新中国料理 Harakawa 北新地店【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地の表記の店で上海蟹のコース料理をいただく。11月と12月のみの限定コースで11月は雌蟹、12月は雄蟹を中心に供される。

こちらのお店は堺の光明池に本店があり、こちらの北新地のお店は5年前に開業。店内は中央にフルオープンのかなり大きな厨房スペースがありそれに沿うように10席のL字カウンターと奥にテーブル席が2卓となっている。スタッフさん曰く、調理がみることができるライブ感のあるカウンター席が人気でおすすめとのこと。スタッフさんはシェフ以外は全員20代の女性でテキパキとオーダーに合わせた仕事をされる。

最初に上海蟹の紹興酒漬け。紹興酒に醤油などの調味料を入れたタレに漬け込んだもの。スプーンで味噌を掬っていただくと独特の香気と甘味が口内を支配する。脚肉や爪肉もしがんでいただく。これぞ上海蟹の醍醐味。。

続いては名物料理の沖縄県産豚の肩ロース肉を蜂蜜に漬け込んでパリパリに焼き込んだもの。カシューナッツを揚げたものが添えられる。

続いて熱々の上海蟹の身と卵が入った焼売。女性スタッフさんの接近戦の接客が秀逸。料理がさらに美味しく感じる。

ボイルしたタラの白子をさらに天火で焼き込んでよだれ鶏に使うピリ辛旨みソースを敷いたもの。紹興酒が進みまくる逸品。

続いては雌の上海蟹の身と卵を甲羅に詰めて揚げたもの。ぎっしり入った蟹身に堪能する。贅沢極まりない料理。

続いて名物のヨシキリサメのフカヒレ煮込みに上海蟹の身と卵を入れたソースをかけたとても贅沢な逸品。コリコリ食感と繊細なカニの旨味、上湯スープの味わいが相まって深い旨味に感激。

メインは雌の2倍のサイズの雄の蟹の甲羅に身を詰め込んだものに上湯をかけたもの。しっとりとした食感と輪郭のしっかりした味わいの身、白子のコク深い美味しさに大満足。全て調理してくれているので他店のように自分で殻を剥く手間は一切ないのが嬉しい。

食事は殻に詰め込んだ蟹ご飯をさらに蓮の葉で巻いて蒸したもの。

デザートは柔らかい団子と杏仁豆腐にイチゴをかけたもの。

プーアル茶でフィニッシュ。しばらく蟹はいらないと思うくらいいただきました。中華料理の割烹のような感じでカウンター席だけど楽しくいい時間を過ごすことができました。

過去のharakawaはこちら

大阪市北区曾根崎新地1-3-23 FOODEARビル 1F
050-3503-0304

大阪市 梅田/JR大阪 中華料理

お料理 さかなか【大阪市 天王寺/阿倍野】

阿倍野にある表記の魚居酒屋にランチタイムの訪問。このブログの読者様からお薦めいただいたお店。阿倍野筋沿いであべの駅から徒歩2分くらいの場所に位置する。以前は人気ラーメン店だった記憶がある。界隈にコインパーキングあり。

モダンな店内はテーブル席が2卓、カウンターが10席。店名を見て魚料理の店かと思ったがご主人の名前が「さかなか」ということらしい。ゆえに魚料理のみならず肉料理などもある。

ランチメニューは「ローストビーフ丼定食900円」「さばレアかつ定食1200円」「海鮮丼定食1200円」「焼魚定食1000円」「とんかつ定食1000円」「豚生姜焼き定食950円」「お造り定食1500円」「なにわ黒牛切り落とし定食1500円」など。

今回は読者様お薦めの「さばレアかつ定食」を注文する。

さばレアかつはサバ半身分を使用。臭みや癖は全くない。カットされた断面がミディアムレアな感じ。衣は軽くてふわふわのサクサク食感。サバの歯応えもあり火入れ具合は完璧。アジフライとは少し異なる味わい。

「つけだれ」は鬼おろしと薬味、ポン酢でさっぱりしていてサバによく合う。梅干しも入っているように思われる。味噌汁も美味しいし、かなり技術のある方が作っておられると推察。あっという間に完食しました。

大阪市阿倍野区阿倍野筋4-12-13
06-6115-8698
11:30~14:3017:30~00:00
水曜定休

大阪市 天王寺/阿倍野 居酒屋

廉 12月【大阪市 谷町六丁目】

谷町6丁目の空堀商店街の外れにある表記の割烹料理店を訪問。谷町6丁目駅から徒歩3分くらい、開店以来ずっと定期的に訪問している。

手書き毛筆のメニューは旬のものが100種類くらいあってアラカルトでいろいろなものを自分のペースで好きなようにいただけるのでとても重宝する。

カウンター内には心斎橋の老舗料理店の「作一」の西店で40年務められた調理師歴50年の山口県出身のオーナーとそのお弟子さんの2名で切り盛り。料理の美味しさは間違いない。

店内はカウンター8席とテーブル席が2つ。サービスは見習い調理師さんが担当。みなさんハキハキしていてとても丁寧な接遇。お酒の種類も豊富で料理に合わせて色々いただく。

座付きはバイ貝と菜の花。。

刺身盛り合わせは熟成されたクエ、ハリ烏賊、天然ぶり、北寄貝、蒸し鮑、鯛など。どれも1切ずつだけどとても上質。

色々きのこの沢煮椀はきのこのエキスと香りが冷えた体に染み渡る。食感も色々でとろみもあって食べ応え満点。

天然トラフグの一味唐辛子焼き。骨のキワが美味しくて日本酒をいただきながらしゃぶりまくる。

名物の「一口へれかつ」ヒレ肉を薄くカットした食パンで巻いて素揚げにしたもの。見た目は良くないけど食感と柔らかくて程よく脂感を感じる肉の美味しさは予想を上回る。何度も「美味しいなあ」と口に出る。辛味を抜いた辛子と自家製のウスターソースでいただく。

白子の湯葉巻き揚げはトロトロ食感でやけどしそう。。ポン酢でいただくんだけどまずいわけがない鉄板の取り合わせ。

伝助穴子の酢の物は一度蒲焼にしたものを柔らかな酢で和えている。

日本酒が余ったので干し明太子を所望。いつまでも飲み続けてしまいそうな感覚になる。

お酒は珍しくて美味しいものが揃っていました。ごちそうさまでした。。

過去の廉はこちら

大阪市中央区谷町7-6-3
06-4305-4380
17時~22時
休日:水曜日、第三木曜日

大阪市 谷町六丁目 和食