イルマーニ

金曜日の夜はランニングクラブで長居公園を走る。この日の気温は3.2℃。老若男女問わず初心者から少し走れる人、様々な職業の方々が走る為だけに彼の地に集合する。皆で準備体操をしてジョギングで身体を温めて走力別に3つに別れてこの日はインターバルトレーニングをする。

ランニングのあとは銭湯に行って表記の店で一人打ち上げ。いつものごとくワイン3杯と小皿料理2つとパンがセットになったワインセットを所望する。最初は辛口のスパークリングを頂きそのあとは店主が厳選したリーズナブルな赤を2杯いただく。

2013-01-18 21.37.26

小皿料理と言ってもかなり本格的なものばかりでこの日はタコのガーリックソテーにトマトを入れてもらう。バケットにもドンピシャでソースも残らずすくって頂く。もはやアンティパストとというより立派に料理って感じ。小皿料理のもう一皿は豚バラ肉を蜂蜜と赤ワインで炊いたもので付け合わせはホクホクのサツマイモ。。皆でワイワイやるのも楽しいが一人でクールダウンするのにも最適なお気に入りのお店。この日も夜の9時半なのに満席なり。

ご主人は一人で料理からサービスまですべてされるのが素晴らしい。

一皿500円の小皿料理はこのほか鶏の野菜巻、出汁巻き、イカの煮込み、牛肉のパテ、サーモンの大根巻、生ハム・・・すべてワインに合うものばかり。

今日もいい日だった・・・

大阪市阿倍野区西田辺町1丁目1-6
電話番号 :06-6608-2488
定休日 :日曜日

最寄駅 :大阪市営地下鉄御堂筋線 西田辺駅
交通アクセス :西田辺駅2号出口より徒歩1分


カテゴリー 西田辺, イタリアン |

まさる

数ヶ月ぶりに表記の寿司店を訪問。最近メディア等で取材されまくりなので予約の取れないお店となってしまっている。しかしながらこの日はすんなりと予約が出来た。

場所は夕陽丘の高速の入り口のガソリンスタンドを南に入ったところ。カウンターのみ9席の小体なお店。

ファザードは暖簾がなく表札だけなので見落としてしまう。普通に見ると絶対寿司屋と気づかない。

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ビールを頂きながらまずはお造りの盛り合わせ。12時の場所から時計回りに脂のりのりのブリ、皮を炙った太刀魚、これも皮を炙った穴子は脂分たっぷり。赤貝にヒラメ。真ん中はハリイカの雲丹のせ。。。

これだけでも日本酒が3合頂ける内容とクオリティー。このお店も季節が変わるたびにお邪魔しているが15年は通っている記憶がある。

今や自分も喜んで一緒にいく相手も必ず喜んで頂ける私のmost favoriteな店。*ネイティブはmost favoriteという表現は使わないって聞いたことがあるな・・・ 私にとって大切な店なので大切な方としか一緒に訪問はしない。

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酒のアテに白子のポン酢。どこにでもあるものだがどこよりも美味しく作るのがこの店流。食材がかなり上質。目利きが素晴らしい。

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続いてこの季節が一番旨いマナガツオの味噌漬け。。脂ののりも抜群。皮目を細かく切って食べやすくしている。この辺りの細やかな心遣いがご主人のいかつい顔と釣り合っていない(笑)

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お待ちかねの握りの始まり。まずはさより昆布締め。。。分厚い細魚がひねられて握られる。繊細なんだけど豪快。最初の握りで「おいしいねえ!」と声に出る。お酒をあっさり系の麦焼酎の水割りに切り替えて食すのが私流。

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続いてはこのお店のオリジナルの鯵のなめろう。かなり新鮮な鯵を細かく切って叩いて酒、醤油、ネギ、スダチで味を付けて握る。かなり美味しい。。。

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カマスの炙り。。香ばしくて味も深くてすとのどの奥に入っていく。ビジュアルでもわかるがこちらの寿司は素材が良く、それを丁寧に奇をてらわず極めて実直な素材感を生かした仕事は比類なき価値を創造する。

寿司は焼き肉と同様好みが激しいものであるが私はこの店が日本で価格とのバランスを含め最も美味しいと思う。

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きんきは皮目を軽く炙って肝と芽ネギを乗せたものである。とにかく美し過ぎる。このような美しい寿司が不味いわけがない。この店の寿司はすべて凛とした品格がある。魚も幸せであろう・・・

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締め鯖は蕪の甘酢漬けを巻いて頂く。あっさりして味の変化があって面白い。「手をかけて自然」と言う表現が一番適していると思う。

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鮑は大振りのものを柔らかく炊き込む。かなり時間と手間のかかる仕事で好物のエンペラの部分を選んで切り付けてくれる。この鮑だけ20個くらい食したいと思う逸品。シャリは空気を含んでフワフワしている。とにかく喉に入ったあとが軽い。

この店のもう一つの特徴は主人の顔面。。かなり怖い。15年前から変わらない。握っていないときは直立不動の仁王立ち。子供が見たら泣き出すくらい怖い。。でも話せば優しい。。このギャップが癖になる(笑)

