地域

すし寛

飛田本通り商店街。。看板だけでは何屋か全くわからん怪しい店が立ち並ぶ。

その商店街に全く違和感無く溶け込んでいる「すし寛」。。かんむりやがいっぱいのときはこの店に来る。。この店がいっぱいのときはかんむりやに行く。。という使い方をしている。

夜は当然人通り全くなし。。その商店街の片隅にある西成ではNO1と評価する人も多い寿司店。商店街とうってかわって店の中はいつも超満員。寿司を握る職人さんは3人。。。

ネタケースを一目見ればピカピカの一番ネタばかり。。高級魚ばかりが並ぶ。

でも価格はとっても庶民的。ちょっと飲んで、ちょっと摘んで楽しむ普段使いのお店。まずはビールで乾杯して伊勢産「牡蠣の酢の物」を所望する。おなり大ぶりで新しくて美味しい。。いきなりノックアウト。。

続いて美味しそうに炊いたトコブシがあったのでいただく。。。綺麗に盛られて高級割烹の仕事。原価でトコブシひとつ150円以上するので今や高級食材となっている。。。これもかなり美味しい。

子持ち昆布もお正月なのでいただく。。身がびっしりとついた上質なものである。

河豚の白子がカウンターの私を見てボクを食べてくれと見つめてきたので醤油焼にする。。そのままヒレ酒を2杯いただく。。体がどんどん温まる。

焼き椎茸はかなり大ぶり。。椎茸のエキスが口の中でほとばしる。。ここで日本酒を所望する。

寿司をいくつか握ってもらうまずは超大ぶりの貝柱。。。大好物なのだ。。

甘エビもビックサイズ&超新鮮。。

あと数皿お寿司をいただいてお勘定は一人3500円也。。。相場の半額である。。驚愕。。。

そら繁盛するわ。。。この店を一言で表現すると高級店並の料理を大衆価格で、アットホームなサービスを受けることができる店。さすが創業58年。。

御馳走様でした。。

 大阪市西成区太子1-15-2
 06-6641-6654
 15:30~24:00
 月休


カテゴリー 動物園前, 寿司 |

かんむりや (新春初出し)

このブログも10年以上書き続けていて実は大好きなんだけどいろいろと事情があって掲載しなかった(出来なかった)店がたくさんある。流行りすぎて迷惑をかけたり店主の想いと異なる客層の客が来たりとか。。

そのほとんどの店が小規模で常連がお店を守っているような温かい、ビジネスとは縁遠い店で私もそんな店を止まり木としてよく利用させてもらう。

今回は特別に掲載の許可をいただいたので嘘偽りなくしっかりと書かせていただく。。

知る人ぞ知るその店の名は西成の山王の風呂屋の前にある 「かんむりや」

店の表はぱっと見たらタコ焼き、イカ焼。。。暖房効果高めるビニールシートの扉を開けるとカウンター数席と奥に小さなちゃぶ台。


店の中は、初めて入ったならジャイアント馬場の脳天から竹割りを受けたような衝撃を体感できる。いい意味で言えば昭和にタイムスリップ。悪く言えば・・・やめておこう。。

この店の中で店主のモミヤマさんが料理を作る。
年中無休のほとんど休日なしで毎日14時から23時まで働きまくる。。といってもあまり客は来ない。

ドリンクメニューはこんな感じ。ビールジョッキーにたっぷり入った焼酎の水割りは飲みごたえあり。生ビールは330円チューハイ300円、チューハイは種類が多くトマトやパインとかもある。マッコリ250円とかどういうわけか缶ビールやマッコリもある。。種類はかなり豊富。。

でもなかなか出てこないのが難儀。

食事のメニューはこんな感じ。。半端な値付けではない。。

ニラ玉180円はこんな感じ。。。ニラを切るのにまな板を使わないところがポイント。この店での私の大好物。

餃子120円は冷凍なんだけど結構焼き方にこだわられる。。ポン酢で食すと結構いける。

店の中はこんな感じ。。雑然としているんだけどよく見るとなかなか味がある。。お酒がまわるとそれも一つの風景に見える。。

店主モミさんは客の話にうんうんうなづきながら入ってくる。。そのたびに手が止まるので料理の提供は時間がかかる。基本割り箸は拾ってくると言っていた。。

バックヤードには傘がいっぱい並んでいた。。多分これも拾っているのであろう。。トイレは清潔しっかりと掃除されている。。

張り紙の「そめすけ焼きめし」150円を所望。。。冷ご飯をおもむろに真っ黒のフライパンに投入。卵をポンと入れて適当にかき混ぜて塩を入れてまたまた白ネギをまな板を使わずにカットして入れて出来上がり。多分このネーミングは林家そめすけ師匠と関係があるとは思うんだけど。

