タイのサラリーマンやOLは朝ご飯を「自分の家から持ってくる」か「屋台で買う」という人が多いらしい。日本では家で食事をしてから出勤するかコンビニのおにぎりとかで済ます人が多いと思うのだがタイ人は屋台で買った朝ご飯をオフィスに持参して食べる習慣があるらしい。
アジアではどこにでもあるものだが朝の飲み物として定番なのが豆乳。タイでは街角で湯気を立てて沸かしており、テイクアウトはビニール袋に入れてくれる。価格は25円くらい。
それと一緒に食べるのがパトンコー(揚げパン) と呼ばれるもの。細長いのをふたつくっつけたXのかたちが主流。タイ人にとって一般的な食べ物らしい。丸いものも多い。そのまま食べたり、練乳やバンダンリーフ風味のクリームをつけて頂く。1つ10円くらいでいろんなものを練り込んだりしてレパートリーも多い。
サンドイッチもこの地ではポピュラー。衛生面が気になるところではあるが慣れればどうって事はない。あとは鶏肉を茹でたスープでご飯を炊いてそのご飯の上に茹でた鶏肉をのせて特製のソースをかけていただく料理の「カオマンガイ」も有名。いわゆるシンガポール料理の「チキンライス」のようなもの。
もっともタイ人の朝ご飯でポピュラーなのが「ジョーク」というタイの「お粥」。日本と違って粉々につぶしたお米をじっくり煮て作るのとタイ米の独特の香りが特徴。
あとオフィス街のあちこちにあるのが「カオラート ゲーン」と呼ばれる日本でいう惣菜屋。タイでもお惣菜は大人気らしい。タイのカレーや野菜炒め、鶏肉料理や豚肉を串に刺して焼いたようなものなど、ご飯と合うタイのお惣菜が沢山並ぶ。
通訳に聞くと1~2種類の惣菜を買っていって自分のオフィスで同僚と一緒に食べるOLが多いらしい。自分用のマイ弁当箱に詰めてもらうこともできると言っていた。
タイ人の平日ほぼ毎朝食べる「朝ごはん」にかける予算の平均は40バーツ(150円)とも言っていた。
バンコク市内の中心部にあるタイの最高学府チュラロンコーン大学を訪問して朝食を頂く。それぞれの学部校舎の中にレストランが存在しそれぞれの学部の名物料理があるといっていた。
文学部食堂名物ののガイトートカオニャオはいわゆるタイ版唐揚げ丼で110円くらい。ディープに揚げたチキンが最高。タイ人も大好きな私たちもハマる味。
しっかり味のついたフライドチキンの下はカオニャオという餅米。甘いチリソースのようなタレにつけていただくと更に美味しくなる。ガイトートカオニャオのガイ=鶏肉+トート=揚げるという意味らしい。街中を歩くとガイトートだけを売っている屋台がたくさんある。食事をしながら周りの女子学生とブロークンの英語で楽しく交流させていただきました。