2021年12月

すし寛 12月

友人と3人で西成の表記の寿司店を久しぶりに訪問。動物園前駅2番出口から飛田商店街に入って徒歩5分。最近は16時からの営業で終業までずっと満席が続くこの地で創業60年を超える超繁盛店。お店はL字型のカウンター席と小上がり席が2つ。カウンター内では3代目のご主人とシニアの職人さんが2名で料理を作りまくる。キビキビ動きまくる小柄の女将さんの接客もとても良い。。

カウンター前のショーケース内に色々な高級魚が並ぶ姿は壮観。いけすの中には巨大なアコウやアワビ、車海老、クエなども泳ぐ。。

乾杯のビールとともに鯛の子、価格高騰中のトコブシ、宮城産の大きな生牡蠣、焼きたての玉子焼きなどをいただく。

この日のメインは巨大シャコ海老。。卵もしっかり入っていて食べ応え満点。。

続いて旬のアオリイカの刺身。ゲソも新鮮でとても美味しい。

好物の鯨のうねす。いわゆる鯨ベーコンの原材料。旨味も強くて脂部分がとても甘い。。今や良い商品を仕入れるのは至難の技と言われる。。

巨大な天然鯛のあら炊き。。しんみりとした塩梅がとても良い。日本酒が進みまくる。。

しっかりと〆たコハダ。

脂のりまくりのイワシは海苔巻きにして葱と一緒にいただく。。

最後はいつものようにキュウリ巻きに雲丹をのせていただく。お酒もたらふくいただいて会計は相場の半額。ごちそうさまでした・・・残念だけど予約はできないので早い時間に入店するのがオススメ。

過去のすし寛の記事はこちら

大阪市西成区太子1-15-2
06-6641-6654
16:30〜24:00
月休

 


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

御料理 大嵓埜

北新地にある表記の店を訪問。今回はこのぺろぺろ日記の読者さんからのお誘い。初めてお会いする方なので緊張して店に向かう。四つ橋筋から本通りを入ったすぐ南側にあるビルの3階に位置する。2016年の開店なので5周年を迎えられる。

エレベーターを降りるとガラス張りのファザードで黒い服を着たお店のマネージャーがお出迎え。お店に入ると広々とした完全オープンとなったカウンター厨房が見える。

厨房内では3名の調理師さんが粛々と料理を作る様子が舞台のように見える。和食店でこのスタイルの厨房はかなり珍しい。カウンター席以外にも個室が5つあるとお聞きする。

今回は間接照明の効いたスタイリッシュな個室に案内いただく。

先付けは綺麗に盛り付けられたセコガニから。。端正で綺麗な盛り付けに目を奪われる。加減酢のゼリーもとても美味しい。

煮物椀は鰆の潮汁。これも塩の加減が絶妙。。魚から出る脂と合間ってシンプルだけど玄人好みのいい味わい。。

刺身の一品目は淡路島の3年河豚のたたき。最初に柚子釜の果汁を絞って次にポン酢を上からかけてかき混ぜていただいてくださいと説明いただき、仰せの通りにしていただく。

続いては明石の鯛を玉葱の入った醤油でいただく。。パンチのある醤油の味わいに感心。

巨大なボタン海老は玉子の黄身を混ぜたコクのある醤油でいただく。。

スプーンに盛り込まれたのは雲丹で和えたご飯の上に北海道の雲丹と福岡産の雲丹。上にはキャビアの天盛り。。なんとも贅沢な一品。

牛ヘレ肉の炙り焼きもとても柔らかい。。マッシュポテトと加賀蓮根の素揚げが添えられる。

秋刀魚の昆布巻き。。綺麗で端正な手仕事で咀嚼すると口の中でほろほろと崩れる柔らかさ。。

ズワイガニがたっぷりと入ったカニクリームコロッケ。

炊き合わせはよく肥えた雲子と舞茸と車麩。。しんみりとしたとてもいい味わい。

食事は大きな土鍋で供される。たっぷりのズワイガニの身とイクラが入った贅沢なもの。。食べきれなかった分はお土産に包んでいただいた。。

甘味は自家製の苺大福。餡の甘さとイチゴの酸味のバランスもとてもいい。薄茶と一緒にいただく。

最後はマスクメロンと洋梨でフィニッシュ。。器のセンスも良くて何をいただいてもかなり美味しい。最後に店主の大倉野氏がご挨拶に来られ色々な話を拝聴しとても勉強になりました。。ごちそうさまでした。。

大阪市北区曽根崎新地1-3-23 北新地FOODEARビル3F

 


カテゴリー 梅田/JR大阪, 和食 |

手料理 右近

JR福島駅の北側の占いのある商店街の通りを西に約7分くらい行ったところにある昔からある割烹和食店を友人と訪問。外観は古びた居酒屋風で店内はカウンター10席とテーブル席が2つ。ご主人と若い板前さんが2人、ホールの女性2人で切り盛り。愛想はあまり良くない。。コース料理もあるけどほとんどの客はアラカルトで注文。客層は壮年の方が多い。

お通しは皮目を炙った鰆の酒粕ソースと蕪の蒸し物。オーソドックスな料理だけどかなり美味しく温まる一品。

刺身盛り合わせを所望すると綺麗に盛り付けられたてっさと細かく包丁の入った剣先イカ、カレイの3種盛りが提供される。この刺身を見ただけで料理人の腕の良さがわかる。

かなりよく肥えて大きなサイズのタラの白子のポン酢。。

どこにでもある蓮根まんじゅうだけど餡の美味しさが秀逸。

舞茸の牛肉巻き。注文すると全て一から作られるので提供されるまで結構時間がかかる。しかし本当の出来たてなので何をいただいても美味しい。

海老のマヨネーズサラダも生の海老を湯がくところから始まる。。

活けの鮑を使った石焼。。醤油の焦げた香ばしさで日本酒が進みまくる。

地元のお寺の門前に貼られている書にいつも目が奪われる。。常に自省することは大切・・・

大阪市福島区福島8-14-13

 


カテゴリー 福島, 和食 |