越中屋 東野【大阪市 天下茶屋】

天下茶屋駅にある表記の寿司店を友人と訪問。ショップ南海の1階にあるんだけど看板も表札も暖簾も何もないので全く存在がわからない。たこ焼きの会津屋を目印に向かわれるといいと思う。カウンター7席のかなり狭いお店だけど敷居の低い地元の超人気店。予約なしでは入店できないけど電話番号は非公開。

すぐ近くの国道26号線に「越中屋」の本店がありこちらは分店という位置付け。わかりにくのでこちらの店は店主の名前で「東野」と呼ばれる。看板等がないので「寿司屋」と呼んでいる客もいる。

壁にはその日のおすすめのツマミとその日の仕入れで変わる上質な握り寿司のメニューが良心的な価格とともに記される。全てアラカルトで注文できるのが嬉しい。

この日の酒肴は若ごぼうのお浸し、ゲソの塩焼き、海老芋の唐揚げ、蛸の桜煮など。。2人で訪問したので最初からシェアしてくれる優しさが嬉しい。

握りの扉はハリイカの耳から。コリコリの食感がとてもいい。続けて締め方が抜群の小肌、甘海老の昆布しめ、カワハギの肝乗せ、ふわふわの穴子は大きなサイズで味がしっかり載っている。タイラギ貝、大粒で皮の薄いイクラ、表面を炙った鱈の白子と続く・・・・

続いて中とろ(私はパス・・)、頭の味噌が甘い車海老、コリコリの赤貝、北海道の雲丹と芽ネギ、玉子焼きでフィニッシュ。日本酒は4種類いただき大満足。ごちそうさまでした。

過去の越中屋はこちら

大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
営業時間:17:00〜22:00
定休日:水曜日

大阪市 天下茶屋

yonezawa 鶏 nikuten【大阪市 鶴橋】

登山の帰りに鶴橋駅ガード下の銭湯で汗を流してから表記の焼き鳥店を訪問。近鉄鶴橋駅東出口を出て薄暗い商店街の一角に位置する。北新地の高級焼き鳥店「yamato」のセカンドラインかつ仕込み場も兼ねているとのこと。

1階はカウンター席のみ。向かいの離れはビニールシートだけどいいデザイン。今回は2階のテーブル席を4人で貸切にしていただく。着席すると大きな丸い鉄板が置かれてセルフ焼き鳥の用意がされる。

ほとんどのメニューが330円でよくある部の他に、首のリンパ節の脂部分の「のど笛」や砂ずりの上にある胃袋の「ずりくち」、脾臓部分の「めぎも」、鶏の肛門の「みと」、腰の皮の「ぺた」といった希少部位も味わえるのが特徴。

鶏の品種は飛来幸地鶏、大和肉鶏、プレノワール、近江軍鶏等の高級なもので北新地の店で使用されない部位が集められると言っておられた。

今回は色々なもんが入った8種盛り2480円を所望。飲物は、焼酎、チューハイ、梅酒、果実酒、スミノフアイスなんかがだいたい300円くらい。ボトルワインがほぼ2000円。

セルフで焼き込んだ鶏を塩や特性の醤油などにつけていただくという趣向。高タンパク低カロリーでダイエット食にもぴったり。どの部位もかなり新鮮でピカピカ光る。

追加でココロやつくねなども所望。どれもが期待以上の美味しさにびっくり。お店は土日祝は昼間からオープンなので昼飲みにもぴったり。これだけ鶏を色々楽しんで、しっかり酒も飲んで1人3000円の驚き価格。ここも再訪間違いなし。。みんなでワイワイするのにぴったりの良心の塊のようなお店。予約必須です。

大阪市東成区東小橋3−20−22
080-4233-4238

米沢鶏肉店鳥料理 / 鶴橋駅玉造駅(JR)桃谷駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 鶴橋 やきとり

銀シャリ en【大阪府 堺市】

最近、新しくできた堺の表記の大衆食堂を訪問。堺では有名な「ゲコ亭」で働いておられた方が営むお店。私自身、堺の出身なので子供の頃からゲコ亭はよく通っていた記憶がある。当時から飯炊き名人の村嶋のお父さんがメディア等でもよく紹介されていて堺では知らない人がいないほどの有名なお店だった。

当時はお父さんと息子さん2人と奥さんとパートさんでされていて「何をいただいても美味しいなあ」と思った記憶がある。ご子息の弟さんは三国ケ丘高校からマサチューセッツ工科大学を卒業されてお店を手伝いされていた・・・と聞いた記憶がある。当時食事が終わった後で会計担当の弟さんが食した皿を一瞥しただけで(1秒以内)支払い金額を計算されるのが有名だった。

時は流れて2013年に創業50年を迎えられるのを機にお店の権利を「毎度おおきに食堂」のフジオフードに売却されて今に至る。現在は創業店以外に同じ名前でいくつかの店舗を出されている。心斎橋大丸の10階にも店舗はあるんだけど加工品ばかりで創業店とは似て非なる内容となっており昔からのファンからはなんとも残念至極と耳に入る。

どうしても属人性の強い有名個人飲食店が個々の事由で店舗を終了される際に大手企業が名前や看板などを引き継いで、そのお店を運営することはよくある話なんだけど、どういうわけかほとんどがうまくいかない。。堺のおでんの名店「たこ吉」はお好み焼きの「千房」が権利を購入してご主人の名字を店名にして日航ホテルのビルで経営されているがこれも全く異なる店になってしまっている。そのご主人は堺の元の店舗の近くで名前を変えておでん店をされておられるという始末。

地元住之江の有名とんかつ店も同じような話があって店名とレシピとノウハウを受け渡したけどその会社の運営と作る商品(料理)に対して忸怩たるところがあり契約を解除したと聞いたことがある。。双方悪意はないのであろうが個人店の持つ空気感や非効率さが生み出す店の良さは企業化した飲食店では模倣できないものとなると推察される。

こちらのお店も同様の思いで開店されたとおっしゃってた。創業家は関わってないけど一緒にお店を作ってきた方々が一念奮起で開業され2013年以前のゲコ亭の空気感をみごとに再現されておられる。

店内に入ると昔のようにアルミの四角のお盆がありそれを持って好きなおかずを選ぶ。カレイの煮付けや茄子と干しエビの炊いたんやマグロの作りも大人気。おでんも美味しそう。全ていただきたくなるようなシズル感あり。だし巻き玉子は注文ごとに作られる。テーブル席と小上がり座敷で基本は相席。この日も客がひっきりなしに入店。

この日は好物の海老フライとポテトサラダと分厚い銀鮭の焼き物とご飯と豚汁を所望。写真を見ただけで上質な昼ごはんであることはわかる。会計は1300円で内容を考えると激安・・・ご飯の美味しさは言わずもがな・・・・

電車の駅からはかなり遠いし、コインパーキングも周りにはないけど訪問する価値はあり。。なぜか嬉しくてスキップしながら駐車場まで帰りました。。

堺市堺区戎之町東3-1-9
11:00~14:00

銀シャリ en食堂 / 大小路駅花田口駅妙国寺前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪府 堺市 その他料理和食