6月下旬にバンコク訪問。私が20代ではじめてバンコクに行った頃、バンコクの海鮮料理はソンブーンが名実共にナンバーワンと言われていた。最近はもっと美味しくて安いお店があちこちで来ているので当時のような名声はないが蟹カレー(プーパッポンカレー)の美味しさは今もバンコク一と個人的には思う。現在バンコクで4店舗あるらしい。今回は本店でフルコースを頂く。
タイを代表するビールのSINGHAビールで乾杯。苦みが強くコクがある。あとで甘いアロマを感じる。アルコールも高めなのでしっかりいただいた感じがする。前菜は一夜干しをした烏賊を甘いソースで頂くもの。何かわからない淡水魚の唐揚げ・・・実はこれがかなり香ばしくて美味しかった。朝穫りの空芯菜の炒めはしゃきしゃきの歯ごたえと発酵大豆調味料の風味がビールにぴったり。火加減勝負の料理でこのクオリティーは素晴しい。
烏賊団子も予想以上においしいしトムヤンクンスープもココナッツミルクが少なめの直球勝負。しかしとてもまろやかで大きなプリプリの海老がいい仕事をする。日本のトムヤンクンでは缶詰を使用するフクロ茸がこの地ではフレッシュを使用。シラサエビのような現地の海老の塩蒸しも個人的に大好き。ナンプラー・ライム・唐辛子・にんにくのシーフードソースをつけていただく。
日本で食べるタイ産のアスパラガスは筋張っていてイマイチのものばかりだけど現地で頂くアスパラ炒めはとても美味しい。やはり鮮度の問題なのであろう。
ほぼすべての客席のテーブルにならぶ蟹カレーはカレーと言っても全然辛くない。蟹をカレー風味のソースで炒めて卵をまわしかけふんわりと仕上げる。しっかりとした味だけど癖もなく白いご飯にぶっかけていただくと尚美味しい。インドカレーとは似て非なるもの。マネージャーに聞くと1日平均300皿ほど出るらしい。値段は日本円で1000円くらい。
広いお店は超満員でした。
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