もも

週末は昭和町界隈で一人はしご酒。最近たまに行く昭和町銀座通りの串芳さんを訪問して飲み足りなかったために隣にある餃子の専門店に行く。場所は地下鉄昭和町駅北側の一本裏筋(2番出口西)にある。席はカウンターのみで10席。

お店は夫婦で切り盛り、BGMはクラッシック。綺麗な店内で入店お同時に餃子を焼き始められる。自動発注システムらしい。琥珀えびすビールをお願いすると突き出しの野菜スティックが供される。岩塩が添えられていてセロリには塩麹をのせられている。

主な主なメニューは
・餃子 500円
・ポテトサラダ 400円
・生ビール 500円

2014-02-22 19.35.01

アルコールはエビスビール、日本酒は絹川、長寿、菊正宗、芋・麦焼酎、チュウハイなど。この日はお腹いっぱいだったので遠慮したが荒くマッシュされて人参・胡瓜・リンゴ、自家製マヨネーズや胡麻、トマトがのっかったポテトサラダが大人気。

2014-02-22 19.36.25

出来あがった熱々の餃子は言われたとおり先ずはそのままいただく。1個は小さめの一口サイズ。お約束通り薄めの皮はパリッと焼かれている。餡は鶏ミンチ、椎茸、韮、キクラゲなど。餡はジューシーな感じもする。大蒜の風味もあってぴりっとした唐辛子の辛さが大人な感じ。

野菜スティックについた塩につけて頂くと旨味が引き立つ。その次に酢をつけて頂く。次にオリジナルの辛口ラー油をつけていただく。どの食べ方をしても旨い。1人前10個500円なので安くはないけど価値は充分。一口サイズなんだけど点天の餃子に比べたら少し大きめで餡の肉野菜のバランスがいい。

お腹がすいていたら5人前くらい食べることが出来そう。世に餃子専門店は数々あるけどサイドメニューにもこだわりがあり主食にもちょい飲みにもいろんな使いかたが出来る上質な大衆店。

 

大阪市阿倍野区阪南町1丁目46−8
電話 06−6622−8063
営業時間 17:00〜23:00
定休日 水曜

餃子の店 もも餃子 / 昭和町駅文の里駅松虫駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5


カテゴリー 昭和町, 中華料理 |

まさる 2月

夕陽ケ丘の表記の寿司店を久しぶりに訪問。1万円以上の予算でいい鮨をゆっくり食べたいときにはここと決めている。かれこれ15年通っている。最近は新しい見習いの兄さんも入って3人体制でお客を迎える。グルメ雑誌の常連で関西を代表する名店の一つとなっている。人通りのないロケーションに看板のないファザード。駅からも遠く、知らない人はここが飲食店と決してわかんない。

しかしながらいつ行っても客層はいい。客が店を作るのか店が客を作るのかはわかんないがとにかく店内カウンター8席は凛とした空気が漂う。

2014-02-18 18.45.46

まずはビールを頂いていつものようにお造りの盛り合わせ。天然鯛に赤貝、皮を炙った太刀魚、脂ののった伝助穴子、剣先イカの雲丹のせ、しまあじなど。。どれもが秀逸。関東地方の豪雪のために仕入れが不自由でネタがそろっていないと言っておられたけどこれで充分。

2014-02-18 19.03.08

毛ガニがあったので少しだけ三杯酢で所望する。毛ガニって癖があるのでたくさん食べるといやになるけどこれくらいがちょうどいい頃合い。

2014-02-18 19.05.19

店主渾身の一夜干しを所望。この日は大羽イワシ。脂ののりも最高。。。こちらのお店はアテも普通以上に美味しいのでいつも食べ過ぎてしまう。この日のイワシは推定30センチくらいの大きさ。照り焼きにされた魚の脂と旨味が凝縮された逸品。日本酒と一緒に頂くとナイスマリアージュである。

