2023年04月

オオサカ堂 再開

阿倍野にある表記の居酒屋を一人で訪問。店名の通り大阪愛に溢れ、食材もドリンクも徹底的に大阪産にこだわり抜いた居酒屋。その料理のクオリティと破格の値付けに魅了される地元客はかなり多い。
開店以来ずっと順調に営業されていたんだけど令和4年7月23日深夜、近隣店舗から発生した火災延焼で店舗喪失。声をかけるのも憚れるほど喪失され、ずっとその後の店主の動向を気にしていた。

多くの友人からクラウドファンディングでの資金集めを提案されるが自力復活にこだわり、金融機関からの借入と様々なイベントでの出店などで再開業資金を集め、本年3月23日に以前の店舗の180mくらい南の場所で奇跡の復活を果たす。上町線東天下茶屋から徒歩5分の阿倍野筋沿いの新店舗は以前の店の2倍のサイズ。大層な告知を一切せずに静かに再起動。この日もたくさんの上品な常連客が店主の顔を見るために訪問されていた。

新しい店舗は以前と同様にファザードには看板等は一切なし。以前よりデザインされた内装はかなりかっこいい。L字のカウンター席とテーブル席が2卓、入り口付近には15人くらい入れるスタンディングスペースもある。

最初にアサヒのマルエフの生をいただいてから泉南の尾崎魚港から仕入れる魚を刺身で所望。最初は一押しの「泉たこのぶつ切り680円」。驚く柔らかさと独特の旨味に舌が喜ぶ。メニューは仕入れで毎日変わる。。

続いて高級魚「オコゼの薄造り980円」。甘くて旨味たっぷりの刺身は塩でいただくのがオススメ。丁寧な仕事をした、このメニューがこの価格でいただけるのにもびっくり。店主の見た目と出てくるハイレベルな料理のギャップも面白い。ワンオペだけど提供はかなりスムース。

続いて尾崎漁港産の「ニシ貝の酢味噌和え580円」。貝の美味しさもさながら酢味噌のレベルの高さにもびっくり。

このほかにも漁港直送のアジ、スズキ、天然鯛、甲イカなどの魚が格安で提供される。野菜は岸和田産か富田林産が多い。フルーツトマトや胡瓜、茄子、菊芋。新玉葱、わけぎ、菜の花などの旬の野菜が様々な形で供される。

肉料理は「大阪ウメビーフ」「犬鳴ポーク」など。バラ肉を焼いたりしゃぶしゃぶなどで供される。今回は梅ビーフの「さいぼし380円」をいただく。独特の薫香と融点の低い脂でお酒が進みまくる。

最後に尾崎漁港のジャコ海老(とびあら海老)を揚げたものと泉佐野産のスナップエンドウを使った「海老マヨ580円」をいただく。雑魚えびの美味しさは一級品。これら以外にも鯛のあら炊きや黒鯛頭の一夜干し、舌ヒラメのフリッターなど食べたいものがいっぱい。締めも地元産のソースを使った焼きそばや、ピザなどもあって色々なスタイルで利用できる敷居の低い、いいお店です。品切れ前の早い時間の訪問がオススメです。

過去のオオサカ堂はこちら

阿倍野区阿倍野元町8−4
営業時間 17:00〜23:00
定休日:月曜日、第2第4 日曜日


カテゴリー 東天下茶屋, 居酒屋 |

とんかつ 康四朗

南船場の最近できた表記のとんかつ店をランチタイムに訪問。大阪の人気焼きとん店の「やきとんya たゆたゆ」が開業20年目の節目として社長自らが腕を振るうとんかつ業態のお店。

お店は大阪メトロ長堀橋駅・心斎橋駅・本町から徒歩5分くらい。近くにコインパーキングたくさんあり。1階にはガラス張りの焼きトンの仕込みを行うキッチンでお店はビルの2階にある。基本予約制なんだけど、この日は飛び込みで入店。

店内はL字型のカウンター12席で厨房との距離感がかなり近くライブ感満点。カウンターの真ん中で目気張り気配りをしながら社長がニコニコしながら料理を作られている。

メニューは色々な豚肉のヘレやロースを各種取り揃えていて銘柄によって価格は異なる。それらを組み合わせて一品ずつ提供する、とんかつのコース3500円〜が人気とのこと。

とんかつは
・金華豚
・熟成石神極豚
・TOKYO−X
・薩摩茶美豚
・オリーブ豚
・マンガリッツア
・ヨークシャー純粋種
・淡雪ポーク
・熟成デュロック純粋種
・天城黒豚
などの品種がある。(仕入れによって内容は異なる)

周りの客全員が注文しているとんかつのコースをいただきたかったけど、食べ終わるまで1時間くらいかかるとのことなので今回は「Tokyo-X」のロース定食3300円を所望する。

まずは火入れする前のTokyo-Xのロース肉のプレゼンテーション。ビジュアルも美しくて気分が上がる。使用する生パン粉も特注でふわふわしていて弾力のある最高級品とのこと。とんかつを揚げながら社長が肉の特徴やこだわりを客とコミュニケーションをとりながら丁寧に説明する姿はとても美しい。

余熱で火入れするのでかなりの時間を要してTOKYO-Xのとんかつが着皿。塩と辛子醤油をつけるのがオススメとのこと。融点の低い脂身はひたすら甘く、赤身部分も濃厚で味があって美味しい。厚みのあるとんかつは食べ応え満点。

羽釜で炊かれたご飯や赤だしもこだわりが強くかなり美味しい、使用する食器は趣味性の高い作家ものばかりでとんかつが美味しくなるようなものばかり揃えられている。お店全体がとんかつに対する愛情に満ち溢れている。こちらのお店のとんかつは更に美味しくなると思う。。いい店です・・・・

定休日や店の詳細・予約はこちら

大阪市中央区南船場2-10-24 たゆたゆキッチン2F
昼は3部制//11:00・12:00・13:00
夜は18:00スタートで前日までの予約制


カテゴリー 心斎橋/四ツ橋, 本町, とんかつ |

食堂酒場 特製から揚げ 凛

堺の表記の唐揚げ店で一人ランチ。ケンコバの本に掲載されて場所は辺鄙だけど最近は客が絶えないと言っていた。駅からはかなり遠くて近くのコインパーキングを利用するのがオススメ。雑誌に掲載されていた唐揚げとチキン南蛮が推しの店。

夜は普通の居酒屋の2毛作店。早速名物の特製タレに一晩漬け込んだ鶏肉を高温で一気に揚げる唐揚げを所望する。赤い唐辛子の柚子胡椒と青い唐辛子の柚子胡椒につけたものがあり赤い方が辛いとの説明。勇気を出して赤柚子胡椒唐揚げ定食810円を所望する。

定食には、ご飯と香の物、お味噌汁、それに小鉢が3種類つく。
唐揚げは大きなものが5つ皿の上で鎮座する。カリカリに揚がった唐揚げはとてもジューシーで柔らかで食べ応えあり。白ご飯もとても美味しい。桜の名所の大仙公園に花見がてら訪問するのもいいと思う。

堺市堺区四条通り1−2
072-249-2229
月火休み


カテゴリー 堺市, 唐揚, その他料理 |