HONMACHI 豚テキ 南船場店【大阪市 長堀橋】

南船場にある表記のトンテキの専門店にたんぱく質の補給を兼ねてジムトレーニングのあとで訪問。店内はオープンキッチンで縦コの字型のカウンター18席。客層は近隣の会社員。女性客はいない。

今回はご飯と味噌汁のついた「厚切り豚テキ シングル(200g) 1120円を注文する。以前は同じものが880円だった記憶がある。このほかにも「厚切り豚テキ ダブル(400g)」やトリプル、厚切りと薄切りのミックスなど色々な組み合わせがある。またガーリックライスとの組み合わせもできるようになっている。

しばらくして着皿。厚切りのトンテキはタレに絡まって美味しそう。肉質は硬めだけど気にならない。ソースは見た目ほどしつこくはない。辛子をつけると味が引き締まる気がする。別注文の温泉卵をつけるとまろやかになる。キャベツも美味しい。。このレベルを外国人2名だけで切り盛りしているということに感動して店を出る。

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大阪市中央区南船場2-11-9
06-6245-5770
11:00−15:30 17:30−21:00
無休(不定休)

大阪市 長堀橋 その他料理

Emi shokudou【大阪市 塚西】

西成区玉出の表記のお店を友人と訪問。毎月3度ほど通っていると思う。阪堺電気鉄道の塚西駅を北に50m、ライフスーパーの正面に位置する昭和初期に建てられたアパートの1階でオープンして4年になる。正面にチンチン電車が通るお店はハイチェアーのカウンター10席と小さなテラス席。

センスとガタイのいいマダムが作る料理が美味しくて開店の18時をすぎるとご近所を中心に色々な客層の方々がご飯を食べに集まる。さまざまなジャンルの手作り感のある工夫された家庭料理がカウンターの上に7種類くらい日替わりで並べられる。親戚の家でご飯を食べているような感じで客は皆フレンドリー。女性客率もかなり高い。

最初にビールをいただいて高野豆腐と青菜の煮物から。続いて野菜のみのチジミ。鮭のはらす焼き500円も焼酎によく合う。鶏肉のトマト煮込み、串カツ2種類はタルタルソースが秀逸。最後は名物の岩塩ピザ500円でフィニッシュ。

おすすめの黒糖焼酎。このお酒を使い、無農薬の国産レモンの皮を漬け込んだシロップを作って凍らせたレモンの実と合わせたスペシャル酎ハイをいただく。

焼酎の深みとレモンの爽やかさのバランスがとてもいい。この日はこれを5杯くらいいただいた・・・・

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大阪市西成区東玉出2−5−6
090-1905-2234
18:00〜

大阪市 塚西 バルその他料理

Il Povero Diavolo (イル ポーベロ ディアヴォロ)【大阪市 大国町】

木津卸売市場内にある表記のイタリアンを友人のSNSに触発されて久しぶりに訪問。大国町駅、今宮戎駅から徒歩5分のなんば木津町横丁の一角に位置する。オープンの時から個人的に好きで大阪で最も美味しいと思ってるお店。木津市場で仕入れる新鮮な魚介を使用し、和のテイストを加えながら羽田シェフならではの独創的な世界観のある唯一無二の料理を提供される。

入り口はビニールシートになっていて建物はプレハブ作り。カウンター6席のみの店はパッと見は小さな喫茶店のような感じだけど暖かみのあるテーブルやコンクリートブロックの土台やグレーの床の仕上げ、重心の重いツートンの壁の色、電灯の色とビルエバンスのBGM、テーブルへの光のあたり方などしっかりデザインされている。今回はおまかせコース14,300円に全ての料理に合わせたワインペアリングをつけていただく。

コースの扉は天然ハマチをロースハムのように仕上げたもので下にはトーストされたパンと香草を細かくカットしたものなどが敷かれる。色々な食感と味が合わさっているんだけど確固たる伝えたい方向性が示されている逸品。

炭火でレアに火入れした新鮮なイサキとセロリ。焼き鳥風のビジュアルも楽しい。

軽く火入れした新物のハリイカは食感がパリッとしてとても美味しい。下にはゲソや内臓などを野菜と一緒に火入れしたものが敷かれる。

新鮮なボタンエビを漬けにして網エビ等で作った自家製XO醬を乗せたもの。その上には海老の卵を塩漬けして自家製のキャビア風にし、海老の頭の味噌をソースにしたものが添えられる。驚きと共に口の中が海老爆弾で満たされる感じ。これは初めていただく料理でイノベーティブという言葉では表現できない斬新で革新的な記憶に残る逸品。

続いて子持ち鮎を炭焼きにしたもの。身の間には卵や内臓、ハーブ、香辛料などを合わせたものが詰められる。2種類のソースは鮎の頭と骨で煮出したエキスをベースにしたバターの入った濃厚な味わいのもの。

甘鯛をフライパンで焼いてから熱した油を皮目に掛けてから再度、炭火で火入れすることで鱗が立ってパリパリの食感となる。身部分はほとんど生でソースは魚のアラで取ったブイヤベースソースと言っていた。ブイヤベースを解体して再構築した料理はお見事。

今回は珍しく肉料理も入る。3ヶ月に1度だけ入荷する千葉産の希少な千葉産の子豚のソテーは時間をかけて炭火で丁寧に何度も火入れし、肉を休ませながら余熱で仕上げる。柔らかいだけでなく均一に焼き込まれた肉のシルキーな舌触りとカリッとした皮目の対比が面白い。肉のおいしさは言わずもがな。

パスタはリングイネを使用。10分間湯掻いたのちに、ニンニクオイルにすっぽんのスープを合わせたものに麺を入れて5分間フライパンを振り続けてソースを麺に纏わせる。水分量を計算しながら麺に火入れする姿は科学者のよう。

デザートの一品目はミルクの泡をかけた黒豆のジェラート。甘塩っぱい味で和のテイストを感じさせる。器使いのセンスも一級品なり。。

名物のチョコのキューブの中には安納芋が入る。ここまでで3時間だけどカウンターでのライブ感やワインの美味しさのせいであっという間に時間が経つ。

ペアリングワインも完璧でこの日はおすすめの美味しいものばかりを8種類いただきました。まさに神イタリアンで今回も最高の時間を過ごすことができました。残念ながら12月いっぱいで今の場所から東京に移転されるとのこと。ごちそうさまでした。

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 大国町 イタリアン