1−---

此処から握りにしてもらう。鮨のスタイルは江戸前と上方の合わせ技だそうです

最初の鱚の昆布締めは小さいながらも品のいい脂の旨味がある。カワハギはもみじおろしと肝と芽ネギを乗っけていただく。鮮度が良さそうな鯵は叩いてなめろうにする。青臭さや癖は全くない。旨味が味蕾を駆け巡る佳品。鯖の漬けは魚の水分が抜けて旨味凝縮。マスタードが載ることもあるがこの日は大根おろし。炙った皮目の香ばしさが後口に残る。皮目を炙ったキンキも皮付きで提供。肝の旨味が秀逸である。コハダは大きな一枚漬け。

どのお寿司もとにかく美し過ぎる。このような美しい寿司が不味いわけがない。この店の寿司はすべて凛とした品格がある。魚も幸せであろう・・・2−---

大振りの煮鮑は私の好きなエンペラの部分をしっかりつけてくれる。コラーゲンたっぷりな感じでムチムチしてて嬉しい。この店のスペシャリティーの頭の味噌を鋳込んだ車エビは身震いするほど美味しい。一口で頂けるこの店のエビが世の中で一番好きかもしれない。生雲丹は北海道産。エグミやミョウバンの薬臭さはみじんもない。

シャリは空気を含んでフワフワしている。とにかく喉に入ったあとが軽い。煮ハマもこの店のスペシャリティ。伝統的な江戸前とは違ってさっとボイルして出汁につけ込む。かなりのレア感と磯の香が秀逸。身の大きさにもいつも驚く。しかしながら店主曰く豪雪で思っていた産地のものが手に入らなかったと言っていた。

新鮮なつぶ貝は軍艦巻にて。コリコリしてかなり美味しい。何かスパイスのような味を感じるんだけど最後までわかんなかったな。大間産本マグロのトロの炙りは私はパス。見ただけで美味しいと言うことはわかる。いろんな野菜が入った袱紗玉子焼きもとっても美味しい。〆は穴子と胡瓜の巻もの。

何を食しても上等な味わい。。次は春先に訪問予定。

大阪市浪速区下寺2-3-10
06-6649-7227
平日17:00~翌2:00日祝17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

チャイナ 2月

いろいろな読者の方から弊社のHPを通してこの日記に対するご意見やお礼を頂くことがある。その中で最近行ってみてよかったというメールを頂くことが多い表記のお店。私のオフィスから距離的にも近いのでガッツリ行きたいときにはこの店と決めている。

最近は弊社社員もはまっているものが多いと聞き及ぶ。駅からも近くなく何とも言えないファザードなんだけで地元の客に愛されまくっている人気店。店の前にコインパーキングもある。

2014-02-17 12.40.05

先日もこの店のレポートが楽しみという読者さんのご意見を頂いた。コスパとアバンギャルドかつ前衛的な盛りつけとマリアナ海溝よりも深遠なコクのある味わいは中毒性がある。下町大衆店の王道をばく進するホントにいいお店。

2014-02-17 12.40.02

山のような唐揚げ定食やこれ以上ヤバいと思われるスタミナ定食もお勧めだけどこのお店の一押しはやはり日替わりランチ650円。この日はジャージャン豆腐と唐揚げの盛り合わせ。日替わりなんだけど唐揚げはいつも入っているな。
これだけだったら結構普通なんだけど出てくる料理は想像を絶するディープインパクトを伴う作品といえる傑作佳品。置いてある雑誌も年代物で読み応えもある。

2014-02-17 12.47.48

出てきた一皿をみてこの日も驚く。これはどこからどこまでが何かわかんない。しかし唐揚げはひたすら香ばしくて味わいも深い。ジャージャー豆腐は甘くて辛いタレに厚揚げを薄くカットしたものと一緒に炒めた感じ。その横には甘いソースのかかったオムレツ。その横が自家製のポテトサラダ(これが実にいい味わい)そしてマヨのかかったミニサラダ。

どれもが一つずつ丁寧に作られるのでかなり美味しい。皿の上にあるものを何も考えずにムシャムシャ頂く喜びは体調の良さを再確認できる場である。

奥さんもとっても優しくて世間話も楽しい。でもこれが650円で食せるとは何とも素晴しいことである。生きててよかった・・・

大阪府大阪市住之江区中加賀屋2丁目2−20
06-6681-7679


カテゴリー 北加賀屋, 中華料理 |