ワイン日本酒ビール寿司大阪市 京橋