米増 7月

福島にある表記の和食店を訪問。福島駅から徒歩7分のなにわ筋沿いにひっそりと位置する。毎月定期訪問する個人的にお気に入りのお店。現在大阪では屈指の予約困難店となり新規客は受け付けておられないので常連との相伴が必要。ミシュラン2つ星店なんだけどそのことは数年前から一切触れることもない。

大阪の「本湖月」や「かが万」等で修行をされた46歳になる温和な人柄の主人と奥さん、調理師学校を出た見習いスタッフさん3名とで切り盛り。ご主人夫妻のカウンター越しでの温かい接遇と若いスタッフさんの行儀が良くて気持ちよく過ごすことができる。

コース料理の値段は使用される食材によって変動。この日はお酒を少しいただいて税金とサービス料で一人30000円余り。この日は17時半からの席でカウンター9席で一斉スタート。

コース料理の値段は使用される食材によって変動。この日はお酒を少しいただいて税金とサービス料で一人30000円余り。この日は17時半からの席でカウンター9席で一斉スタート。

毎月楽しみにしている床飾りはご主人作。装飾を廃した店内は凛とした空気が漂い客も皆ヒソヒソと小さな声で話をする。北新地の和食店ではあり得ない心地よさを感じる。料理はその時期の一番美味しいものを厳選し何度も事前に試作を重ねて提供。

料理の写真は掲載不可なので忘備録のために献立のみ記す
・練りたての胡麻豆腐と加茂茄子、モロッコ隠元(梶の葉と短冊添えて)
・淡路産焼き鱧の握り寿司、玉ねぎ酢漬け
・毛蟹真薯と白瓜の煮物椀
・鱸の洗い、大間の雲丹、気仙沼の鰹(鳥貝に変更いただく)
・酢洗いした鯵、オクラと鮒寿司の飯、土佐酢ジュレ、穂紫蘇
・島根県高津川の鮎塩焼き
・鮎の頭と中骨を油で揚げたものをタコスの皮で包んだもの
・夏野菜盛り合わせ 玉蜀黍、冬瓜、揚げ千両ナス、トマト、唐辛子
・萩産の鮑の煮物 肝ソース、手打ちそば、インゲン豆
・釜炊きご飯 鰻蒲焼、とろろ芋、唐辛子とじゃこ炒め、香の物
・桃とスモモのかき氷仕立て
・薄茶と笹に包んだ葛餅

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大阪市北区大淀南1-9-16


カテゴリー 福島 |

じゃんぼ

阪和線の杉本町駅徒歩1分の場所にある表記の店を訪問。昼間は讃岐うどんと定食、夜は骨付鶏をメインとしたお店。近くに大阪公立大学があるので客は学生が多い。店主のワンオペ。近くにコインパーキングあり。

奥のテーブル席に座り骨付鳥1080円を注文する。噛みごたえのある親鶏と柔らかい若鶏があり今回は親鶏を所望。焼き上がるまでに20分以上かかりますが・・・と言われたが待つことにある。店内は雑然としており神経質な方は難しいかもしれない。

待っている間、暇なので醤油うどん460円を注文する。しかしながらうどんも本物の手打ちうどんを提供するので時間がかかるとのこと。

20分くらいしてからうどんが着丼。薄い色の出汁醤油がかかっているらしくそのまま徐にいただく。刻んだネギが一部繋がっているのも面白い。うどんはもっちりしていコシもあるけど出汁醤油が合成感あり。

うどんを食べ終わると骨付鳥が運ばれる。キッチンハサミで肉を切りながらいただく。塩とニンニクと胡椒がしっかり効いていてかなりのパンチあり。

かなり硬くて顎が疲れるタイプ。途中で唐辛子をかけて味変をする。ビールとの相性もいいけど硬すぎて味わう余裕がなかった。次回は若鶏に挑戦予定。

大阪市住吉区山之内3-6-2
06-6694-0411
11:30~15:00 18:00~22:30
第1第3木曜定休

 


カテゴリー 杉本町, 麺料理, その他料理 |

新富士本店 7月

西成の表記の老舗洋食店を訪問。創業60年を迎える地元に根ざした完全家族経営の超繁盛店。場所は国道26号線「岸里南」交差点を西に入って3筋目の田端公園端の角を北に行った住宅地の中。知っていなければ絶対に通らない場所に位置する。大阪メトロ玉出駅・岸里駅から徒歩7分くらい。店の横にコインパーキングあり。

ランチタイムはいつも満席。近所からの出前注文の電話もひっきりなしに入る。開店直後の入店がお勧め。

店は昭和を感じさせるファザードとドラマに出てきそうな年季の入った内装。店は古いけど掃除は行き届いていて清潔。特等席の入り口近くのカウンター5席と奥にテーブル席2つ、さらに奥には和風のエモい座敷もある。

ご主人を含めた男性3名と女性1名で料理を提供し配膳担当が1名。スタッフのみなさんは全員シニアで客も年齢層高め。

揚げ物を中心としたメニューが中心で和牛を使ったステーキやたたき、網焼きなどの高額商品、オムライスやスパゲティなどの軽食もあって色々な使い方ができる。隣席の常連のシニア客はオムライスを注文。名物はポークチャップ1600円で日本一の美味しさと言われる。

「Aランチ1800円」((大エビフライ、ハンバーグ、とんかつ、ロースハム+ライス)にしようか迷ったけど結局ポークチャップを所望する。「10分ほどかかります」とのこと。

しばらくして着皿。豚肉は国産もち豚を使用。塩と黒胡椒を効かせた表面は香ばしくしっかりと焼かれてカリッとした食感。赤身は食べ応えがあって歯切れよく脂身も甘くてとてもジューシー。

ほとんどの料理に使用されるこちらのお店の特製ドミグラスソースは濃厚だけど塩味は低め。赤ワインがベースで野菜やリンゴをはじめとした数種類のフルーツ、牛骨などを2日かけて煮詰め、仕上げにトマトケチャップで甘みを加えて作ったサラッとした味わいのもの。かなりのボリュームだけど最後まで食べ飽きずに完食。ご馳走様でした。いいお店です。

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大阪市西成区千本南2丁目3-5
06-6657-2121
11:00~14:30 16:00~20:00
水曜定休


カテゴリー 玉出, 洋食 |