これが結構うまい。。。。モミさん適当に作っているようだけど料理の腕もいい。。。安いだけやあらへん。。。

テディーライスの正体はシャバシャバのカレーライス。。もちろんモミさんの手作り。。コクがあってあと口もいい。。ご飯がない時は米を研ぐところから始まるので最低30分は必要。。

客層はいろいろ。。芸人さんもくるし。。小さい店を大きな体と大きな声で仕切るおばはん。。。

ヒマな時はヒマなんだけど忙しい時はひっきりなしに客が来る。。。

ここ最近思い出したように何度も通っているが、連れていく友人は皆この店のワールドに仰天してしまう。。モミさんの人柄にはまるのであろう。。。常連客みんな中毒状態。。

そのほかの料理は「かけうどん100円」 「カレーライス300円」「天津飯300円」 「焼きそば300円」 「オムライス380円」「おでん1個50円」「イカ焼き150円」「ネギ玉焼き150円」など。

オイルサーデン150円は魚焼きで焼いてネギとレモンをトッピング。。熱々状態で山盛りのワイン200円と相性ドンピシャ。。

他のお客さんとの会話とモミさん(店主)のうなづき&つっこみで時間があっという間に過ぎてしまう。。なぜか旨い料理と酒も最高。。。

2日後にえべっさんお帰りにまたまた立ち寄ったが客不在。。モミさんと四方山話で約3時間。。
会計は1000円使えない。。

以前一緒に行ったシステム会社女性社長もとても気にいり週に数回この店でカウンターに入ってアルバイトしたいと言っていた。。モミさんと時給20円でどうかと交渉してました(笑)

いつかお世話になっている福岡の若手敏腕飲食コンサルの先生をご招待したいと思っている。こんな店をチェーン展開出来たらいいなと思う今日この頃。

大阪市西成区山王1-4-16
 06-6646-3558
 14:00~23:30
 無休


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 動物園前, 居酒屋 |

史上最強のタイヤキ 「花あずき」

表題は私の主観が入っているので「他の鯛焼き屋さんごめんなさい!」・・・と一応断ってからコメントします。。

堺東をずっと下って一条通沿いのスーパー玉出の横の道を入って3軒目とかなり分かりにくい立地なんだけど今や口コミで売れまくり状態。。この季節焼きたてを店の前でいただくと「生きててよかった」と実感する。それくらいうまい鯛焼きである。

この日も社員に土産と思い10個購入。。でも出来たてを車の中で3つ食べてしまい(もちろんお茶なしでぺろりと食す)数が足りなくなって女子社員にひんしゅく。。。

御主人がひとつひとつ丁寧に焼き上げるのだけど他の鯛焼き店とは焼き方が完全に異なる。(詳細は書かないが。。。食味が他店とは全く違う)

大きな羽がパリパリしてお腹の部分はとっても柔らか。。。炭酸せんべいのような口当たりの羽はとっても美味しく味の変化があってとても楽しい。餡は尻尾までびっしり入っている。

凛とした焼き姿はこの鯛焼きの上質感を表現している。。

店の奥には大きな釜があってそこで北海道産の大納言を直火で炊き上げている。。だから餡がふわふわでしっとりしてなんともいえない口当たり。。この餡の違いがわからなければかなりの味音痴。

小豆100円とカスタード120円の2種類あるんだけどこのカスタードも実に上品でいい甘さ。

聞くところによるとこのカスタードも手作り。。。バニラビーンズを使用とも聞く。。多分あんまり儲けはないであろうが低価格で最上質のお客にとって最高にお得な商品を作り提供する御主人の姿勢に正しい商人のあるべき姿を見る。。そのことを再認識させてくれるご主人に食しながらいつも感謝する。。

たいやきワッフルも新商品で並んでいた。。よく似た鯛焼き屋は数々あれど数あれど。。鯛焼きのみならず最上質の焼き菓子として私がもっとも愛するおやつである。

堺に寄ったら食すべし。。

*店主の奥さん初めて見た・・・べっぴんで愛想良くてびっくりしたわ・・・。。

堺市堺区一条通9-24

11:00~19:00

水曜休み

TEL:072-227-0808(電話予約お勧め)


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