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この店のスペシャリティーの車エビ。。シャリとの間にエビのミソを挟んでいる。食べやすさはもちろんこのビジュアルは深遠なる造詣が必要と個人的には思う。これだけでも彼の卓越した想像力とイマジネーション能力がわかる。

いろんな情報誌やグルメブログでこの店を様々な形で表現しているがすべて筆力不足でこの店のよさを表現してはいるもののピントがずれているものも少なくはない。

2013-01-17 20.31.26

雲丹はもちろん海苔なしでこの時期は北海道産。。甘すぎて悶絶する。

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ワタリガニの胴体部分の一番太い身を握る。。その上に内子を乗せる。。これも大好物なり。

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煮ハマもこの店のスペシャリティ。伝統的な江戸前とは違ってさっとボイルして出汁につけ込む。かなりのレア感と磯の香が秀逸。身の大きさにも驚く事必至。

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鰻は握りのような巻物のような感じ。蒸し焼きの鰻はフワフワ。。。。

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〆は野菜やエビや山芋などいろんなものが入った袱紗焼き。味の宝石箱とはこのことなり。コースはこれで終了なんだけどあと10種類以上はネタを用意されている。しかし食べ始めるときりがなくお腹が破裂するまで食してしまうのでこの辺で終了とする。

かなり入りにくい立地と店構えだが「まさる」という表札を探していってみてちょ。予約は必須。。

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日


カテゴリー 四天王寺前夕陽ヶ丘, 寿司 |

旬の酒場 さむらい

最近よくいく西田辺駅付近の創作系の居酒屋。和洋の折衷でそんなに目新しいものもないのだけど旬の魚の新しさとそのコスパが素晴らしく夜はいつ訪問しても超満席状態。

この日は営業社員2名と慰労会を兼ねて訪問する。乾杯のビールのあとお造り盛り合わせ(850円/1人前)を頂く。

2013-01-15 19.55.38

手前から和歌山の釣り鯵、トルコ産本マグロ、瀬戸内の鮑はコリコリして貝の香りも抜群。真ん中は和歌山産の鰆の炙り、その右が北海道のトロ鯖きずし、明石のタコのぶつ切りに青森産天然ブリのお造り、その上がとらふぐのてっさ。。。。すごいラインアップなり。。このお造りのコスパは強烈である。。これで2550円。。。新地だと8000円は下らない。

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毎日メニューは変わるシェフ兼オーナーはフレンチの心得もありたまにフレンチ大会もあるようである。どの料理を食しても一定のクオリティーの高さがある事に驚く。

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グランドメニューもこんな感じ。普通っぽいんだけど何らかの工夫があり価格以上の価値があるように作られている。お店はカウンター8席とテーブル席が16席。2階が20人くらい入れる部屋がある。

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ソーセージ盛り合わせ480円はかなり普通。25歳の若手営業社員君は食べ盛りなので脂っこいものが大好物。

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私は牡蠣のポン酢。大振りの岡山県日生の牡蠣は食べ応え満点。5切れで500円。かなりお得な価格設定。

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私の大好物のこの店オリジナルのアンチョビポテト450円はフワフワの裏ごしたジャガイモにアンチョビを混ぜガーリックの効いたオリーブオイルで食すという趣向。。アンチョビの塩気が癖になる。ピノノワールとあわせると悶絶するくらい旨い。

量もたっぷりで3人でシェアして充分の量があった。

2013-01-15 20.08.14

秘伝の味付けの唐揚げ。。。これは特別にどうってない味だったが鶏のモモ肉がかなり上質なのはわかった。鶏自身がいい味があった。。

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そして牛ヒレステーキ850円。多分オーストラリア産と思うがことのほか柔らかい。醤油系の甘辛いソースもワインにドンピシャ。こんな料理が850円というのは驚くしかない。。。

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丹波の大黒しめじは食べ応え満点。バター醤油で焼かれシャキシャキしてとてもいいお味。これも380円なり。

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鉄板で供されるぶーぶー豚キムチは480円。私はお腹いっぱいになってきたが若い社員君は食べまくる。。

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下仁田ネギの一本焼300円きは下仁田ネギにしたら細身だが真っ黒に焼いて焦げたところを除いてナイフで切り分けて食すと、あまくてトロトロ。。。この料理は私どものお店でも使わせてもらおうと話す社員君。

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約30センチ近くある赤足エビの塩焼きは380円。これは間違いなく安い。丁寧に遠火の直火で焼かれたエビは身もプリプリ。ミソも甘甘である。

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とろろだし汁飯380円は名前の通りの内容。特にどおってことはないが〆にはあっさりしていていい感じである。

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営業社員君のリクエストの温明太子うどん580円。冷凍麺だけどシコシコして旨い。和風カルボナーラって感じ。和食とフレンチを経験しているシェフならではの逸品である。

和と洋の創作料理から居酒屋定番メニューまで食べたいものが何でもあるような感じ。特に魚のコスパは抜群これがこの値段でホントに食べれるの?というものばかり。仕入れのルートが確立されているのであろう。

正統派の居酒屋。。。年中無休らしいです。。。*凄いね・・

大阪府大阪市阿倍野区西田辺町1-14-16

06-6697-3655

17:00~24:0


カテゴリー 鶴ヶ丘, 西田辺, バル, 居酒屋 |