福岡の水郷柳川でどんこ舟の川下りを楽しんでから表記の店でこちらの郷土料理として有名な鰻のせいろむし2300円を開店と同時にいただく。このエリアだけでせいろ蒸しのお店が21件あってまさに激戦区。
琴奨菊関がこちらの出身らしく街のあちこちにポスターが張られているのが目に入る。
柳川で最も有名な本吉屋というお店のせいろむしは4800円と聞き及ぶ。どの店も作り方は同じでタレをまぶしたご飯の上に蒲焼きにされた鰻と錦糸卵を乗せて3分蒸し上げると聞く。
人で不足なので店で鰻を焼かずに出来たものを仕入れする店もあると聞き及ぶ。提供されたせいろ蒸しは赤い重箱のなかにまぶされたご飯としっかり焼き込まれた鰻と錦糸卵が美しく盛りつけられる。
一口いただくとご飯に鰻のエキスが移ってえもいえぬ味わいと言いたいところであるがいかんせんタレが濃くて甘過ぎて重たい。鰻も同様でふんわりとしているんだけど味が抜けた感じで砂糖の甘味が口に残って甘いお菓子を食べているような感じ。しかしながら醤油の塩っぱさも口に残る。
九州の味と言えばそれまでであるがビールで口をさっぱりさせないと食が進まない。しかしながらお店は満席状態。せいろ蒸しの性質上しょうがないとは思うけど最後まで味の変化がなく途中で飽きてしまのが残念。
観光地なので全国平均値でみればよく出来たものなのであろう。ムツゴロウの甘露煮500円もいただいたけど特にどおってことはなかった。
川下りの船頭さんは若い女性で名前は「百恵さん」。早朝のため貸し切りで1時間いい時間を過ごせました・・・
福岡県柳川市沖端町29-1
0944-72-2404