堕楽暮 7月 *阿倍野のスパイス料理の至宝【大阪市 松虫】

阿倍野にある表記のスパイス料理店を定期訪問。チンチン電車の松虫駅に隣接。天王寺駅からは2駅で約5分くらい。一人でゆっくり過ごすのにぴったりのお店

昼はスパイスカレー、夜はカレー含めてお酒のアテになる様々なクリエイティブなスパイス料理を提供。現在大阪を代表するスパイス料理店と言われている。。

こちらの鬼才店主のカッキーさんは月の半分以上は全国のイベントや有名店とのコラボに出店されていて実店舗での営業日は限られた日数となっている。

オリオンビールと共に播州地鶏胸肉のレモングラス蒸し鶏、自家製実山椒の入ったハリッサ添え600円を所望。定番商品なんだけど低温調理された鶏肉の美味しさもさながらハリッサの旨辛さが最高。お酒がとてもよく進む。

平鯵のバイマックル酢味噌なめろう600円。バイマックルは昆布みかんの葉でそれ以外のスパイスもたくさん入っていてとても複雑で頭が混乱する味わい。新鮮な鯵の旨みもじんわりと感じてこれこそが他にはないスペシャリティだと思う。

熱々の鍋で供される油かすと生胡椒のカスエッグ 自家製マヨネーズ600円。玉子は当然半熟仕立て。焦げた油かすが良い味わい。生胡椒のパンチもマヨネーズが優しく和らげてくれる。

金目鯛、蛤、甲烏賊のスパイスアクアパッツア1200円はぐつぐつ煮えたタジン鍋で供される。金目鯛が1匹入っていて迫力満点。魚のエキスとスパイスが渾然一体となったスープがなんとも言えない美味しさ。オプションで「ヒハツ香るラクダ坂熟成納豆ペースト」を入れることもできる。また締めに残ったスープにチーズと米のようなパスタのリーゾーニを入れたリゾットにすることもできるというなんとも贅沢な料理。

さっぱりとした赤ワインをいただきました。

7月の営業日

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

大阪市 松虫 カレーライス

Gucite グシテ *天満橋の人気イタリアン【大阪市 天満橋】

天満の表記のイタリアンを訪問。京阪電車、大阪メトロの天満橋駅から北に徒歩5分。現在新規の予約は不可なので友人の予約に相伴させていただく。

店内は手前にテーブル席、奥にオープンキッチンのL字カウンター15席の空間。今回はテーブル席に案内いただく。こちらはシェフがワンオペで料理の提供とサービス全般をされるとのこと。この日も料理提供終了まで約3時間。ドリンクは全ての料理にワインペアリングが施される。

最初の一皿は日本で唯一作られている(らしい)木更津の水牛モッツァレラとガスパチョ。チーズはとてもフレッシュ、酸味のあるガスパチョは暑気払いにちょうどいい。

鯖のブルスケッタ。鯖の締め加減がとてもいい。スルスルと喉に入る感じ。一見無骨だけど味のバランスなどよく考えられている。

名物料理のバスク豚ローストのツナマヨソース(トンナート)。豚肉自身も美味しいけどどニンニク風味のツナソースが秀逸。適度な酸味もあってアンチョビやケッパーなどが入っているかと推察される。

花ズッキーニにすり身を詰めてフリットにしたもの。ズッキーニも美味しいけど旨みが凝縮されたスープドポアゾンのようなソースがかなり美味しい。甲殻類含めいろいろな魚の味がする。

適度な硬さに火入れされた牛タンにパプリカソースを乗せたもの。鰯の南蛮漬けも日本であまりいただかない味わい。焼き込んだポレンタと塩タラすり身のブランダール。外国で食事をしているような錯覚に陥るような内容。ワインとの相性がとてもいい。

鱧と那須とチーズを合わせたものと金目鯛と白身と鰹のカルパッチョのような料理。

メインは牛ステーキ。部位は不明だけどしっかりとしたかみごたえと赤身の旨みがある。トリュフは不要かな・・・

トリッパのタヤリン。厚みのあるトリッパがとても美味しい。平打ちの細麺でパツパツした食感であまりいただいたことのない種類。お腹の加減で量は少なめにしていただきました。ワンオペとは思えないタイミングで「シェフが客に何を食べさせたいのか」がわかる料理が次々提供され、その都度ワインを全ての客に声掛けしながらサーブされていることにびっくり。

ワインは全てナチュールのペアリンク。ガブガブ飲みました。全て美味しく楽しくいただきました。ごちそうさまでした。

大阪市北区天満2-7-1
18:00〜00:00
木曜日定休

大阪市 天満橋 イタリアン

ニューとん助 *言わずと知れた住之江の至宝店【大阪市 北加賀屋】

住之江区の中加賀屋にある表記の老舗洋食店を久しぶりに訪問。自社から徒歩5分くらいなので友人をアテンドすることも多い。大阪メトロの北加賀屋駅から南に徒歩7分。加賀屋商店街の外れに位置する。白い綺麗な暖簾が目印。店の横にコインパーキングあり。

公式には10時45分開店なんだけど土曜日など忙しい時は10時20分くらいにスタートされる。正午くらいは万博並みの大行列。一巡目でいただくには10時くらいに行って並ばれることをお勧めする。

磨き上げられた店内はL字カウンター席が10席ほど。店内のウェイティング席が10席。雨の日や暑い日は助かる。

インスタでもバズりまくりなので客層も色々。高齢のオーナーご主人夫妻と若いコックさんとサービスの女性で切り盛り。

店名通りとんかつがマストメニューで物価高の現在も10年以上値上げをされない姿勢とコスパにいつも敬服する。大きなサイズの「Wとんかつ」も男性客には大人気。ふわふわ食感のハンバーグ900円も人気。

名物のニンニクたっぷりの「ポタージュスープ300円」はワンパクでパンチの効いた後をひく味わい。この日はヘレテキ(原文通り)3000円にエビフライトッピング500円とライス100円を注文する。

しばらくして着皿。ソースを絡めて蒸し焼きにされたヘレ肉はとても柔らかい。この料理はニンニクのよく効いたソースが主役。いただきながらエネルギーが満たされるような気になる。太いエビフライはぷりぷりで食べ応え満点。今日も美味しくいただきました。予約できないので早い時間の訪問がお勧めです。

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大阪市住之江区中加賀屋3−1−22
06-6685-4096
営業時間 10:45-13:50
定休日 日曜日・水曜日・木曜日

大阪市 北加賀屋 とんかつ